1日16時間労働。
自衛隊の基地で起床ラッパが鳴るのが6時。
ランニングがあるから強制的に起床する羽目になる。
そして寝る前のラッパは22時。人数確認(点呼)があるから就寝時間もほぼ強制されているようなもの。
こうなってくると会社でいう勤務時間は16時間。
応募要項に書いてある生活なんて夢のまた夢で地獄の実働時間となる。
初任給は約18万円だったから、時給に換算すると…。
恐ろしいからやめておこう。
そんな生活を2年も続けると、だんだん感覚が麻痺してくる。
例えば平日は外出禁止で強制的に寮で過ごすことになるのだが、訓練で優秀な成績を残すと金曜の夜に外出することが許される。
時間にして17時から23時までの6時間。
門限に間に合わなくなったら平気で1ヶ月の外出禁止といった罰を科されるので実際はもっと短い。
それでもその時の私たちにとっては喉から手が出るほど欲しい特典であった。
基地の近くにあるお店で飲んだり、彼女に会いに行ったり、少ない時間をいかに有意義に使えるかを考えて過ごしていた。
こんな苦しい生活を送っている少年、少女が毎年いるのである。
やってる時はそんなにきついと感じなかったけど、改めて振り返ると壮絶ですね笑。
あ、スマホの使用可能時間は平日20分だったよ。