アメリカあるある「空白の一日」学校編
「江川事件」を思い出した方、ちょっと違う話でごめんなさい。
欧州のサッカーリーグと同じように、アメリカの学校は秋開講・春(初夏)閉講である。
広い国なのでエリアごとに事情は異なるが、概ね8月-5月か9月-6月になる。
東部ではほとんどの小中高が9-6月。息子の高校では今日金曜・翌週月火の3日間がファイナル試験となっている。
試験が終われば年度末の夏休みなのだが、試験最終日の翌日6/19と6/20は登校日。
6/20は卒業式だ。朝から昼までフットボールのメインスタジアムで開催される。
日本の学校のように在校生は出席する義務がない。兄姉がいる場合は両親と出席する。
一応登校日だが、在校生にとっては正式な夏休み初日となる。
これはまあわかるとして、問題は試験最終日と卒業式に挟まれた6/19日。
これはなんなんだ?
試験もない、授業もない、まさに「空白の一日」。
「何をするのか?」とせがれに問うたところ「何もすることがない。友人たちとしゃべったり、持ち帰る荷物を整理したり」なんだとか。
卒業生は翌日の式に向けてリハーサルがあるのでそれはいいとして、なぜ全校生が来る日に指定されているのだろうか?
単なる出席日数稼ぎに違いない。アメリカでは州ごとに「学校出席日数」が定められている。大体が185日前後だ。それさえ満たせば、9月や8月の何日から始め6月何日で終わろうが好きにしていい。
つまり卒業式前日はリハーサルをしなきゃいけないので登校日とし、在校生はめんどくさいので何でもいいよ登校日扱いで、というノリなのだ。
最初の子供のときはわからず登校させていた親も「空白の一日」を知って2年目からは(上の子で経験済みの場合下の子も初年度から)堂々と休む。
従って試験が終われば「はいおしまい。ハブ・ア・グッドサマー!」と正式に夏休みに突入する子供が半分くらいいる。
日本だったら「卒業式前日は登校日です。無断休校は許しませんよ」とお達しが出そうだが、そんなものはなく「暗黙の了解」でどうぞ、みたいな感じ🤗
そういうわけで今年はわが家も次男を連れて日本に帰ることにした。6/19の登校日に。堂々と😅
フラキ(フライング帰国)。フラキカズオ。
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