見出し画像

【最新情報】バイエルン州における新たな制限措置(病院信号システムの導入及びFFP2マスクの着用義務撤廃)

こんにちは!!ドイツ在住のTさんです。

昨日、在ミュンヘン日本国総領事館よりバイエルン州における新たな制限措置についての最新情報を頂きましたので、こちらでもご紹介したいと思います。

これからバイエルン州に行かれる方や既にバイエルン州にお住まいで、この情報をまだご存じでない方の参考にしていただければと思います。

以下がメールの内容になります。

8月31日、バイエルン州政府は、9月2日から適用される新たな制限措置を発表しました。概要は以下のとおりであり、詳細を定めた州令の概要は、追って、当館ホームページ「新型コロナウイルス関連情報」に掲載します。
1 7日間指数の撤廃
過去7日間の人口10万人あたりの新規感染者数(以下「7日間指数」)は撤廃され、これまで7日間指数に基づきとられてきた規則も撤廃される。今後「7日間指数」は、35を超える場合に3Gルールを適用する点においてのみ考慮される(以下3参照)。
2 病院信号システムの導入
「7日間指数」に代わり、新たな「病院信号システム」が医療体制への負荷の指針として用いられる。
(1)黄信号
バイエルン州全体において過去7日間に1200人以上が入院する場合(10万人あたり9.13に相当)、「黄信号」となる。「黄信号」となった場合、州政府は、例えば以下のような措置を決定する。
ア マスクの使用基準のFFP2マスクへの厳格化
イ 接触制限
ウ PCR検査証明の提示(学校を除く)
エ 公的及び私的行事における人数制限
(2)赤信号
バイエルン州全体において過去7日間に600人以上が新型コロナウイルスにより集中治療室を使用する場合、「赤信号」となる。「赤信号」となった場合、州政府は、「黄信号」で適用される規則のほか、医療体制の差し迫った逼迫を阻止するため、遅滞なくさらなる措置をとる。
3 「7日間指数」が35を超える場合の屋内での3Gルール適用
(1)郡又は市において「7日間指数」が35を超える場合、屋内において3Gルールが適用される。屋内には、ワクチン接種者(Geimpfte)、快復者(Genesene)、検査実施者(Getestete)のみが入ることが可能である。
(2)「屋内」は、公的及び私的施設、行事、スポーツ施設、スポーツジム、文化施設一般、劇場、映画館、博物館、追悼施設、飲食店、宿泊施設、高等教育機関、病院、図書館、公文書館、学校以外の教育施設、余暇施設(プール、温泉、サウナ、ケーブルカー、遊覧船、ゲームセンター、観光バス)等が該当する。
(3)未就学児には例外が適用される。就学児は学校において定期的に検査を受けることから、検査実施者と見なされる。
(4)老人・介護施設、見本市、1000人以上の大規模行事には、屋内及び屋外における3Gルールが適用される。
4 FFP2マスクの着用義務撤廃
FFP2マスクの着用義務は撤廃され、医療用マスク(OP-Maske)が標準となり、今後以下のとおりの規則となる。
(1)屋外ではマスク着用義務が撤廃される。1000人以上のイベント会場の入口やロビーを除く。
(2)屋内では基本的にマスク着用が義務づけられる。私的空間、および飲食店において着席または世帯以外の人間と1.5mの社会的距離が維持できる立食席の場合を除く。
(3)公共交通機関ではマスク着用が義務づけられる。
5 一般的な接触制限は撤廃される。
6 公的・私的行事における人数制限は廃止される。スポーツ、文化、大型会議等については、5000人までは100%、5000人以上では余剰部分については50%の収容人数、25000人が上限であり、この枠組内であれば制限はなく、立ち見席も可能。社会的距離が維持できない場合にはマスク着用義務。
7 学校における至上目標は対面授業である。新学期が開始される9月14日以降、新規規則がない限り7日間指数によるマスク着用義務が維持され、4年生以下は布マスクを着用し、教員および5年生以上は医療用マスクの着用義務がある。小学校および養護学校においては準備ができ次第、週2回のPCR検査が実施される。その他の学校では週3度の迅速テストが実施される。
8 保育施設における週2回のテストは、2021年末まで維持される。
9 高等教育機関においては、1.5mの社会的距離が維持できない場合、3Gルールとマスク着用義務が適用される。陰性テストは学生証の提示により無料となる。
10 宿泊施設においては、到着時および72時間毎の陰性証明提示以外に3Gルールが適用される。

以下は関連リンクになります。

https://www.bayern.de/wp-content/uploads/2021/08/210831-Ministerrat.pdf


ということで、今回はバイエルン州での新たな制限措置の最新情報をお伝えしました。

大きな点としては、10万人当たりの感染者数での設定を撤廃して35人を基準に3Gルールを適用することや、病院信号システムの導入ですね。

基本的に3G(要するにワクチン接種済みの方、一度感染して快復した方、簡易テストで陰性を証明できる方)に該当する方は大きな生活の変化はないようです。

ただ病院信号システムで黄色や赤になった場合にFFP2マスクを使わないといけないようになるなど、普段FFP2マスクを使っていない方は準備が必要かなと思っています。

(我が家も基本的にOPマスクを使っていて、FFP2マスクはあまり持っていません)

もちろん今回の制限措置の変更はバイエルン州のみなので、バイエルン州以外の方は今まで通りになりますが、本日よりこの措置は適用されておりますので、これからバイエルン州に行かれる予定の方はご注意ください。

以上、参考になれば幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?