
Snow Man『i DO ME』アルバム感想文 〜5周年のお祝いと感謝を添えて〜
Snow Man 3枚目のアルバム『i DO ME』、それを引っ提げたドームツアーのお留守番が決定し、悲しみに暮れながらアルバムを聴きまくり、せっかくなら感想noteでも書いてみようと思い立ったのが、2023年の初夏のこと。
時間をかけた分、i DO MEさんへの愛は大きく深まり、気が付けば2万字(自己最多!)に迫る超大作noteになってしまいました…💦
ユニット曲やボーナストラックについても書きたかったのですが、まとまりきらなかったのでそのうちTwitterとかでぽつぽつとつぶやくかと思われます。
ちなみに、ボーナストラックと聞いて一瞬でもボイスドラマを期待した方がいたら固い握手をしたい🤝
ボイスドラマの復活を、私はまだ諦めていません🔥(強い気持ち)(強い愛)
それでは!張り切って参りましょう!!
(ありえないほど長いのでお時間に余裕があるとき、もしくは休憩しながら読んでくださいね…!)
i DO ME
あいことば
「挑め」というタイトルのアルバムの一曲目に、こんなにもやさしくてあたたかい曲が来るなんて誰が思うでしょうか。
どんな変化球が来るんだろうと思ってたら、真っ直ぐど真ん中で意表を突かれた気分です。一曲目からこんなにもまっすぐな愛を投げかけられてしまっていいのかしら、と思いながらも、「挑戦」というアルバムのコンセプトに少し身構えてしまっていた私の頭と耳のこばわりを、この曲がほどいてくれた気がしました。
…と思ったところで、そういえば、ファーストアルバムの最後の曲のタイトルは『GRATITUDE』(=感謝)、これでもかというほど「ありがとう」と歌ってくれた人たちだったことを思い出しました。それを思えばそんなに驚くことでもない…のかも?笑
それに、『i DO ME』には「自分らしく」という意味も込められているのだから、そこまで身構える必要はなかったなと思いなおしました。
まずイントロが好きです。幕が開くその隙間から、だんだんとやさしい光が漏れてきて、空間を丸ごと包んでくれるようなイメージ。イントロがいい曲は名曲だと相場が決まっています。
からの、歌い出しが9人のユニゾンから始まるところもすごく好きです。Snow Manのユニゾンを聴くと涙が出る体質なので、これはもうドンピシャでした。全員の歌声でアルバムが始まるということにも、勝手ながら大きな意味を感じてしまいます。
ユニゾンが最高なのはもちろんのこと、やっぱり一人ひとりの歌声が本当に素敵です。
まずは我が推し 阿部亮平さん。「眠れぬ夜の恋の話」を阿部くんが歌うの大正解すぎませんか!?控えめに言っても120点、大袈裟に言えば7億点!!(アホの採点)
よく寝るでお馴染みの阿部くんが「眠れぬ夜」と歌うところになぜかキュンとしてしまいます。あと『オレンジkiss』のBメロでも思ったんだけど、「恋」という言葉と阿部くんってどうしてこんなにも相性がいいんだろう。かわいいからかな。
そこに続くのは、ふっかさん「慰め合えた涙の味」。前の阿部くんのフレーズとの韻の踏み方がさりげなくも心地よくて、2人の歌声がどこまでも優しくて、すーっと心に沁みてきます。
2番の出だしも、ふっかさん「伝えなくたってわかること」→阿部くん「伝えられるのって素敵なこと」と始まりますが、ここのあべふかリレーもたまらなく好きなんです…。
複数人で歌いつないでるのに一人で歌ってるみたいな流れ方で、その繋ぎ目がシームレスというか。歌う人が変わったのに流れは変わらない感じが、バトンパスがスムーズすぎて勢いそのままみたいな。なんなら加速しちゃうみたいな。まさに歌のリレーという感じがします。
同期だし、2人とも気遣いの人だから意識せずとも温度感が揃うのかなとか考え出すとまた尊くてですね…🙏🥲
それから、ラスサビ前の「いつもいつまでも」のしょっぴー、ファルセットがとっても綺麗。顔をくしゃくしゃにして力強く歌い上げるのも好きだけど、こういう丁寧で繊細な表現も素敵です。
歌の引き出しをどんどん増やしていくしょっぴー、かっこいい。
最後の最後はリーダー岩本くんのソロでしめるのも、なんとなくSnow Manらしさを感じてぐっときますね。歌声がほんとにやさしくて、最後の最後にまたぎゅっと涙腺を刺激されてしまう。MVだと優しい表情も見えてますますあたたかい気持ちになります。
そして、ひらがなタイトルなのも嬉しいポイントのひとつです。
カタカナ表記のタイトルからしか得られないときめきがあると常々思っているのですが(例ミッドナイト・トレンディ)、ひらがなタイトルにしかない魅力もまたあるんですよね。
Snow Manの曲のタイトルはアルファベット表記が多いから、その中にときどき現れるひらがなにはひときわ目を引かれます。私はいきものがかりのファンでもあるのですが、音楽番組などの出演者一覧で横文字表記のアーティスト名が並ぶ中にその名前を見つけるとテンションが上がります。そのときの高揚感と似たものがありますよね。(何の話?)
個人的な好みとしては、こういうみんなで歌えるようなやさしい(優しい/易しい)曲、"みんなの歌"みたいなの大好物なんだけど、正直Snow Manで聴けると思ってなくて、しかもアルバム1曲目!リード曲!もうなんか感無量です。
でもこれまでのSnow Manにはあまりなかったタイプの曲な気がするから、そういう意味では彼らにとってひとつの挑戦でもあったのかなとも思ったり。
前作アルバムの『This is LOVE』に続いて、彼らの楽曲の振り幅のひとつに、"王道J-POP" が本格的に加わったように感じて、勝手に嬉しくなっています。
(『This is LOVE』好きすぎて、聴くのも歌うのも楽しくてヒトカラで4回ぐらい歌ったことある)
Ready Go Round
歌詞に登場する人称が「あいつら」「お前ら」「俺ら」になってる男友達感が好きです。「僕」とか「君」よりもくだけた感じがして気心の知れた間柄なんだとわかるし、よりリアルというか等身大というか、スノーマンたちの素っぽいところも感じられてぐっときます。
それに、私自身にとっての「あいつら」的存在のことも思い起こされました。きっとこんな風に、聴く人の数だけそれぞれにとっての「あいつら」や「お前ら」がいるんだろうな。こういうの大好き〜!
