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大学共通テスト本試験 令和4年度【現代文小説ー問5・ラスト問題】、原点回帰ってのは今を見比べる際の過程で方法☆

いよいよ最終問題。小説。
ぜりー先生は、これほど原点回帰を想ったことはありませんでした(笑)

さて、前回の記事はこちら★
この前回の記事に、今まで解いてきた記事も載せてますですよー

☆登場人物☆

ぜりー先生・・・先生
Aくん・・・A


キーワードは、
#原点回帰
#ノート
#国語辞典
#俳句
#詩
#関係性
#私なるもの
#国語
#能動と受動をわけよ
#とりおどしならぬ見かけだおし

では、いざ!!

☆☆

先生「おもえば・・長かったなぁ・・」

A「先生がマイペースなだけです。まだ一年度分しかやってません。」

先生「Aくん。君、読者目線だからAくん以上になってる?!」

A「い、いやー(~_~;)
密度の濃い対話授業ってことで!」

先生「まぁいっか。
さて、今回のは豊富な情報をどれだけ頭でまとめて、関連づけれるかが勝負だからね!
ぜりー先生の助けは多め?少なめ?」

A「ぼく、情報をまとめるの苦手なんです😅
よんだだけで、頭ごっちゃになりました!
今回、先生の助け多めでお願いします!」

先生「よっしゃ!
じゃあ、まず。
【ノート】に行くを読もうか。」

A「はい。
あ、あの、、😅
Nさんの取組と、そのまとめたノート・・出来すぎでしょーー!!
こんなのボク、無理ですよ!」

先生「おーい!
なに勝手に落ち込んで焦ってんだー⁉️🤣
かえってこーい!
誰が【Nさんみたいにまとめろ】って言ったよ?!

君は今、何するために読んでるんだよ!?

A「あ・・・

問題の正答を選ぶために、読んでます。


忘れてた・・・(~_~;)」

先生「そこ、大事⭕️
当たり前なんだけど、よく言語化できたね。

お見事。
君の目的を忘れないように。」

A「はい!
えっと、主人公の考え過ぎおじさんが、看板に描いてある男の人の絵になんでこんなにビビるんだろうなぁっていうのを、どうして・・

「案山子にとまった雀はこんな気分がするだろうか、と動悸を抑えつつも苦笑した。」

問5の問題から一部引用

こんな表現で書いたのかを、国語辞典と俳句を集めた書物を見比べて、考えようとしたってことですか?」

先生「?!\(゜ロ\)(/ロ゜)/」

A「えっ?!

先生「やばっ!Aくんの成長が・・はやす・・・お見事😅」

A「引用したところみたいに、苦笑しないでくださいよ!!(笑)」

先生「コホン・・。【ノート】はどうかな?」

A「うーん。これだけではなんとも・・。
ただ、どれとどれが関わると説明するのかを考えてたら・・こんがらかりそう・・」

先生「あぁ、そのセンス👌
おそらく出題者の人たちは、その心理的トラップをかけてるだろうね。」

A「前から言おうと思ってたんですけど、、、(๑•ૅㅁ•๑)
問題をつくってる人にトラップとか言うの、ひどくないですか?」

先生「あのね・・(~_~;)
えーっと、敢えて負荷をかけるような書き方や文章量にしているってことね。
一応これ、受験合格するためでしょ・・。」

A「ってことは、こんがらかることが多いと困るから、得点に差が出るってことですね?」

先生「うん。
受験生ってね、受験する人の気持ちばかりに目が行く傾向があるの。
それももちろん大事。
でも、問題をつくっている人たちも何か理由があって、この問題をつくっている。
しかも、何人もの人たちが1問に費やしている。
出題者の意図を解く・・って感じかな。」

A「すげぇーΣ('◉⌓◉’)先生みたい🤩」

先生「・・・・・・・・・・・・・・💢」

A「ごめんなさーーい!!先生でした!」

先生「ついでに言っとくけど、今も、先生

です

が!!<`ヘ´>」

A「申し訳ないです!えっと( i )、いきまーす。
んん?何を聞かれてるんだ・・これ?」

先生「言うと思ったよ😅
何度も読み返せ!!」

A「はい!
【ノート】と( i )を見直します!!」

先生「いきなり口頭質問に変更ー‼️

この主人公のおじさんさ・・
ずばり、看板を遠くからみて、ぶっちゃけ、どう思ってた❓

A「えっと・・めっちゃこわがって、ビビッてました。」

先生「正解。今のAくんが言ったような気持ちを・・・」

A「案山子に例えたわけですね?」

先生「最後まで、話をしっかり聞きなさい。
案山子に例えたわけではない。
その答えかたでは、足りないよ。

【案山子をみてビビっている雀】みたいだな、オレ。

でしょ?」

A「はい・・。」

先生「そして、【ノート】において、Xは遠くから看板をみているおじさんだ。
Xの状況で、( i )の選択肢の(ア)と(イ)のどちらかを選べばいいだけなんだ。
Yの状況も同じこと。
つまり、

この選択肢問題は、1状況に対して4つの選択肢ではなく、
2つの状況にわけたうえでの、2択問題。

2択でいいんだよ☆
難しく考え過ぎたね?」

A「うわぁ・・すっげえ・・。
それなら・・Xのとき、おじさんは近づいたときよりもビビってます。
笑えないほどに恐がってます。
だから、(イ)じゃない。
答えは(ア)です。

