読書で心に響いた名言集(87日目)
心を整える 長谷部誠
『「目を見て」話せば、思いは伝わる』
自分が普段、選手としてミーティングを聞くときに監督の気持ちを伝える上で一番大切なのは、目を合わせる事だと感じていた。目を合わせない監督もいるが、それだと気持ちが伝わってこない。
だから、自分がミーティングで皆んなに伝える際は、いくらみんなの目線が突き刺さっても絶対に目をそらなさいようにしようと思っていた。
ミーティングが終わったあと、ある選手から声をかけられた。
「よくみんなの目を見てしゃべれるよな。当たられるかと思って、ずっと目をそらしてたよ!」と。
僕は「そらすやつには当てねぇーよ」とふざけながらも、目を見て話したことに気がつき、それを理解してくれるチームメイトの存在をありがたく感じた。
【所感】
人前で話す時は、どうしても視線が気になって目を見て話すことに躊躇してしまいます。
だから良く、用意していたスライドや資料を見ながら喋ったりします。
けれど、そうすると気持ちが伝わりづらくなり相手に想いが届きづらくなってしまいます。
私が良く参考にしている、メラビアンの法則というものがあります。
この法則は、人間は他人とコミュニケーションを取るとき、言語・聴覚・視覚の3つの情報から相手を判断していると仮定した、影響の割合です。
その中で、表情やジェスチャーである視覚情報が与える影響は55%です。
笑顔で話すのと無表情で話すのとでは、印象がまるで違います。
次に、話の内容、言葉の意味を指す言語情報が与える影響は7%です。
最後に話すスピードや声のトーンなどを指す聴覚情報が与える影響は38%になります。
これを見てみると、1番大きな影響を与えているのは、表情やジェスチャーなどの視覚情報です。
ということは、人の目を見て話す事というのは、相手に影響を与える上でとても重要な行為だということが分かります。
「勇気を持って恐怖に打ち勝ち、聞き手の視線から目を逸らさずに話す」
それが出来る様になると、人を惹きつけるプレゼンや講演が出来るきっかけを与えてくれるはずです。
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