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世界一周その2-1 世界遺産の宝庫、イベリア半島の美食の国スペインを食べ歩く バルセロナ・マドリッド編
One World 世界一周航空券を使った世界旅行第二弾です。南米から舞台をイベリア半島に移して旅は続きます。
はじめての方はこちらから
One World 世界一周券を30分で作成、ネットで購入して世界一周、周遊旅行計画を始動
https://note.com/txtxtx711/n/n9bc3fa39da8b
世界一周その1-日本からはるか離れた世界都市ブエノスアイレスと世界最大の絶景の滝イグアスに行く
https://note.com/txtxtx711/n/nde1cf0e7b189
ブエノスアイレスから次の渡航地はイベリア半島です。
スペインとポルトガルがありますが、美食の街と世界遺産の街を渡り歩きたいということで4日間しかなく、今回はスペインにしぼって周遊することにしました。
そして4日でどれだけ堪能出来るかを考えると、結局はバルセロナとアンダルシア地方になりました。
もう少し時間があれば、イビサ島などほかにも美食の街で行きたい場所はたくさんありましたが、今回初めて訪問する、ということだったので王道なところをまずは行くことにしました。
1.大西洋移動の旅
ブエノスアイレスからイベリア航空のマドリード行きIB6844便に乗って大西洋を移動します。
斬新なスペインレッドの背景にHolaというメッセージが迎えてくれます。これから深夜12時間かけての長旅です。
イベリア航空は随所にセンス溢れる感じなのが好印象です。
登場する機体はもう少し古い機材かと思いきやA350の最新鋭でした。機内エンタメはマドリード⇔成田線があるためか、日本語メニューもありました。
20時過ぎにブエノスアイレスの街を飛び立ちます。配下にはとてもキレイなブエノスアイレスの夜景を眺めることが出来ました。
夕食後調子に乗ってワインを飲んだらすぐに寝てしまいました。
気がつくとマドリードまであと2時間30分ほどの場所まで来ています。窓の外は朝です。簡単な朝食が出できました。
次第に広大なスペインの大地が見えてきました。
昨年リヨンに行くために、フランスに行きましたが、フランスとは違い乾燥した大地が広がる感じでしょうか。河岸段丘的な起伏はありますが、高低差も少なく台地の上と下にわかれて開拓されていて、密集した街部分と農地、という感じです。
日本の北海道の田園風景に少し似ていますかね。
それにしても南米、中でもブラジルとアルゼンチン両国とヨーロッパを結ぶ航空路線は想像以上に充実していてたくさんの飛行機が飛んでいます。(大西洋をまたいでいますが実のところ時差も3時間しかない)
距離は遠いですが結びつきはかなり強い。これは宗主国間はすべてに当てはまるなあと思いまして、この前に経由したオーストラリアとイギリス間の行き来も、同じくとても多いです。
かつての植民地と本国との繋がりは、21世紀の今日でも文化・民族的な繋がりとしてしっかり残っていて、地球儀やデジタル的なものだけをぼーっと見ていても案外わからないものです。
地球の距離感は、地政学的に言うと見えない距離の近さ遠さがあるのだなあと思いました。
2.アルゼンチン・ペソが両替できない
離陸する直前にあまったアルゼンチン・ペソをユーロに両替しようとしました。
ところが、ブエノスアイレスの空港に両替店が見当たらないことに気が付き「あれ、おかしいなあ」と思いつつも、ブエノスアイレス行きがある相手先の空港にはきっと両替店があるのだろうと思い飛行機に乗りました。
が、しかしこれが甘かった。
なんとアルゼンチン・ペソは通貨としての信頼性がないため、両替はできないのでです。あとから調べて分かったのですが、アルゼンチン国内では外貨への交換が規制されていました。だから両替店がなかったのです。
マドリード空港には、ユーロからアルゼンチン・ペソにすることはできるようでしたが「逆は無理」とお店の人にきっぱりと断られてしまいました。これはある意味すごいことで、一度アルゼンチン・ペソにすると、二度と他の通貨に変えられない。ゲームセンターのコイン状態になっていたのです。
だからこそ、アルゼンチンなどの通貨危機国では、交換が出来るビットコインなどの通貨が流行っている(正確にいうと単に、国際間の通貨の流動性のためだめに使われビットコインとしての価値とは違うところで利用される)のでした。
ということは、アルゼンチン・ペソを日本円に交換するためには、オリンピックなどで日本にやってくるアルゼンチン人に日本円に交換するときに使ってもらうしかないですね。
しかし考えてみれば変な話で、日本円に交換を提供する日本の両替商はアルゼンチン・ペソをもらってどうするのでしょうか?