この曲の中で刺さったのが、1番のBメロ「気の抜けたサイダーのように」という部分。
まずこの歌詞!こういう表現大好物です。炭酸が抜けてしまった元炭酸飲料の、刺激もなくただ甘ったるいだけの様子を「気の抜けた」って形容するの素晴らしすぎる!最初に言い出した人ほんとにすごい!天才!!
そしてこのフレーズが康二くんの歌声にとっても合ってる!めちゃくちゃ主観だし感覚的なんだけど、なんだか康二くんの歌声がすごくシュワシュワしてる気がして、しかも彼の鼻にかかる声から甘さも感じて、まさに気の抜けたサイダー。いや、微炭酸かも。
どちらにせよ、グラスに注がれたサイダーの炭酸の泡が上っていく様子が浮かぶし、康二くんの歌の後ろからシュワシュワ~という音まで聞こえてきそう。「気の抜けたサイダー」という言葉が康二くんの声に乗ることで、こちらは「気が抜ける前のサイダー」をイメージできるのです。歌詞と声とのマッチングが実に素晴らしい!
五感を刺激するのがいい歌詞だという話を聞いたことがありますが、まさにその通りですね。その歌詞をさらに輝かせる康二くんの声も本当に素敵。さすがみんなの万能調味料!
ここでの「気の抜けたサイダー」は、後ろに続く「ローテンションな今日」を修飾するために使われた表現です。この部分から、仲間たちと過ごしたあの頃は刺激的だった、それに比べて今は退屈だ、ということが読み取れます。炭酸の抜けた元サイダーそのものが描かれているわけではないけど、この歌詞と康二くんの歌声のおかげで、Bメロ全体が味わい深いものになっていると感じました。
(以前、Twitter(未だにXって言えない)でフォローしている方がふっかさんの歌声は清涼飲料水のようだと仰っていて、なるほどと思ったことがあったのですが、それでいうと康二くんの歌声は微炭酸だなと今勝手に思ったりしました。)
余談ですが、この派生(?)で冷たい飲み物を入れたグラスが結露する様子を「汗をかく」と言ったりするのも大好きです。「汗をかいたアイスティー」とか言われるともうキュンキュンしちゃう。(以下参照)
で、そんなBメロの次の行では「上向いて 世界中が色づき始める」と歌っています。
文句たらたらじゃなくて、それでも今頑張ろうって踏ん張ろうとするところがかっこいいです。
離れた場所で頑張ってる友達に語りかけるような、手紙を書いているような歌詞。主人公は彼らに負けないようにと背筋を伸ばし、同窓会の案内状は欠席の欄に丸をつけて出すんでしょうね(マッキー?)
あと、ライブだとトロッコに乗って外周回りながらサインボール投げながら歌ってほしい!
Super Deeper
イントロ、笛の音が響く中、スモークがゆらゆらと立ち込めるステージ。そこにゆっくりと現れる9人のシルエット。音が大きくなるにつれてその影もこちらへ近づいてきます。音がそのピークに達したとき、
「デッデッデッデッデン!」
その音に合わせてレーザーも、デッデッデッデッデン!!
↑の画が見えました。違ってたらごめんなさい。(そんなことより説明が下手すぎてごめんなさい)
イントロが何段階もあって、たっぷり焦らされる、だけど退屈しない。こういうの大好きだ!
歌が入る前という意味ではイントロだけど、それだけでこちとらテンションぶち上がってしまうので、もはやイントロ(導入)という表現はちがうかも?とか思ったりします。いやいや逆に、本編に入る前に完全に場を温めてくれるという点ではイントロとして完璧ともいえるのか。どっちでもいいや!とにかくこういうの大好き!!
音楽を聴くとき、どうしても歌詞について考えるのが癖みたいになってるのですが、この曲はあまり深く考えないで聴ける曲です。いい意味で!
頭をからっぽにして音楽に身を委ねて、聞こえてくる音をただ"音"として聴くというか、そこに意味を求めすぎないというか。
物語性やメッセージ性があって、あれこれと自由に解釈することのできる歌詞が好きだけど、歌詞はあんまり気にしないけどなんとなく体が動いちゃうみたいな曲もいいなぁと思います。
と、言ったそばから歌詞についてちょっとだけ話します笑
というか、なんとなくで聴いていたせいで起きたプチハプニング。
サビに「Do Da Do Da 戻ってくんな 純度100%のGood Vibes」という部分があるのですが、歌詞を見るまでずっと「純度100%のGood-bye」だと勘違いしてました。
純度100パーのサヨナラって…そ、そこまで言わなくても…どんだけ会いたくないの…と思いながら、言われた側の心情を想像してブルーな気持ちになっていたところ、歌詞を見てみたら……グッバイじゃなくてグッドバイブスやないか~い🥂✨(髭男爵)
間に入ってる「Wow oh oh」とか「Do Da Do Da」を抜いてみると「アガったまま 戻ってくんな 純度100%のGood Vibes」となっていることがわかり、誤解は解かれました。めでたしめでたし。
あとこれも歌詞を見て気付いたことであり、すの担総にやにや案件だと思うんですけど、Cメロでふっかさん「五臓六腑」って歌ってますね!!
Snow Man側さんの遊び心を感じて好きですよ。(にやにや)
POWEEEEER
タイトルを見てまず、きっと多くの人が同じことを思ったはず。
GReeeeNかよ!
そうじゃない?はいせーの、ヤー!!!💪
気を取り直して、イントロからザ・ダンス曲!
