ここはアメリカ?スペイン語で普通に過ごせる街
妻の運転免許証の更新のため、某街の運転免許センター(Motor Vehicle Commission)へ行った。
長年通っていた近所のMVCが閉鎖になってしまい、ちょっとだけ遠くまで行かねばならなくなった。
ニュージャージー州では4年に一回免許証を更新する。州内の至る所にMVCはあるのだが、一番近いNewarkに私が行ったときとんでもなく手際が悪く時間がかかったので、次の長男からは別のMVCにしている。
そこはElizabethという街で、わが家からは車で25分ほど。わりと大きな街だが、ほとんど来たことがなく馴染みのない街だ。
長男を連れてきたときに「あれ?ここは何か見覚えがあるぞ」という景色に出会った。
あ!ここは10年に一度永住証明書を更新するのにくる場所じゃないか!近くを通り過ぎるまで気がつかなかった。
Elizabethは移民センターや州政府の事務所が多いところなのだ。なるほどそれでわりと大きめのMVCもここにあるのか。
ElizabethのMVCではどの窓口でもスペイン語が通じる。ここはヒスパニック系移民の多く住む街なのだ。ちょっと遠めに住んでいるヒスパニック系住民も、言葉の障害のないこのMVCまで来るに違いない。
街の大通りには「Feliz Navidad (Merry Christmas)」の垂れ幕が堂々と飾ってある。「スペイン語ですが何か?」という感じで清々しい😅
わが町のクリスマス🎄装飾はとっくに片付けてあるのに、ここは呑気なのだ。
移民の国なので「XX語対応しています」みたいな標識がある州事務所もあるが、ここはいきなりスペイン語でオッケー牧場なのだった。
このオフィスは手際も良く、妻の手続きはすぐに終わった。帰るとき上記の移民センターの前を通ったが、ここはまさに「アメリカの中の別世界」である。
全世界からの移民が就労ビザや定住ビザを求めてここへ来る。ロシア人もメキシコ人もルーマニア人もガーナ人も広島県人(オレオレ)もみーんなここに来る。
それはそれは圧巻なのだ。
余談だが、25年くらい前グリーンカード申請専用の医師に会うためニューヨーク市内某所を訪れた。そこで診察をしてもらわないと申請できないシステムだ。
そこがまた強烈&驚愕の世界。
「ベネズエラの野戦病院のロケハンをしなさい」とハリウッド映画プロデューサーが命令を出したとしたら、ここで一発オッケーな場所だった。
医師のおばさんも周りにいる患者(永住権申請者)も私以外全員スペイン語ネイティブ😅
そんな懐かしい昔話を妻としながら帰路についた。