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師走のマンハッタンと紀伊國屋NY店の変貌ぶり
2週間前、家族でニューヨークへ出かけた際に、紀伊國屋ニューヨーク店に行ってみた。「漫画の新作を仕入れたい」という帰省中の長男のリクエストで。
師走のマンハッタンはどこも混んでいて、店内も観光客やニューヨーカーでいっぱいだった。
紀伊國屋NY店は以前、別の場所にあった。「紀伊國屋ニューヨーク五番街店」が謳い文句だったが、実際には五番街から30mくらい入ったところだった😜
当時は、一歩入ればそこは日本の本屋さんだった。客の半分以上は日本人で、私もよく雑誌を立ち読みするため寄っていた。
英書は2階や1階角の別コーナーへ押しやられ「日本の本屋だ。オマエら外人もよかったら買えよ」と言わんばかりだった(ちょっとオーバー😅)。
今の場所6番街40丁目あたり、ブライアントパーク前に引っ越した2000年代以降は、店の雰囲気もガラリと変わり完全にアメリカの本屋さんなのだった。
1階は日本関連の洋書が並び、2階へ上がると漫画本やアニメグッズ、フィギュアなどが売っており、日本のコンビニみたいなイートインの喫茶コーナーがある。
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Tシャツ・フィギュアなどがいっぱい
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ここは「ジャパンアニメおたくの聖地」である。日本人もほとんどいない。長男のめざす漫画日本語版コーナーは片隅にちょっとだけ、という状態。
いやーほんとに日本のアニメはすごいなーと感動。90年代のニューヨーク店とは別世界だ😆
私が渡米してきた95年頃は、紀伊國屋も今は亡き旭屋書店も「在ニューヨーク日本人のための日本の書店」だったのだ。
それは今や「アニメの殿堂」として世界から客を集めている。現にこの日も気づいただけでロシア語、スペイン語、ドイツ語を話す客を見かけた。
アメリカ生まれ・育ちの息子たちによれば日本のアニメ好きのアメリカ人はかなり多いという。
「日本人の立ち読みの殿堂」だった紀伊國屋の変貌を見て感無量になった。