あの動画が驚異の1200万回再生⁉文字で絵を描くというユニークな世界観を持つ「イトウノラクガキ」さんにインタビュー!
今回はイトウノラクガキさんにお話を伺いました。文字で絵を描くという、独特の世界観を持つ「イトウノラクガキ」さん。そのイラストの制作秘話や投稿についてお話を伺いました。
初めはペットの動画から。たまたま投稿した絵がまさかのバズり!
・簡単に自己紹介をお願いします。
イトウノラクガキです。名前の由来は、元々名字が「いとう」なので、そこから来ています。「ラクガキ」は、TikTokというのは短い動画を上げるところだと思うのですが、そういう場でガチガチの絵の作品を上げるのではなく、落書き程度のものを持っていこうかな、というところから「ラクガキ」とつけました。
・TikTokを始めたきっかけについて教えてください。
イトウノラクガキの前に、TikTokのアカウントを一つやっていて、その時はペットの動画を上げていました。そこに絵の投稿をしたらそちらがバズってしまいまして。それで絵だけのアカウントの「イトウノラクガキ」を作ることにしました。
文字を使って絵を描く―独特な世界観
・TikTokの投稿内容についてお聞かせください。
文字を使って絵を描くという投稿をしています。基本的にはひらがなを使ってアニメのキャラクターや動物を描いています。時々アルファベットを使って、海外の方でもわかるような絵も投稿しています。
・今までで一番バズった投稿はなんですか?
「ごめん」という投稿です。「ごめん」というひらがな三文字で誤っている人の姿を、ピクトグラムのような感じで、ペコペコ誤っている姿を描いたものですね。
再生数が1200万回で、いいね!が76万です。
・見た方からはどんなリアクションが多かったですか?
この投稿は海外の方にもたくさん見ていただけるような動画になりました。日本の方の反応は「面白い!」という感じでした。「ごめん」という文字で絵の「ごめん」が描けるなんて!という。
海外の方の反応は2パターンあって、日本語のわからない方だと「線が美しい」とか「あなたのシンプルな絵が好きだ」というような反応でした。
日本語を知っている海外の方からは「これは日本語でごめんという字で表している」という説明があって「これはすごい!」「こんなものが描けるなんて!」というコメントをいただきました。
・フォロワーさんはどのような方が多いのですか?
男女比でいうと女性が6割、男性が4割ですね。国別でも見られるのですが、国を登録されていない方もいるとは思うのですが日本の方が75%でそれ以外の方が25%です。
年齢層については、自分でコメント返信をしているのですが小中学生、もしくはお子さんがいらっしゃる方が多い印象ですね。
アニメの投稿をすることも多いので、そういった時期にフォローしてくださるのは小中学生の方が多いイメージです。
大切にしている4つのこと
・投稿で工夫されていることは?
4つあります。
1つは「工夫をしない」ということ。人のキャラクターを使わせてもらっているのでこれが自分の作品だ、というのは抵抗がありますし、気軽に投稿していかないと続かないと思ったので、作品だとは思わないようにしています。
2つ目はあまりバズろうとしない、ということ。本当に好きなものを描く、ということにこだわっているので、流行っているからといって何も知らないキャラクターを描いたり、検索に引っかかるために関係ないハッシュタグをつける、といったことはせずに、自分の描きたいものを描いて載せています。
3つ目はプロフィール画面がきれいになるように、詳細欄も一文で済ませるようにしています。
4つ目はフォロワーさんとのコミュニケーションというところで、コメントを結構頂けるのですが、毎回返すようにしています。リクエストについても自分の描きたいものをリクエストの中から探したり、そういったことにこだわっていますね。
「イトウノラクガキ」の作品ができるまで
・完成した絵を見ても文字がどこか分かりません。笑
そうですね。完成形という意味でこだわっているのは、最後の最後に文字が目立たないようにしています。最終的には文字が絵になるようにやっています。文字を使っているんだけれど、完成すると文字としてはあまり見えない、というような。
・今までの投稿で一番気に入っている投稿は何ですか?
パッと思いついたのは最初に書いたミッキーマウスのイラストですね。単純にディズニーが好きというのもあるのですが、もともと文字で絵を描いていたわけではなくて、たまたまノートに暇つぶしで描いていて、そういうひらめきみたいなところの楽しさをこの作品で感じた、というのが印象に残っています。
・今後どのようなことに挑戦してみたいですか?
今後やりたいことは、今も少しやっているのですがTikTokのライブですね。今は仲のいいフォロワーさんと話しながらリクエストをもらってその場で考えるという形でやっているのですが、例えばクイズ形式でどんな文字を使って描いたのかとか、そういうのも面白そうですよね。
自分の性格上、TikTokの投稿は全部同じ形式で載せたいというのがあるので、いろいろな施策を試したり形式を変える、ということはあまりしたくないと思っています。
ライブのような一時的なもので、その場にいる人が楽しめるようなことがしてみたいです。
投稿にはコメント欄もありますがわりと一方通行的な感じですし、ライブではフォロワーさんの声は聴けないですけど、双方向的なコミュニケーションを取って、単純に絵を描いているだけではなくフォロワーさんからの発言を流せるようなやり方ができたらいいのかな、と思っています。
「ラクガキ」で日々を楽しく過ごす
・強みや人には負けないというポイントは?
1つは頭の柔らかさです。イラストを考える時には結構直感的なところがあって、単純に文字を文字として捉えているだけではできないところがあります。頭の柔らかさが必要なんですね。
2つ目はユーモアです。若い子に受けるような流行りの面白さではないとは思うのですが、取り上げる題材や曲の選び方、コメントの返し方などには、自分の面白さという部分にこだわりというか自信があります。単純に文字で絵を描くだけではなく「イトウノラクガキ」としての面白さ、というところが強みだと思います。
・TikTokでの投稿活動を一言で表すと?
「ただのラクガキ」としか言えないのではないでしょうか(笑)かっこつけているわけではなくて。フォロワーさんに対してもかしこまらず、いいね!の数にもこだわらずに楽しくやっているところもそうですし。
あとは「ラクガキ」としているのも街中の壁に描くような、いけないことではない「ラクガキ」として、授業中にノートの端っこに描いているような小さな楽しみ、というところにしてもらえたらいいのかな、と思ってやっています。
自分は軽くやっているだけで有名人でもないし、なろうとも思っていません。自分の投稿を見てクスっと笑って、次の日に学校で自分も描いてみようかな、といったところに繋がってもらえたらいいな、と思ってやっています。
==================================
Twinz(ツインズ)公式
みんなで「共演」して作る「協力」して届ける。
をテーマにした新しいコラボプラットフォームです。
▼
・Twinz公式サイト
https://www.twinz.jp
・クリエイター登録受付中
https://creator.twinz.jp/