一般には窓口がない誰かが交換に応じてくれるのでしょうね。アルゼンチン人が東京にして日本円を獲得するためには、いったん米ドルなどの通貨がないと多分交換できないのではないかと思えてきました。
しかしアルゼンチンってそんなに危険な感じはしなかったので、これは単にアメリカとの関係性の問題なのではと思います。
もともとアルゼンチンの金融危機は、アメリカの金融機関を経由して発行した債券などをアルゼンチン政府がデフォルト宣言して帳消しにしてしまったために起こった問題だったと思うのです。
すべての通貨の流通において、アメリスは圧倒的な権力をもっており、ビットコインはこうしたものへの挑戦的な側面もあるわけなのですよね。(まあだから米国がそうした国際通貨の権力の本拠地であるアメリカと同じ拠点にあるfacebookがやろうとするリブラがボコボコにされるわけですが)
3.巨大なマドリード・アドルフォ・スアレス空港空港
マドリード空港はターミナルが4つに別れているのですが、スペインのフラグシップキャリアであるイベリア航空、ならびに提携しているワンワールド系航空会社のターミナルは第4ターミナルに集約されています。
T4がイギリスを除くヨーロッパ国内のパスポートチェックがない国間・及びスペイン国内線で、T4sがパスポートチェックがある国をまたいだ路線向けで、ターミナル4も2つに別れていますが少しウロウロするとだいたい理解できます。
ちなみに、スペインのバルセロナを中心に、ヨーロッパに展開されている大手LCCブエリング航空はイベリア航空傘下のためか、同じく第4ターミナルに展開されており(LCCの便がイベリア航空のコードシェア便として設定されていたもする)、マドリード空港をトランジットの拠点にする場合はワンワールド系とブエリング航空を利用する場合とても便利です。
自分は、ブエノスアイレスからマドリードまではイベリア航空、そのままトランジットでブエリング航空でバルセロナ行きVLG1656便に乗ったので、自分は乗り換えはとても楽でした。(T4sに到着し入国後、シャトルでT4に移動しました)
ちなみにブエリング航空はexpediaなどでチケットを購入するとそのまま座席指定まで一気通貫して進められます。QRコードをスマホに保存すれば(例えばiphoneのwalletなど)チェックインは全く必要ありません。
マドリード⇔バルセロナ間は最初はスペインの新幹線(レンフェ)で移動しようかと思いましたが、いろいろと調べてみたところ飛行機で3500円ぐらいで移動できたので、飛行機にすることにしました。
日本からバルセロナに行く際直行便がないのでどこかの空港で乗り換えると思いますが、ワンワールト系で行くのがおすすめなのではと思いました。
さてさて、マドリード空港ですが、無駄に空港が広く、整然としているのでなかなか快適です。
ZARAの巨大なお店があるのがスペインっぽいのですが、その他にも空港内では生ハムと、ピンチョスのオシャレなお店がたくさんあり、空港内を歩くだけでもワクワクします。この点はシャルル・ド・ゴール空港やヒースロー空港よりも楽しいなあと思いました。
ただ食事ができるお店の値段がとにかく高い。
4.日本人だらけ、スペイン随一の観光都市バルセロナに
夕方の便でバルセロナに着きました。
空港からは地下鉄もありますが、市内のスパニッシュ広場まで直通シャトルバス(Aerobus)があり、クレジットカードでそのまま購入できるのでとても移動は楽。(往復で購入すると割引もあり)
AirBnBで旧市街地の宿に泊まったので、近くにあるバルセロナのメインストリート、ラブランス通りを歩いてみました。
通りの中心は、外国人がとても多くてスリっぽいリスクも特に感じせんてました。にしても、バルセロナはどういうわけか日本人がかなり多いなあというのが第一印象。
特に若い女子。
ブエノスアイレスは、最高気温が27度なので警戒していったのですが、バルセロナはマドリードよりもやや温暖で、11月末時点で17度ぐらいでそこまで面食らいませんでした。
しかしスペインはアルゼンチンと違いレストランがバラエティにとんでいて、とても楽しいです。カタロニア料理の子羊の煮込み料理がとにかく美味かったです。
このお店はイカ墨のパエリアが観光客向けに有名らしいのですが、1人でいったためパエリアは食べられず。でも代わりにオススメされたこの子羊の煮込み料理がおかしかった。ラブランス通りにほど近いレイアール広場の一角にあります。
観光客向けのシーフードのお店が市場にたくさんあって、価格は高いですが、メニューがわかりやすいのでついつい利用してしまいました。
にしてもスペイン料理ってどこもかしこも味が濃いですね。オリーブオイルにパセリをまぶして、ニンニクをそえて塩コショウでかけたような典型的のが典型的なB級グルメなんですかね。考えてみればアヒージョもそういう系だし、そういう系のメニューが多かったです。
逆にピリ辛系は思ったより少なかった。
味が濃い逆では、チョコレートを中心としたスイーツがマーケットでたくさん売られていたのも印象的でした。
海辺の街なので散策するととても楽しいです。いちいち絵になります。夏ではないのでビーチは人は少なめでした。
街並みはパリやロンドンともまた違いますね。スペインの国旗が映える古い街並みはかなりかっこいいです。
5.世界遺産、サクラダファミリア
さてさてバルセロナといえば世界遺産がたくさんある、ということで散策がとても楽しい街です。
