【マッチレビュー】23-24プレミアリーグ第12節 Liverpool vs Brentford
ざっくりと試合まとめ
⚪︎リーグ戦3連勝と好調の難敵ブレントフォードに対してリヴァプールは3-0の完勝。
⚪︎大エースサラー、アンフィールドでは無双状態。サラッと2ゴール。
⚪︎遠藤航、プレミアリーグでは初めての先発フル出場。
今日の遠藤さん
ブレントフォード戦の遠藤は少し高い位置でボールを受けようとすると冷静さを欠いてファーストタッチがおぼつかずにボールロストするシーンやついていくべき相手に先に走られているのについていかなかったりとよろしくない部分が際立ってしまった印象。批判が多いのも理解できる内容だったかなと感じました。
ただ、その中でも攻守の切り替えの速度やマーカーに対して潰しにいく速度は他の選手以上に良かったと思います(潰しにいったプレーがファウルばかりだったのは残念)。
遠藤のプレーは代表戦では素晴らしいものを見せているので、やはり自信やプレミアリーグでの経験値が足りないような気がしています。ELや国内カップ戦ではそれなりに戦えているところを見ても遠藤にとってはプレミアリーグの強度は未知なものなんだろうなと思います。
いくらスクランブル的に安価で獲得したとはいえ本来の才能を見られずに終わるのはもったいないでしょう?マック・アリスターでもファビーニョでもない遠藤なりのアンカー像を示してくれるはずですからクロップさん頼みます!
ロマン溢れるストライカー
前節は決定機を逃しまくったヌニェスでしたが、今節はオフサイドでゴールは認められなかったとはいえ2度ネットを揺らしました。幻の2点目では密集地帯でオーバーヘッドを選択する思い切りの良さと抜群の身体能力から生み出されたヌニェスらしさが存分に詰まったシュートだったなと思います。簡単な局面でも決めてくれよ!とは思いますが、難しい局面で決めてチームを救うことができるのが彼の良さで愛すべきところだなと感じます。
結局のところゴールはなかったのですが、サラーの1点目をアシスト。リンクマンとして器用なプレーをこなす姿も最近は増えているので、これからも色々なものを吸収して成長し続けていくことを期待したいですね。
最強の盾
この試合はエンベウモとウィッサのスピードやイェンセンの両足での高精度フィード等、ブレントフォードの攻撃が脅威に感じる部分が多かった中でクリーンシートを達成。背景としてはGKとCBコンビの3人の活躍が非常に大きかったと思います。
アリソンに関しては活躍なんてものはもはや当たり前。神と崇められるくらいの存在感を毎度見せてくれているので、今回も妥当な出来と言えるかもしれません。
マティプは退場しないかだけヒヤヒヤして見ていましたが(あれでイエロー出すポール・ティアニーなんなん?そもそもノーファウルやろって思いました)、杞憂でしたね。激しさもありつつクリーンな素晴らしい守備を見せてくれました。
そして1番はなんといってもダイク。一瞬裏をとられてもきづけばジワジワと身体を寄せて完封する守備にWGへのロングフィードとかつてのバケモノじみたダイクが帰ってきたようで本当に最高でした。個人的には彼がMOTMです!