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みんなのちきゅうカタログ 1章「食べる」
本日は1章をご紹介する前に、そもそも「パーマカルチャーってなんだろう?」「この本ってどんな本なの?」のお話を少ししますね。
パーマカルチャーってなんだろう?
パーマカルチャーとは、パーマネント(永続性)と農業(アグリカルチャー)、そして文化(カルチャー)を組み合わせた言葉で、自然の生態系や循環システムを取り入れ、恒久的持続可能な社会をつくるためのデザイン体系のこと。
……むむむ、何やらむずかしそう。生態系?循環?持続可能?デザイン?
それをどう生活に取り入れると……?
でも「楽しく、遊びながら学ぶ 」 がモットーの『みんなのちきゅうカタログ』では、冒頭でこのように説明しています。
パーマカルチャーは、地球のうえでたのしく生きるためのくらしの工夫のこと。これは世界中の先住民、農家の人、動物や植物たちがやってきたことをまとめたものなんだ。
①地球を大事にすること。
②人を大事にすること(自分のこともね)
③みんなで分かちあうこと、与えあうこと。
そう。「パーマカルチャー」って実はとってもシンプル。
自然の恵みを生かして生きるために必要なものを自分たちで育てること。
そしてそのなかで生まれる人との関係性や文化を育くむこと。
自然を愛し、愛されること。
『みんなのちきゅうカタログ』が伝えたい5つのこと
本書は1本の大きな木のような本です。
ソーヤー冒険隊長が伝えたい「5つの哲学」が太い枝となって伸びています。
<ソーヤー冒険隊長がこの本で伝えたい5つのこと>
①自分らしく生きる Be your self
②必要なものは、身のまわりにある You have everything you need
③すべてはそうぞうしだい You can create whatever you want
④すべてはつながっている Inter - being
⑤たのしんで生きる! Just have fan!
そしてその枝のまわりに、これから紹介する8つのテーマの実がたわわに実っているのです。
<この本を構成する8つのテーマ>
①食べる ②つくる ③エッジであそぶ ④デザインする ⑤与えあう ⑥立ち止まる ⑦つづけていく ⑧生きる
8つのテーマをもとにソーヤー海さんからのお手紙のような「抽象性」を考える読みものページ、「方法や具体性」を紹介する図説ページ、チャレンジを応援する「実践的」なワークシートで構成されています。
それでは1章「食べる」をお楽しみください!
※データ化にあたりイラスト周りに白い点線が入ってしまうページがありますが、書籍自体にはございません。
食べる EDIBLE
「ようこそ、森と畑の教室へ」で紹介している東京都多摩市の愛和小学校では「エディブル・スクール・ヤード」という小学校で習う必須科目の一部を、校庭にある大きな菜園を教材として学ぶ活動が行われています。
例えば6年生が育てたジャガイモで光合成の観察をしながら、品種別に世界の国について知り、最後はキッチンでポテトチップス作り。コンポストやニワトリ小屋もあり、命の循環とすべての学びが繋がっていることを体感できる授業です。
体で覚えたことって、忘れないですよね。
この活動を全国に広げる「エディブル・スクールヤード・ジャパン」さんのHPはこちら↓
Facebookはこちら↓
さてさて、次回は2章「つくる」です。どうぞお楽しみに。
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=====【書誌情報】======
『みんなのちきゅうカタログ』
監修:ソーヤー海
絵:川村若菜
文:福岡梓
出版社:トゥーヴァージンズ
ISBN:978-4908406188
価格:2000円+税
発売日:2018年6月29日
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