でも世界一周旅行をはじめて一週間以上がたち突貫スケジュールだったため疲労がたまってしまい、サクラダファミリア周辺を散策する以外はあまりあちこちに出かけられずじまいでした。
とはいえバルセロナは、モバイルネット業界の世界最大の見本市、mobile world congressが毎年2月に開催される場所で、一番仕事で行く機会がありそうなヨーロッパの都市なので、今後の旅程のためにもしっかり休むことにしました。
サクラダファミリアは近くに行くととにかく圧倒されますが、なんだかんだバルセロナの景観にも溶け込んでいます。観光客の数がすごい。日本人もすごく多い。
外観より内観がかなりすごいです。まあ教会って、自分は中学と高校はカトリックの学校だったので各種式典は毎回教会でやっていたので見慣れた光景で、内観はそういうものかなあという印象でしたが、サクラダファミリアはモダンと伝統を融合したような内観だなあ、というのが感想でした。
チケットを事前にネットで購入しておいたので、タワーに登ることが出来ました。だいたい均質的な高さのバルセロナの景観を望めます。
海岸線が見えるのがキレイです。サクラダファミリアだけ高さが突出しているのがよくわかります。
ちなみに、タワーに登る前に手荷物を預けることを要求され、その場合ロッカーに預けるのですが、コイン式のためユーロ紙幣とクレジットカードだけしか持っていないと面食らいます。(地下のお土産屋さんで両替してくるように言われます)
キャッシュレス時代への過渡期の昨今、コインロッカーって意外と不便ですね。コインってなんじゃそれゃーと。
でもニーズがあって緊急性もあるので硬貨がないと困る。東京だと確かにsuicaで決済できますけど、地方の大部分のコインロッカーはコインですよね。
外国人にとっては少し不便そうですよね。
中国だと2018年の春にいったときですでに、地下鉄の駅にある大部分のコインロッカーはQRコード決済にほぼ変わっていたと思う。
まだ完成していません。
ツーリストがいる中で工事エリアに出稼ぎ労働者の人たちがいるのが印象的です。
それにしても、iphone11にしていったおかげで、世界遺産をはじめとする印象的な街並みや美味しい料理の写真をとてもきれいに大量に撮ることができました。
なかなか行けない旅行の前には、是非スマホを最新機種にすることをおすすめします。特に広角レンズがついているのがよいです。世界各地のツーリストは想像以上にたくさんの人たちが、高額の最新型のiphoneを持って旅行しています。
6.マドリードに移動、市内散策
バルセロナは奥が深そうで、長めに滞在したかったのですが、広く浅くということで2日ぐらいでマドリードに移動。
最初はマドリードもいろいろ散策しようとし計画したのですが、サッカーを見に行かないなら、バルセロナに比べてとにかく寒く、ただ建物が密集している感じで、街並みも特に刺激的な感じではなかったため、1日回っておしまいにすることにしました。
代わりにアンダルシア地方にいくことになりました。(それは次の回に)
マドリードのメインストリート。マドリードはどういうわけかアルゼンチン料理屋がたくさんありました。
もともと宗主国だったしつながりは深いのでしょう。アサード料理が食べたくなって思わず入ってしまいました。
王宮の目の前にあるオペラ座。アルゼンチンもそうですが、ヨーロッパ文化圏はこうしたコンサートホールと言うか、オペラを見られる「劇場」が街の中心にありますね。
6.美食の国スペインの首都にあるハイセンスなフードコート、サンミゲル市場で食べ歩き
このサンミゲル市場、ツーリスト向けっぽいのですが、もともとあった市場をリノベーションしてしてもおしゃれでハイセンスな雰囲気になっています。
ニューヨークにあるチェルシーマーケットににた雰囲気です。
お土産を買ったり、タパスやオイスターやスィーツの食べ歩きをしたり、バルで飲み歩きをしたりいろいろできます。
タルタルってスペインでも食べられますね。価格は高いですけど。
この市場、マドリードの寒さ対策のためか、周りがガラスで囲まれていて暖房が効いています。市場の周りにはホールレスが物乞いをしているのに、市場の中はツーリストたちが食べ歩きをしている何やら不思議な光景でした。
サンミゲル市場の近くに、スペインスィーツで有名なお菓子トゥロンのお店があったので世界一周旅行の留守をしている嫁向けのお土産として購入。
アジア系旅行客がたくさんきてました。空港にも売ってましたけど、お店で買うほうが雰囲気ありますね。真空パックに入っているものがあったので安心して購入できました。
7.そうだ、アンダルシア地方へ行こう
かなり長くなってしまったので、続きは次の旅行記に分割しました。マドリード散策はこれぐらいにして翌日から日帰りで出かけるアンダルシア旅行の準備のため早目に宿泊先に退散しました。
それにしてもマドリードの街の地下鉄は今まで様々な都市の地下鉄に乗りましたが、一番わかりにくかった。
同じスペインでもバルセロナとマドリードとでは案内の仕方が違うのです。毎回乗る方角を見違える始末でした。(バルセロナは海と山の方角を意識すればだいたい方角に迷うことはないのも大きかったかな)
追伸:その2、アンダルシア地方弾丸旅行記を書きました。
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