手拍子を煽られ、テンションも心拍数も上がっていきます。
さあ注目の歌い出しは、舘様!!キターーーー!!🙌
壁を蹴り破って来んばかりのパワーと勢いで、なんかわかんないけど嬉しくなってバンザイしちゃいました。ここで、スノマニの歌詞カードの『Super Sexy』のページが舘様だったことを思い出しました。あれも笑っちゃったなぁ(笑うとこじゃない)。
あのとき舘様がセクシーを背負ってて嬉しくなっちゃったのと同じように、ここで舘様にパワーを見せつけられたのもたまらなく嬉しくなりました。 (自分の語彙が乏しくて「嬉しくなった」と言ってしまってるけど、もっとこの気持ちを表現するに相応しい言葉があるはず。悔しい。)
「セクシー、ロイヤル、美しく」をモットーとして掲げている舘様ですが、こういうパワー全開(文字通り)の曲も似合ってしまう。歌声自体はしっとりしてて甘さたっぷりなんだけど、中の人の意志の強さや胸板の厚さ(?)がそう感じさせるんですかね…。本当に不思議な魅力をもったお方ですね。
話は変わりますが、私、ダンス曲の中に現れるメロディアスなパートが大好物でして…。
この曲の場合はBメロなんですけど、例に漏れずすごく好きです。Aメロからの流れが綺麗だし、メロディーに大きな動きはないけど、シンプルだからこそ歌声が映えているようにも感じます。
この曲はサビに当たる場所でガッツリとは歌わないので(ドロップ、と言うのかな?)、メロディー大好きマンとしては、歌いあげるような曲でなくてもメロディーに乗った歌を聴かせてくれるパートがあるのめちゃくちゃありがたいです🙏
そしてそして、振付はMr.岩本!コミカルな動きをカッコよくオシャレに見せる(魅せる)のが本当に上手。コミカルなのをコミカルに見せないってわけではなく、コミカルなままカッコよくしちゃうってところがすごい。
全員でファイティングポーズをとるところとか、サビのムキムキポーズとか、そこまではまあわかるとして(わからん)、途中で変なおじさん通りました?!何が起こったらそんな発想になるの?!仮に思いついたとしても、常人ではやめとこ…ってなるところを採用しちゃうところが岩本くんだなあと思うし、それが"ミスター"たる所以なんだろうな。メンバーも「いいじゃんいいじゃん!」ってノリノリなのが目に浮かびます。
この曲に限らず岩本くんの振付は、見たことあるようでない動きとか、そんなの振付に入れちゃっていいの?!みたいな動きが随所に入れられてて、ワクワクしたり、くすっと笑えたり、目ん玉飛び出そうになったり、本当に飽きない!
一回頭の中覗かせてほしいですよね。本気(マジ)で。
あと、別にそういうつもりじゃないだろうけど、ダンスブレイクでブレイクダンス、シャレが効いてて好きです。
slow…
このアルバムのコンセプトを知ったときに私が想定したのはこういう曲でした。私にとってはあまり馴染みのないもの。私の思う「Snow Manっぽい」には当てはまらないもの。
これが一曲目だったら、今とはすこしちがう気持ちでこの曲やこのアルバムに向き合うことになっていたかもしれません。良い悪いとかの話じゃなくてね!
『あいことば』で穏やかスノーマン、『Ready Go Round』で爽やかスノーマン、『Super Deeper』と『POWEEEEER』でダンシングスノーマン2連発。と、ここまでで私の知ってる大好きなスノーマンをたっぷりしっかり見せてくれた/聴かせてくれた後に、満を持して!スローマンの登場です!!
知ってる知ってる、Snow Manってそうだよね、って思ってたところに、こんなこともできるの?!みたいな。でもおかげさまで準備運動ばっちりだったので、変化球にもしっかり対応できました。
このように曲順が素晴らしくて、この曲にも没入することができたし、ここがアルバムのおもしろさだなと思います。
ダンスのダの字も知らないような素人ですが、前の曲が文字通りパワーで押すタイプのダンス曲なら、これはテクニックとか表現力で魅せるような感じかなと思いました。なんとなくね、わかんないけど。(めっちゃ保険かける)
Snow Manの歌声が好きってことはずっと思ってることだけど、やっぱりこの人たちの武器はダンスなんだなぁと再認識。
振付に関しては、大胆かつ丁寧に音をとったり見たことのないようなダイナミックな動きがある反面、日体大の集団行動みたいな隊形移動や「鏡の中」で整列しているような無機質な動きもある。ダンプラを観ると構成の奥行きや厚みもすごくて驚きました。
そういう動きの一つひとつが、9人もいることで迫力や冷たさが×9、いやそれ以上何倍にもなっているように感じます。大人数という強みがフルに活かされてる。振りをつける方も、フォーメーション無限につくれるから楽しいだろうな笑
サビ前の「slow, slow, slow it」で、テンポがゆっくり落ちていって、「down」でまた元のテンポに戻ると同時に踊り出すのも、めちゃくちゃカッコいいですね。
沈んでいく落ちていく感じがすごく良いです。自分は何者なのか、考えすぎて、迷って、よくわからなくなって、ハッと我に返るみたいで。
私はSnow Manのユニゾンが大好きなのですが、その好きなところは、9つの個性豊かな声がぴったりと重なって一つの塊のようになるところです。声の色や形や線の太さは違うのに、同じメロディーに乗るとぴったり重なってしまうのが好きです。
ですが、ラスサビの「Look in the mirror, slow, slow, slow it down」、歌詞カードでいうと後ろから3行目のこの部分のユニゾンが、今までとはちがう聴こえ方響きでした。
今まで感じていたような、一体感ドン!厚みドン!という印象よりかは、9つの異なる個性(アイデンティティ)がそれぞれの形を保ったままぶつかったり重なったりはみ出したりしているようなイメージです。パッと見(聴き)、歪で不安定だけど、それがこの曲においては魅力的に聴こえてきました。
ユニゾンはユニゾンでも、新しい表情が見られて嬉しくなりました。
タペストリー
曲を聴いていて、すべてにおいて綺麗な曲だなと思いながら、私の頭の中には花吹雪が舞う映像が浮かんでいました。和っぽい雰囲気とか、この曲が主題歌であり、めめが主演した映画『わたしの幸せな結婚』のイメージもあったからかもしれません。
でも、実際にはMVでもダンプラでも花吹雪は舞っていませんでした。その代わりと言っていいのかわかりませんが、振付の中で、花びらが舞ったり花が開いたりする様子を連想させる動きがところどころ見られました。腕を大きく広げたり、ターンしたり、構成がぶわっと開いたり(2B後、MVのサムネになってる場面)。
想像していたものはあながち間違っていなかった、かも?笑
Aメロ前、リズムを刻むような音がない中、手振りだけで踊るところ。
自転車のペダルを漕がずに余力で進んでるときみたいに、歌い出しのめめとしょっぴーの歌の余韻に引っ張られて動かされてるように見えます。こういうの大好き!
