先輩からのありがたい言葉
これが入隊式(民間でいう入社式)が終わった直後に先輩が放った第一声。
入隊する2週間くらい前から基地で生活するのですが、先輩はずっと優しくていつもニコニコ。
気持ち悪いくらい優しいけど入隊式が終わると豹変。
ここでインパクトを与えることが目的と言わんばかりに怒鳴り散らして机を叩いて椅子を蹴り飛ばします。見慣れない迷彩服で威圧感満点です。
「てめー」なんて言葉そうそう聞くことのないワードですが、1年間毎日聴くことを今の私たちは知りません。
ここで自衛隊のシステムを簡単にご紹介
高卒自衛官が進む道は3つ。
1つ目が自衛官候補生
2つ目が一般曹候補生
そしてもう3つ目が航空学生です。
僕は航空学生として縁もゆかりもない山口のど田舎にある基地にやってきています。
今回は入隊式直後の模様をお送りします。
一応フィクションってことにしときます笑
自習室に集められた私たちは迷彩服の先輩に取り囲まれてお説教?いじめ?憂さ晴らし?のような形で怒鳴られます。
「入隊式での態度」
「敬礼のやり方」
「風呂でのふるまい」
「部屋の汚れ」
などなどイチャモンレベルのことを大声で叱ります。
こんなに怒られたのは初めてだし、ボス的な人が関西弁なのでもはやドラマの世界みたいです。
たっぷり1時間有難いお話を聞いて私たちは解放されました。
しかしまだ夕方。
同期2人に対して先輩2人の4人部屋なので片時も休まらない日々が幕を開けるのでした。
チャンチャン。