美食倶楽部ネットワーク
“世界一の美食の街”と言われるスペイン・サンセバスチャン。そこには、夜な夜な人々が集まる、会員制のシェアキッチン店舗が点在しています。一緒に料理をし、飲む、食べる。その名も、「美食倶楽部」。 「美食」と聞くと、どうもお金持ちのグルメ達による食べ歩きのイメージがあるかもしれませんが、「美しい・食」と捉えたらどうでしょうか。 これからの時代にあった、わたしたちの美食を考えたい。そうした考えから、日本版の美食倶楽部を全国に展開するプロジェクトがはじまりました。そしてこのnoteマガジンでは、食の世界で活躍する人たちのインタビュー記事をシリーズで紹介していきます。 あなたにとって、美食=「美しい食」とは——。みなさんも、一緒に考えてみませんか。
10拠点目となる美食倶楽部が、京都に誕生しました。 場所は京都のど真ん中の御池河原町。目の前にホテルオークラ、斜めに京都市役所を見据えながら、京都には珍しいガラス張りの姿が印象的なビル「QUESTION」by京都信用金庫の最上階です。 僕がバスクで惚れ込んだ、自ら食材を持ち込み、料理と食事を楽しめる会員制のコミュニティキッチン・美食倶楽部。「京都のまちに、もうひとつの台所を。」をかけ声に今日から限定100名の初期会員の募集が始まりました。 これまでも農家さんや食材への理
新型コロナの影響で、正式オープンの直前に活動休止を余儀なくされた美食倶楽部@高崎(群馬県)。いまだ感染収束の気配が見えない中でも、10月から利用と会員募集を再開する決断をしました。オンラインのコミュニケーションが広がる今、なぜリアルな場にこだわったのか。主催者の小池秀明さんにお話をうかがいました。 コロナで正式オープンが急遽延期にーーいよいよ正式オープンというタイミングで、コロナで出鼻を挫かれてしまいましたね… 昨年12月からトライアルで会員募集を始めて、いよいよ今年4月
9店舗目となる美食倶楽部が、北九州の小倉に誕生しました! 舞台は九州の玄関口小倉の「旦過(たんが)市場」。ノスタルジックな佇まいが印象的で多くのファンを抱える「まちの台所」です。 美食倶楽部@小倉を立ち上げたのは、旦過市場のすぐ裏にあるゲストハウスTanga Tableです。5年前に地元の若旦那たちを中心に「北九州をあじわう場所を」とオープン。以来、海外からの旅行者を中心に多くのゲストをもてなしてきました。 今回、新型コロナウィルスの影響で旅行者が激減する中で「地元の人
美食倶楽部が、グッドデザイン賞を受賞しました!関係者の皆さん、チームのみんな、ありがとうございます。 僕たちがデザインしているのはプロダクトでもサービスですらなく、一緒に食べものつくると豊かになるよっていうコンセプトだと思っています。今回はそれを「美味しい公民館」という形で表現して審査の申請を行いました。 また、もう一つの側面である「食文化に触れられる」という部分も表現しました。この場所で、農家さんや漁師さん、料理人や器の作家さんなど、様々な「つくり手」との新たなつながり
誰もいない食堂に通されて、挨拶もほぼ無いまま「ココ座れ」と指令がくだる。会話が始まり、最初に口を開いた途端ちょっと待てアレしろと言われて渡されたのは、頭に青いラインが入るあのフェイスマスクだった。「クニから来た人は怖いから、マスクは全然意味ないらしいから、つけろ。」 八丈島の顔。55年間伝説の民宿を続けてきたエイコバ(婆)との出会いは、はっきり言って最悪だった。 「こうこうの趣旨でこんなことをやりたくて…」連れてきてくれた方が説明を試みるが、大体発言が10秒を超えたあたり
厳しい雨で被害も多かった今年の梅雨ですが、ようやく夏の訪れを感じるようになってきました。2つの夏!なセッションをお届けします。既に3回目となりリピーター続々のRizoさん、そして今回 NEW!! オンラインキッチン初登場は、千歳烏山の老舗中華「広味坊」さんです。 絶対おいしい生ラタトゥイユRizoの盛田さんの3回目のセッションは、夏!なメニューを選定。パプリカ、ピーマン、ズッキーニ、ナス、トマト・・・。身体を冷やしてくれる夏野菜を、生のままたっぷりいただく知恵を詰め込んだ「
早いものでもう7月。夏到来を感じるセッションが2つ届きました。 まずは、フランスはニースで活躍する世界のケイスケマツシマさん。28歳の時にフランス・ニースで外国人として最年少でミシュランの星を獲得し、現在はプロデュースやメディアでの発信などに活躍の幅を広げている松嶋さん。(最近では監修されたローソンの「塩なしカレー」が話題になりました) 今回は「鶏むね肉のマルセイユ風煮込み / Poulet à la Marseillaise」を一緒につくります。啓介さんのいる南仏の風と