鳴ってる音全部拾ってくような振りも好きだけど、音鳴ってないのにめっちゃ動くみたいなのも好きなんですよね、鳴っていない音が聞こえてきそうな感じがワクワクします。
それに、そこでみんなの動きが止まった瞬間に景色が変わるように感じました。それまでは音数も少なくて振りも大きくゆったりとしていたのが、スイッチが入ったようにスピードが早くなって、音でも振付でもリズムを刻み始めて、Aメロに入っていく。
曲と振付のリンク具合がすごく綺麗。あっぱれ!
この振り、ラスサビ前にも入ってくるんですよね。物語序盤に出てきたサブキャラっぽい人が後半に再登場するみたいな激アツ展開!
鳴ってる音がちがうしそこまでの曲の流れもあるから、同じ動きでもAメロ前とは見え方がまた変わるのがおもしろいところです。
『Secret Touch』でも思ったんだけど、めめの歌声がちょっと電子音っぽく聞こえるところがあります。とくに頭サビの歌い出し、一瞬なんだけど。コーラスの声との重なりなのか、めめの息の使い方なのか、エフェクトがかかってるのか、わからないけど、とにかくなんだか不思議な響き方をしていて、耳に残りました。
二番目に歌い出すしょっぴーも同じところにコーラス入ってるのにそうは聞こえないから、きっとめめの声質によるものなんだろうな。
深くやわらかいぬくもりを感じる声なのに、どこか機械っぽさも感じるのがなんとも不思議です。あれかな、テクノカットだからかな(関係ない)
曲の構成、2番でサビに行かずに焦らすのもニクいですね。そしてこの間奏がすごくいい!!
ここ、MVやダンプラを観ればダンスパートだとわかるけど、音源を聴く限りではバックバンドの紹介コーナーみたいな感じで好きです。
「On keyboard 〇〇!On guitar □□!We are チームSnow Man!」で、歓声ワー!!みたいな(伝われ)。
実際Snow Manにはキーボーディストもギタリストもいないんだけど、バンドとSnow Manがバトルしてるみたいで、曲とダンスが引き立て合ってて、こんなにも美しくて綺麗な曲なのにアツいんですよ…!
いつか彼らが生バンドと一緒にライブをすることがあったらそんな場面を観てみたいという気持ちと、でもSnow Manは9人だけでステージを作るのがかっこいいからなあ…という気持ちの狭間で揺れています。
最後に、どうしても触れておきたかったこと。
MVでもダンプラでも阿部くん、靴下が見えてる(見せてる)のめちゃくちゃ良いです!ありがとうございます!
おしゃれは足元からと言いますが、あえて靴下を見せたり差し色にしたりするのはさすがに上級者すぎる!細身で丈の短いズボンと靴下を阿部くんにあててくれたスタイリストさん、ありがとうございます!!
Julietta
タイトルから、ロミオとジュリエットをイメージしていたせいか、切ない失恋どバラードだと予想していたのですが、ものすごい爽やか夏ソングが来てびっくりしちゃいました。
イントロからキラキラサウンドで夏全開!真っ青な空、白い雲、眩しそうに目を細めて空を見上げる主人公の姿が浮かびます。南の島のビーチというよりは、リゾート地のプールサイドのイメージかな。行ったことないけど!笑
ここまで書いておいてアレですが、歌詞をよく見てみると、実は「夏」というワードも、「太陽」や「海」のようなわかりやすく夏を連想させるような言葉も出てこないことに気付きました。風景の描写は「青空の下」「ファインダーの向こう」「水面が乱反射して」ぐらい。それなのに、こんなにも風景を鮮明にイメージできるってすごいことです。いくらサウンドがキラキラしているとはいえ、少ないキーワードとの組み合わせで想像を掻き立てられてしまいました。
(すこし話はずれるかもだけど、石川さゆりさんの『津軽海峡・冬景色』の歌詞には感情を表す言葉はなく、風景の描写だけで悲しみを表現しているという話を聞いたことがあります。もちろん石川さゆりさんの歌唱もありき。描かないことで余白を残し、聴き手に想像させる歌詞ってすごい。
一方で、具体的な描写やストレートな表現を重ねることで作り手の生み出す世界に聴き手を引き込むような歌詞もある。こういうのも好きです。歌詞の世界、いとおかし!歌詞だけに!)
石川さゆり 津軽海峡・冬景色 歌詞 - 歌ネット
キラキラサウンドとしょっぴーの爽やかフェイクからの、頭サビ。ラウールくんによる「3,2,1 Action」がいい味出してる!このおかげで、イントロで浮かんだあの景色に映画みたいなフィルターがかかって、一気にドラマチックになります。それ以降もサビがくるごとに監督がアクションをかけてシーンを切り替え、テイクを重ねていくみたい。
ラスサビではそれがないのも、「物語」(=フィクション)はここで終わり、ここからはノンフィクションのリアルの僕と君で恋をしようよ、みたいな?何を言ってるんでしょうか私は。(急に我に返る)
こんな風に、曲のオイシイところでラウールくんがセリフを言うの最高ですよね…。『D.D.』の「The time has come~」が最たる例です。その曲の世界観にぐっと引っ張っていってくれるようで、無条件にワクワクします。
どんな場所でも歩けばランウェイ、踊ればステージにしてしまうのがラウールくん/Raulだと思っているのですが、楽曲という数分間の世界においても、たった一言で景色を変えるパワーもあるようです。魔法使いなのかな?
