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小学生の頃の私のコレクション

「ねえ、これと交換してくれる?」
「ちょっと嗅がせて・・・」
「うん。いいよ。」
「これはどうかな?」
「あ、私それは好きじゃないから、いらない」

小学生のころ、友達と香り付きのティッシュを交換してコレクションしていた。
そのころ、ポケットティッシュの香り付きのものが流行っていて、枚数が少ないのだが500円を握りしめ、わくわくして香り付きティッシュを集めていた。
買ったティッシュはいつ使うのかというと。
毎日持ち歩いて「どんな匂いなの?」
と聞かれては広げて嗅ぐ。。
の繰り返しで、使用することはなかった。
そのうち、香りがなくなってしまい、あんなにもてはやされたティッシュはゴミ箱の中へと旅立っていった。

中学生になり、机の整理をしていた時に引き出しの奥に大切に保管されていたティッシュのたばを見つけた。
しかし、今のコレクターの方たちのように一つ一つを保管していなかったので、懐かしい思い出のティッシュはすべての匂いがごっちゃになって変な匂いがした。
あの頃はティッシュ一枚で、うわぁー。。と全神経を集中させて香りを味わっていた。
あの頃の私に教えてあげたい。
大切に保管はしても、袋は分けないと大変なことになるよ。。って

#私のコレクション

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