偏見から学ぶこと
スーツ、地下鉄の中。
「就活なう」とか言っておこう。
まだまだインターンは終わらないけど、一つのプログラム "営業" が今日で終わった。
家にいる時、ちょいちょい訪れる営業マンが苦手だった。
昼間、外で遊んでると見かけるカタログやノートを持ってコツコツ音を立てて回ってるあの営業マン。
理由もなく、なんとなく倦厭していた。
ふと、窓に映った自分を見てみたら、その姿があった。
てことは、インターンに付き合ってくれて、今お仕事を教えてくれているこの人は私の見てきたあの営業マンなのか。
私はこの人が嫌なのか。いや、好きだ。
たった3日間しか一緒にいなかったけど、
たった3日間しか一緒にいない私を気にかけてくれたのだ。
インターン生なんて自社に来るかも分からない毛が生えたような子どもなのに仕事についてたくさん教えてくれた。
忙しいのにそんなそぶり見せずに。
朝早く出社して夜遅くまでオフィスで仕事してるの知ってるから眠いなんて言えなかった。
社会人はもしかしたらこれが当たり前なのかもしれないけど、なんだかシンプルに尊敬してしまった。
倦厭していた理由は多分挙げるとするなら、営業マンという人たちは自分たちの利益のためだけに仕事をしているように見えていたのかもしれない。
でも実際に自分がその立場になってみて、仕事をしてる人を間近に見てみると仕事内容や想いや大変さがたくさん見えてくる。
単純に無知だったのだ。
「実際に自分がその立場になってみたら〇〇が発見できた!」なんて言葉は感想文の定型とも言えるけど、定型になるほど多くの人が実感するのだろう。
立場にならないと、分からない。
でもそれって当たり前。当たり前だけど、倦厭する理由にはならない。
知ってくことは変わってくこと、新しい自分に出会うこと。
昔の価値観を変えること。
変える前の価値観を持ってる人を理解できるのは変えることができた人だけなのかもしれない。
変えた時、昔を忘れてはいけないんじゃないかと思う。
まだまだ続くインターン。
明日は何を知ろうかな。
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営業同行緊張したけど、今日洋食屋さんにて頼んだでっかいエビフライを、同じく洋食屋さんにてオムライスやステーキを頼む両隣に座る社員さんたちにシェアした。
「エビおっきいね」なんて言ってみんなで食べたあの瞬間は少し幸せだった。
お腹は苦しかったたけど笑
右隣の人は最初、食べな〜って言ってくれてお腹がいっぱいで寧ろ食べて欲しい旨を伝えた時は、喜んで食べてたな。優しい人だった笑