テイクといえば、1番と2番のBメロ、同じところで「take」が重ねられていることに、私気づいてしまいました…。
1B「他愛ない Mis"take", yeah」
2B「奇跡みたいな "Take"-2」
どちらも3拍目に「take」が来てるんです!
ワザあり!狙ったのかな?偶然かな?どちらにせよほんとに奇跡みたいだしオシャレすぎて震えた……。
ジュリエッタ〜(ジュリエッタ〜)の掛け合いも楽しくて、なんだか既視感(既聴感?)。
そうだ、大好きな『My Sweet Girl』のサビ後の掛け合いを彷彿とさせるんだ!と思いました。音がキラキラしてる感じもなんとなく重なる部分がある。そりゃあ好きだわ!
大好きなMSG感想文はこちらです🌼
オレンジkiss
アルバムを聴いていて、シングル表題曲が流れてきたときの感覚が好きです。
懐かしい友達に久しぶりに会ったみたいな、出会ったときのこと(そのシングルが発売されたときのこと)とか、一緒に過ごした時間(よく聴いてた頃のこと)とか思い出してエモくなるみたいな。違うか。
そう、こちらお久しぶりの友達です。大好きなお友達!向こうは私のことどう思ってるかわからないけど、私はオレキスさんのこと大好きです(真剣)。
アルバムの流れの中で聴くとまたちがう聴こえ方がしますが、やっぱりいいよなぁほんとに好きですこの曲。
どこが好きかは以前投稿したnoteで語っています!よかったら〜🍊
クラクラ
はい出ました、カタカナタイトル!もうそれだけで好きな曲になることほぼ確定です(カタカナタイトル信者?)。
そしてこの素敵なタイトルを初めて見たとき、なんとなく、我が推し 阿部亮平さんっぽさを感じてもいました。『あいことば』のところで阿部くんと「恋」という言葉の相性について触れましたが、阿部くんってかわいいからそういうかわいいイメージのある言葉が似合う反面たまに息を呑むような艶やかな表情を見せてくれるときもあるじゃないですか。だから彼に「クラクラ」という言葉がすごく似合う気がしたのです。
と、思いながら聴いてみたらAメロ歌い出し阿部くんでひっくり返りました、心臓に悪い…。そして続いてのふっかさんの歌声でまたひっくり返りました。一周回って元の姿勢に戻ったのはいいけどまじで心臓に悪い…。阿部くんがわりと強めのハキハキとした発声なのに対して、続くふっかさんは少し力の抜けた声色。
なにこの緩急!?さっきの『あいことば』のあべふかリレーと全然ちがうんですけど!??(困惑)
この2人の歌声、人柄がそのまんま滲むように優しくて本当に大好きで、『あいことば』ではその優しさがストレートに活かされていたのが最高でした。
それに対して、この曲『クラクラ』においてはその"優しさ"が逆に色っぽく艶っぽく聴こえてドキッとしてしまいました。色気ムンムンだだ漏れみたいな生々しさじゃなくて、掴みどころのない大人の余裕を感じさせるというか。(適切な表現かわからないけど、)お色気系の曲の中で色気を過剰に演出しようとしていなくて、あくまでも普段通りでいる感じ(特にふっかさん)が逆に意味深さを醸してて、あやしくて、そこが魅惑的に感じるのかな。ふっかさんの歌って聴き手を緊張させないところが好きなんだけど、ここではなんだかすごくドキドキ、ドギマギさせられてしまっています。歌い出しで阿部くんとの緩急をつけてるのも翻弄されているみたいで……ってなんかキモい性癖暴露してるみたいで恥ずかしくなってきたのでこの話終わり!!!次いこう次!!!!
そしてここで、歌詞勘違いシリーズパート2です。
2サビ後の「もはや心地良い痛み So addicted…」。佐久間くんの歌声といい、歌詞といい、色気が爆発しておりますが、私はここを、「もう早くこっちおいで Be so addicted」だと思ってました。
この「Be」が「I am」になるのか「You are」になるのかでだいぶ話がちがってくるし「We are」かもしれないし、そのまんま命令形という可能性だってあるし……、と頭を抱えていました。
このインパクトが凄すぎて、正しい歌詞を認識してからも、ちゃんと歌詞を見ながら聴いても「もう早く…」にしか聞こえなくなってしまいました(重症)(作詞家さんごめんなさい)。
普段音楽聴いててもこういう聞き間違いがたまにあって、そういうときは、自分は逆に耳がいいとポジティブに捉えて、もはやこれはダブルミーニングだとこじつけ解釈するようにしています笑。
せっかくなので(?)、そんな私の聞き間違いコレクションの一部をご紹介します。
・Official髭男dism『ミックスナッツ』サビの最後
誤:「イカも食べていく」
絶対ちがうんだろうけどそうとしか聞こえなかった
正:「胃がもたれていく」
Official髭男dism ミックスナッツ歌詞 - 歌ネット
・NiziU 『Make you happy』サビ
誤:「 Ooh I just wanna make you happier more」
正:「happy あ〜もう!」←これは確実にダブルミーニングだと思ってる
NiziU Make you happy 歌詞 - 歌ネット
・ミセス『ケセラセラ』
誤:「スコップの矢が抜けない日でも」
たしかにスコップって弓矢みたいな形だもんなぁ(?)