zoom飲み会と料理教室のがっちゃんこ企画「オンラインキッチン」。おかげさまで今月で20回のセッションを重ねることになった。 スタートは乾杯から。酔っ払いながら料理を一緒につくり、料理人のワザや思いに触れる2時間。世界中のすばらしい料理人の方々とご一緒できたこともあり、自画自賛だけど毎回マジで最っ高のセッションになっている。 ●カバー写真はこれまでの料理人の皆さん(実施順): 松嶋啓介さん[フランス・ニース]、田村浩二さん[Mr.Cheesecake]、鳥羽周作さん[si
6月に入って大きな潮目の変化を感じています。元の生活に戻ろうという強い流れと、それでも明らかにデジタルシフトした生活、両者が入り混じった過渡期のような気がします。 実施コストが極端に下がったからでしょう、オンラインイベントもすごい数で乱立するようになりました。今後どのようなコンテンツが支持を集めていくのでしょうか?僕らも模索しながら、考えながら、これからどうなるのか楽しみです。 そんな中で行う6月後半のオンラインキッチンのセッションをご紹介します。どれもカドがたっててスパ
zoomでお店の料理人さんと自宅のキッチンをつなげて、料理を習いつつ飲んで食べて。料理教室と飲み会をがっちゃんこしたような「オンラインキッチン」を始めて1ヶ月半がたちました。 緊急事態宣言ど真ん中から、ゴールデンウィークを経て、緊急事態宣言の解除へ。その間いろいろなお店とコラボさせていただき、のべ200名ほどの方々に参加いただきました。 当初よりこちらのnoteで学びやナレッジの共有は心がけていましたが、今回は料理人の方にお渡ししている進め方のマニュアルを公開したいと思い
緊急事態宣言も解除され、そろそろみなさん外食モードに入ってきている頃かもしれません。 オンラインキッチンは「お店との新しい関係」をコンセプトに掲げて、「オンラインでつながった後だから、オフラインでお店に行く価値がもっと高くなる。」そんな場をつくってきました。 オンラインorオフラインではなく、両者を行き来するようなライフスタイルにつながっていければと考えています。6月も最高のセッションが揃いました、チェックください! ※オンラインキッチンについては下記サイト(ざっくり)
こちらは連載になります。以前の記事は以下よりご覧ください。 おうちで作って楽しむ!シェフたちの公開レシピまとめ vol.1 おうちで作って楽しむ!シェフたちの公開レシピまとめ vol.2 おうちで作って楽しむ!シェフたちの公開レシピまとめ vol.3 家庭で過ごす時間が多くなり、料理をはじめる人、食材により拘る人、気になっていたお店の料理をテイクアウトで堪能する人など料理リテラシーは確実に上がっているのではないでしょうか。#オンラインキッチンに参加してシェフや参加者と料理す
絶好調(自画自賛)のオンラインキッチン。5月の最後も最高のセッションが揃いました! 今回はスペイン・バスク地方やベトナムのお店と、あなたの家のキッチンがつながります。両店ともかなりスペシャル!メインコピーとしている「世界中のお店の常連さんになろう」をまさに体現する嬉しい企画が実現しました。 ※オンラインキッチンについては下記サイト(ざっくり)およびnote(思いとか詳しく)をご覧ください。 あの名店の現役スーシェフとつくるバスク料理スペインバスクにある「アサドール・エチ
オンライン版の料理教室、と思いきや飲み会を「オンラインキッチン」と名付け、レッスンやイベントではなく「セッション」と呼んで、1ヶ月近くが経ちました。 試行錯誤を重ね、多くの素晴らしいお店/料理人の方々のお力をお借りして、これまで全回sold out!現場もかなり最高の盛り上がりを見せております。皆さんありがとうございます。(これまでの試行錯誤はnoteをご覧ください) これまでセッション情報を整理して告知できていませんでしたが、今後noteにもまとめていきたいと思います。
オンラインキッチンを始めて3週間が経ちました。多くの参加者、そしてお店の方々とご一緒できていて嬉しく、そして何より毎回のセッションが超絶楽しいです。ありがとうございます。 さて、これまでnoteで次のように書いてきました。 ①まずやってみて見えたコンセプトと価値 ②続ける中で設定したビジョンとプライシング仮説 ③検証カイゼン記録(セッション編) 今回のテーマは、④コミュニティです。 オンラインキッチンは「お店との新しい関係」をテーマにしています。料理教室ではなく、最初
いやあ……最高でした。 オンラインキッチンという新しい企画。初回の松嶋啓介さんで新しい扉が開き、続いてご一緒させて頂いたsio鳥羽周作さんとMr.Cheesecake田村浩二さん。それぞれの強烈な個性が、この企画は絶対にイケるという確信をくれ、今後の方向性を明確にしてくれました。 sio鳥羽さんのコール&レスポンス!以前の投稿でも書いた通り、僕はオンラインキッチンを料理教室にしてはいけないと強く考えていました。ただWEBに持ってくのではなく、新しい価値を生み出し、新しい関