先生「ではYは、どっちかな?」

A「えっと、うーん。
Xよりも、看板のそばにいってるけど・・こわがってんの、あんまり変わってないっすよ?
何が違うのかなぁ・・Xと比べて・・」

先生「原点回帰。
問5の問題をはじめから、もう1度読んでごらん。
特に、二重傍線部のところ。

「案山子にとまった雀はこんな気分がするだろうか、と動悸を抑えつつも苦笑した。」

再掲

さぁ、どう?」

A「えっと苦笑したってことは・・
あっ!そうか!
動悸でドキドキでいまだにこわいもんはこわいけど・・
なんで私はこんなに、こんなものにこわがってるんだろ・・もう笑うしかない・・的な!」

先生「うん‼️
とてつもなく ざっくり説明感ハンパないけど、いいでしょう!(笑)」

A「ってことはー、(エ)じゃないっすね。
おどし防ぐ感じを一番に言いたいんじゃなくて。
(ウ)のように、こわいもんはこわいんだけど、
よーく近づいてみたら・・、ただの板にビビっている自分も感じてしまっている主人公のことを強調しているのが、Yの状況での表現だから・・

答えは、①!

先生「こんがらないで、コングラッチュレ―ション!!」

A「なんか、韻踏んでるっぽいーー笑」

先生「では。んでるついでに、( ii )いこっか。」

A「あー!問題に【ノート】をまえたって書いてるーー!!
こんなに文字数多いん・・」

先生「冷静さをすでに失いかけてるぞ!
文字数多めは心理的トラップだよ。
見かけだおしだ!

見かけだおしに気づかないなら、この主人公の心理過程は解けないよ‼️‼️

今回のテーマは、最終段落の見かけだおしに苦笑する主人公。

それは、主人公のおじさんである【私】であり、Aくん。
この年度の問題を回答している受験生の心情になんだかねー・・多くかさなる気がするんだ。


難しく複雑な問題ばかりを回答してきたAくん。

君が君自身の心情とその過程を理解すれば・・問題に正答できる

と思う。

最後の問題( ii )、やってごらん。」

A「えええーーーーーーーーーー⁉️
そんなくくりするんすかーー⁉️
でもまぁ・・原点回帰。
はい。まずは消去法で。
正答はみないで、やってみます。

①は前半の【虚勢を張る「案山子」のような看板に近づけず】が違います。
虚勢はってんのは・・私です(笑)
看板じゃありません。」

先生「なんとまぁ・・正直なこと😂」

A「ぼくのことじゃないっすよ(~_~;)
で、②・・・ありえないくらいの誤答です。
危害を加えるようなものではないと理解していた】とだけ書いてますが・・これでは足りません。

だーけーどー!!!
理解しているのに、こわかったんですーーが大事!!

そのため、②は誤答です。」

先生「うん。98点。
もっと言うと、
【危害を加えるようなものではないと理解していたそれでもこわかったため・・】みたいなことをこの選択肢が書いていれば、よかったのに的な?」

A「あぁ、そういう見方もありますね。どっちも使おうっと。
それで、③は・・これもわかりやすい誤答です。
最後の文、【克服しえた自分に自信をもつことができた】は・・言い過ぎです。
主人公の私は最後の最後でも、動悸しながら苦笑してます。
つまり、克服しきってはいない。
こわいけれども、なんでかこれはただの看板なんだよなーの域ですので・・」

先生「うん。」

A「で、④は・・・うぅ・・キープ!
⑤いきます。

おそらく正答は⑤だとは思います。
でも・・④が・・なんで間違いなのか・・」

先生「うん。
他の受験生の多くも、迷うところだろうね。
おそらく、ここで精査できるかどうかが、偏差値が高いと言われている大学に入れるかの判断にもなるだろうなぁ・・きっと。

ただ、Aくん。
④か⑤まで1回で、この短時間でいけた時点で、

すんごい成長です。

まずはそこに自信をもとう。
で、④のどこが間違いか。
おそらく助詞だ。」

A「じょ、助詞?!」

先生「④の選択肢の2文目をみてみよう。

しかし、暗闇に紛れて近づいたことにより、

④の選択肢から一部引用


暗闇に紛れて近づいたから・・・後半のように気づいたんだろうか?」

A「そ、そっか!!

暗闇に紛れて近づいたことが、気づけた理由の一番じゃないでしょーーが!!!

ですね!!」

先生「そういうこと。
日本語ってさー、

助詞が大事

みたいなんだよね。
たった何文字か・・なのにね笑」

A「

日本語って・・・難しい・・

先生「Aくんの感覚、100点!!」

A「あ、ありがとうございます!他の年度もやってきます!」

先生「結局、君は・・・文字の多さにだけビビってる気がするよ。
いいかい?

助詞は文字数が少ない分、簡単でしょーー!って感じで、ちゃんとビビってないんじゃない?


当たり前に話している母国語でもあるし。
しかも、漢字じゃないひらがな
接続詞を、だからしかしだけじゃない。

助詞は、接続的役割をしているんだよ。


Aくん。
君はもう少し、現代文の日本語文法のワークもやってみた方がいいかもしれない。

ひらがな・母国語・助詞・少なさ

最も大事な原点たちをナメないことだね。」

A「はい。
本当にそれを痛感しました。

今後もがんばっていきます!
ありがとうございました!!」

先生「おーーーーーーーーーーーーーーい!!
まだつづけるし!
もう終わるかんじの言い方だし!
過去形にするなよーー(笑)

ありがとうございます!

でしょ?」

A「まだまだだーーー笑」

☆☆

他の年度も現代文も、他の教科も検討中ですが、、
みなさん、いかがでしたでしょうか?😊

日本語を母国語とする私たちは、全教科で母国語を使われているという当たり前に目を向けることが大事なのだと、、ぜりーは勝手に思ってます✨✨


ご感想など、まってまーす!

ではー!2024/ 11/13 水曜日、15時頃。
2024/11/23土曜日、18時頃書きなおし。

  ぜりー









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