正:「不幸の矢が抜けない日でも」
Mrs. GREEN APPLE ケセラセラ歌詞 - 歌ネット
一見ポップでかわいらしいタイトルに隠れて(隠れてない)大人な雰囲気が漂うこの曲。危険です。聴けば聴くほどハマってしまって危険です、でも聴いちゃう、ダメだこりゃ。
無邪気にカタカナタイトルにはしゃいでたあの頃にはもう戻れない…
気付けばなんだか物騒な表現が多くなってしまったけど、すごくいい曲!大好きな曲です!
心臓に悪いとは言ったけど、この曲でしか得られない栄養もまた確実にありますので安心して聴いてください!(※個人の感想です)
8月の青
こちらもタイトルがとっても素敵!(カタカナではないけど笑) 聴く前から名曲の予感!このアルバムでいちばん楽しみにしてました。
まずイントロ!好きです!優勝!!
予想外のバンドサウンドにまずびっくりして、最初に聴いたときは本当にSnow Manの曲かと耳を疑い、バグで別のアーティストの曲が流れちゃったのか?!と本気で思いました。
(さっきバンドがどうのこうの言ったけど、この曲のおかげでだいぶ現実味を帯びてきましたね)
曲名、イントロ、と最高が続いていたところで、歌い出し「36℃、記録的な夏」!
これまた最高に素晴らしい!!掴みが完璧!優勝!!(2度目の優勝)(おめでとう)
このワンフレーズだけでいろいろな妄想が膨らみました。
・この曲の舞台は、36℃が珍しかった頃なのかな。最高気温が35℃以上の日を「猛暑日」と言うようになったのは2007年〜(Wikipediaより)だそうなのでその辺り?
・このごろは毎年のように「記録的な猛暑」と言われている気がするから、今現在とも考えられる??
・猛暑日の基準となるのは35℃だけど「36℃」なのは意味があるのかな。
・気温だと思ってたけどもしかして体温の可能性もある…?
などなど……なんだこれ楽しいな。歌い始めてちょっとしか経ってないのにすでに楽しいな!短いフレーズでも解釈や妄想がいくらでもできちゃうような曲、こういうの大好きだ!
そして、Bメロで風が吹いてるの、皆さん気付きましたか…!?
1B「駆け抜ける等圧線超える風」、2B「見つめ合う瞬間に吹いた風」の後のコーラスが、「Fu‐↑」って言ってるんです…!吹いちゃってるんです、風が!オシャレすぎる!Fooo〜(風~)!!
歌詞の意味をとって振付するとかはあるけど、コーラスでそれやるとか天才かと思いました。
しかも1番と2番でたぶん音ちがう?(ちょっと自信ない)のも芸が細かい!たしかに同じ風なんてふたつとないもんな!!芸が細かい!!
作詞作曲の高木誠司さんがコーラスも担当したとのこと。コーラスアレンジも手がけてくださったのかな。ありがとうございます!最高です!!
この曲におけるテーマのひとつでありキーワードでもあると思われる「風」が、コーラスでも表現されているのがめちゃくちゃ粋だなぁと思いました。
さらに、風が吹いた後、1番と2番それぞれのサビ頭のしょっぴーと佐久間くんが天才です。
まずは1サビ頭、しょっぴーの「…快晴!」 が大正解!!
自転車で坂道を下っていくようなスピード感で、風に背中を押されてどこまでも駆け抜けていきそう。
メンカラ概念大好きマンだからすぐこういうこと言っちゃうのゆるしてほしいんだけど、『8月の青』という曲名を初めて見たときから、この曲のオイシイところはしょっぴーが持っていってくれたら嬉しいなと思っていました。
そしたら、サビで先陣切っていくし!「快晴」の「晴」の字に青も入ってるし!もう最高です!!
歌割決めた方、ありがとうございます。
そして2サビ頭、他の音ぜんぶ止んで佐久間くんの「…雷鳴!」だけが響くの、良すぎるッ…!!
「…雷」で稲妻がピカッ!と走って、「鳴!」でジャーン!ってまた音が戻ってくる。最高どころの騒ぎじゃなくて、ここ数年でいちばんテンション上がったといっても過言じゃない。本気(マジ)で。
ここ、まさに雷に打たれたように撃ち抜かれてしまった人がたくさんいるんじゃないかな。私もその一人です。そして、ここから生まれた佐久間担も絶対にいると思うんですよね。(桃から生まれた桃太郎みたいに)
君彼がきっかけで佐久間くんへ沼落ちした人は一定数いると思うのですが、これもそれに並ぶ沼落ち及び他担狩りの名所になる予感がしています。(紅葉狩りの名所みたいに)
歌割を決める人、スノーマンの声のこと理解しすぎてる(あたりまえ体操)
歌詞をざっと見てみて、学生目線なのかなと、またまた妄想してしまいます。テスト期間か、もしくは8月と言ってるくらいだから夏休みの補習期間とかかな。勉強ばっかりしてる期間ってそのことで頭がいっぱいになるから、歌詞にも数学の用語を散りばめてそれを表現してるのかな、なーんてね。
今まさに青春のど真ん中にいる人にとって、現在進行形の日々の最高のBGMやテーマソングになるんだろうなと思います。いつか今のことを振り返ったときにこの曲が頭の中を流れるの、羨ましいなぁ。
私が中学生のときにこの曲に出会ってたらプリクラのらくがきに「We are 青春の天才」ってペンででっかく書いちゃうもんね!!
ここまでのテンションの上がり様からお察しいただけたかもしれませんが、このアルバムにおける私的MVPは、間違いなくこの『8月の青』です。
言うなれば、i DO ME界の大谷翔平みたいなもんです。(?)(記録的な…って50-50のこと…?!)(もしや青ってドジャースブルーのこと…?!)
W
ドラマ『大病院占拠』『新空港占拠』の主題歌だったこの曲、いつもエンディングの緊迫した場面で流れていたからか、イントロが流れるとそのときのドキドキした感覚が蘇ります。
そして前の曲からの流れもめちゃくちゃ良い!ライブでも連続で来たらアガるだろうなぁ。
ダンスパート後の落ち着くところのコーラス、荒野に吹く乾いた風のようにも、都会のビル風のようにも感じられます。あ、また風吹いてる笑
どうやら私は風を感じるコーラスが好きなようです。ほかにも素敵な風コーラス(?)があったらぜひ教えてください!!
間奏ダンスパート。ここで踊ってください、と言わんばかりの展開!こういうの大好きだ!
『タペストリー』でも間奏のバトル感について書いたけど、この『W』の間奏もそれはそれはバチバチしてます。バンドサウンドということもあって、より激しく火花が散ってる感じ。もしかして両A面だからここ対応してるのかな?
このバトル感、ダンスも二手に分かれてバトル的な構成になるのかなと思ってたら、まさかの横一列から始まります…!
裏切られた!!序盤で命を奪われたと思われていた大病院の医師が本当は生きていて鬼の一員だったときみたいに!!大病院で情報分析官として活躍した警察官が新空港では獣の一員になっていたときみたいに!!!(ドラマの話をしています)
9人が二手に分かれてバトルするのではなく、彼らがその目線の先の相手と対峙するという構図にしびれました。
そしてSnow Manの横一列をここに持ってくるところに、わかってる〜!となりました(誰)。Snow Manの横イチはなんぼあってもいいんだけど、その迫力や魅力を最大限にみせるにはその使いどころって重要だと思うんですね。それをダンスパートに持ってきた!天才!最高!
それと、全員が同じ振りを踊ってるというのも良い。歌のユニゾンが好きなのはそうなんだけど、踊りのユニゾンも大好きです。
銃を撃つような振りも、ドラマの内容とリンクしててアツい。
そしてラスサビでもふたたび横一列。最後もパワーでぐいぐい押してくる感じがまた最高。
何度でも言いますが、私はSnow Manのユニゾンと横一列が大好きです。
最後、「W」の隊形なのも良いですね。やろうと思えば最初からこの隊形を作ることもできたのだろうけど、最後の最後までとっておきとして残しておいたのかな。完璧なタイトル回収、こちらもお見事!
「V」の隊形から変化していく様子もすごく滑らかで見ていて気持ちがいいですね。ダンプラは定点カメラしか勝たんと思っているけど、こればっかりはカメラが動いてくれてありがとう、上から映してくれてありがとうの気持ちです。
こちらから見たら「M」に見えるけど、スノーマン側からすれば「W」。
野球でも右バッターは自分から見て左側の打席に入るし、守備してる方からすればライトは左側でレフトは右側だし。そう、そういうことです(?)。
(センターを前列にするにはこの方が都合がいいからでは?というマジレスは胸にしまっておく)(センターっていうのは野球のポジションじゃなくて)(ややこしい)
そんな最高な振付を提供してくれたのはs**t kingzのkazukiさん!ありがとうございます!
kazukiさんがご自身のYouTubeチャンネルでこの振付を解説していて、「Snow Manは横一列にしたくなる」と仰っていました。すの担はSnow Manの横一列好きな人多いと思うのですが、振付師でありプロのダンサーから見ても、それは大きな魅力になってるんだなと思い、嬉しくなりました。
シッキンの振りを踊るSnow Manを見るのは、すの担になったころからの夢のひとつだったので、『オレンジkiss』のNOPPOさんに続き、今回も本当に嬉しい。これからもご縁がありますように。
それから、クレジットを見てびっくりしたんですが、作詞作曲は坂詰美紗子さん!
私、Da-iCEも好きなのですが、坂詰さんがDa‐iCEやボーカルのソロプロジェクトに楽曲提供してくださったことが何度かあり、そのお名前は存じ上げていました。それらの曲はあたたかいミドルバラードばかりで、『W』とはあまりにも毛色のちがう曲だったので驚いたというわけです。
また、調べてみたら坂詰さん、Crystal Kayの『恋におちたら』やクリスハートの『I LOVE YOU』も手掛けられていて、やはりバラードの名手という印象。どういう経緯でこの曲を制作することになったんだろう…
こうやって、推しと推しが繋がることがあるからクレジットを見るのも楽しい。そういえば、そもそもすの沼に入るきっかけもシロセさん(Da-iCEの盟友)だったなぁ。
ご参考までに、そしてDa-iCEの布教も兼ねて(?)、坂詰さんが提供してくださった曲を置いておきます。『一生のお願い』という曲です。
曲も振付もDa-iCE史上最高にかわいいのでダンプラ貼っちゃうぜ!
(作詞:パフォーマー岩岡徹・ボーカル花村想太 作曲:花村想太・坂詰美紗子 振付:NOPPO (s**t kingz) (敬称略))
僕という名のドラマ
アルバムの最後を重ためのバラードで締めるのはお決まりだけど、一作目とも二作目とも少しちがうなという印象を受けました。
これまでのアルバムの最後の曲『GRATITUDE』と『ボクとキミと』は、ファンへ向けてのメッセージを、目の前で、手を取って、まっすぐに目を見て語りかけるように歌ってくれているイメージでした。
ですがこの曲からは、Snow Manの覚悟や決意、それとすこしの不安も感じます。強い意志を静かに歌う彼らの背中を、すこし遠くから見ているような、目はあってなくて表情も見えないけど、心は通じてるような。そんな感じがします。
いつも前向きでハッピーなSnow Manは、悩んだり立ち止まったりすることがあったとしても、その姿を見せることはない人たちなんだと思います。苦境に立たされても踏ん張って、ファンの前に立つときにはいつもキラキラした姿を見せてくれる。そういう強いところも好きなんだけど、どこかで力を抜いて気を緩めて弱くいられる場がありますようにと、余計なお世話とわかっていても、願ってしまいます。
だから、曲の中ではあるけど、すこし後ろ向きで弱気な姿を見せてくれたことが、こちらを信頼してくれているように感じて、嬉しいと思ってしまいました。
曲が彼らにとってそういう場のひとつであるなら、弱音を吐いても、多少カッコ悪くても、まるごと受け止めて抱きしめたい所存です。ドンと来い!
しかし!後ろ向きなままでは終わらないのがSnow Man!
「手探りの情熱に浮かされて 何度でも立ち上がろう」
「演じてみせるさ 主人公なりに」
「乗り越えたその先で 自分を讃えよう」
自分の人生の主人公は自分なんだから、自分の力で乗り越えていくしかない、乗り越えてやるんだ、と覚悟を決めた姿に、か、かっこいい…!!となりました。こんなのずっとついていくしかないじゃん…!
そして、ずっと「僕」の目線で書かれていた歌詞に、Cメロで初めて、「君」という登場人物が出てきます。
「共に迷った 君をふと思い出す」
自分の人生の主人公は自分であると自覚し覚悟を決めた「僕」が、それでも不安になるときに思い出すのが「君」のことなんでしょうね。
「大丈夫 何ひとつ間違ってなんかないよ」は、君がかけてくれた言葉を思い出しているとも、自分自身に言い聞かせているとも、君に対して自分は大丈夫だから心配しないでと伝えているとも、とれます。もしかしたらそのすべてかもしれません。
私も一ファンとして、この「君」のような存在であれたらいいなと思います。彼らをそっと支えられるような自分でありたい。
Snow Manの歌声の多様さについては今までも度々触れてきたけど、やっぱり魅力なんですよね。そんな多様な9人それぞれの歌声をじっくりと聴けるのがあまりにも贅沢。
バトンを渡すように一人ずつ歌い繋いできたあとに、最後はユニゾンで締めるのはね、ずるいですよ。泣いちゃう。
ソロのときはどこか不安げで心細さがあったのが、9人の声が重なると力強さがぐんと増して、これこそ私の大好きなSnow Manだなあと思うのです。みんな揃ったときがいちばん強い。
そして最後の歌詞、「それが答えだ」を、ふっかさんと岩本くんがそれぞれ歌うところ、ここもSnow Manらしくてとても好きです。
グループを先頭に立って引っ張るリーダー岩本くんと、後ろから支えて押し上げるふっかさん。そんな二人が、噛み締めるみたいに、自分に言い聞かせるみたいに、みんなと確かめ合うみたいに、丁寧に歌うのが本当に素敵。
そして岩本くんが最後の一言を歌い終えたとき、それまで向こうを向いていた9人がこちらに振り返ってまた手を差し伸べてくれたように感じました。そこでようやくみんなの顔が見えてほっとするのです。
おしまい
総評のようなもの?
まずは、ここまでお読みいただきありがとうございました!お疲れさまでした!ほんとに!!🍵
『i DO ME』いい曲ばっかりですね!!いい曲しかない!!
王道アイドルな『Ready Go Round』『Julietta』、ダンスで魅せる『POWEEEEER』『slow…』、新境地を開いた『8月の青』、ファンを泣かせる『あいことば』『僕という名のドラマ』。(私個人の独断と偏見による分類なので異論・反論・賛同大歓迎です!)
曲調もコンセプトもさまざまで、Snow Manのいろいろな顔が見られて、聴いていてとても楽しいアルバムでした。
Snow Manの曲についてnoteを書くと毎回言ってる気がしますが、やっぱり私は彼らの歌声が大好きです。
新曲出たら必ずチェックするとか、頻繁にライブに行くとか、そういうアーティストのボーカルはだいたい一人か二人なので、歌割がどうとか、歌詞と歌い手の親和性についてとか、深く考えることって、今まで(すの担になるまで)ほとんどありませんでした。
でもSnow Manには個性豊かなボーカルが9人もいるから、歌割も組み合わせも声の重なりも無限の可能性があって、それだけでわくわくする。それに、Snow Manを好きになってから、歌い手の声はもちろん、その人自身のイメージやキャラクターなどと歌詞の親和性について考えることも増えました。
それによって、Snow Man以外でもそのアーティストが「何を歌うか」に加えて、「誰が歌うか」も、音楽を聴くうえで気にするポイントになりました。1番と2番で歌詞が同じでも歌う人がちがえば感じるものも変わる、みたいな!
音楽の楽しみ方が広がってうれしい楽しい大好きです☺️
そんなSnow Manがついにソロ曲を出した!9人それぞれ1曲ずつ、なんて贅沢…まさに究極の9曲!(いつかこれを言いたくてずっとあたためてた)
ベストアルバムをまだ手元にお迎えできておらず、情報もうっすらとしか把握できていないけど、それでも9者9様の個性が爆発していることは確かです。早く聴きたい!
デビュー5周年に寄せて
Snow Manのことを本格的に好きになってから、4年が経ちました。
この4年間で、雪だるまのモチーフを見かけるとテンションが上がるようになったし、いつの間にか身の回りが推しのメンバーカラーに染まっていたし、自分には縁遠いと思っていたアクスタやうちわが今や宝物だし…。何でもないような日々の中にも楽しいことがたくさん増えました。このnoteを始めるきっかけをくれたのもSnow Manです。
私の毎日を彩ってくれてありがとう!おかげさまでとっても楽しいです!
Snow Manの中でも阿部くんの存在は私にとってすこし特別ではありますが、根っこのところで私は箱推しです。Snow Manの中にいる阿部くんが好きだし、阿部くんのいるSnow Manが好きです。「阿部くん」のところをほかの8人のメンバーに替えても同じことを胸を張って言えます。
Snow Manという"箱"は中身がギッチギチに詰まってて外装もカラフル、だけどやわらかくて、あたたかくて、丸っこい形をしているイメージです。そんな"箱"をまるごと推しているし、その中の9人それぞれのことも本当に大好きなんですよね。
最初は9人なんて多すぎる…と思っていたのに、今では9人じゃなきゃだめだ!と思っています。そんな魅力的な人たちに出会えて本当に幸せ。
あらためて、Snow Man デビュー5周年おめでとう!!!!!!!!!
岩本くん、ふっかさん、ラウールくん、しょっぴー、康二くん、阿部くん、めめ、舘様、佐久間くん。9人の幸せと健康と活躍を心から祈っています。
大好き!!!!!!!!!!
☃️💛💜🤍💙🧡💚🖤❤️🩷❄️