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未来への希望を信じて:努力と学びの先に

今学期から、我が家の長女は中間テストが廃止されました。つまり、これからのチャンスは1回だけ。そのため、彼女は塾の自習室に通ったり、YouTubeで自分なりに調べて勉強したりと、一生懸命に努力していました。時にはその姿をタイムラプスで撮影してみたり、とにかく机に向かっていたのです。そうやって頑張っているのを見ていると、つい「きっと結果も出るはず」と思ってしまうのが親の気持ち。しかし、その結果は…惨敗でした。

あんなに勉強したのに、なぜ?点数は10点台?平均点を大きく下回る結果になったのは、いったいどうして?「何が分からなかったの?」と聞くと、娘は「何も分からなかった…」と答えます。

いや、そんなことはないだろう。塾にも通い、宿題もしっかりこなし、学校の授業もちゃんと受けている。でも、よくよく話を聞いてみると、どうやら授業中は寝ていないし、真面目に聞いているとのこと。ただし、ここで問題がひとつ。

「授業が分からない」と言うのです。

え?授業が分からない?それ、私にも経験があるなと思いました。高校時代、数Ⅱや化学が全然分からなかった記憶が蘇ります。娘も、どうやらすべての科目で同じような状態らしいのです。どうしてこんなに努力しているのに、結果が出ないのか…。本当に、可哀想だなと感じます。頑張りが報われていないように見えるのは、やっぱり辛い。

でも、ここで気づいたのは、努力の方向が少しずれているのかもしれないということ。最近、数学の授業では「自立学習」が取り入れられているのですが、この自立学習、頭の良い子なら問題なくできるのでしょうが、彼女のクラスは数学が苦手な子たちの集まり。だから、先生に「導き出して!」と言われても、みんなが「ぽかん」としている状態なのです。

そこで私が思わずかけた言葉は、「一生懸命やったんでしょ?結果がどうであれ、それでいいんだよ。もしかしたら、違う方法を試してみたらうまくいくかもしれないし。できなかった問題をもう一度やってみるのもいいかもしれないね。」というものでした。

そして、さらに付け加えた言葉が、「勉強が向いていないかもしれないね。もしかしたら、運動とか音楽、美術、家庭科みたいな分野で活躍する道があるかもしれないし。社会に出る道も考えてみたらどう?」と言ってみると、娘は「えー、それ面倒くさい…」と一言。

「じゃあ、勉強しなさいよ」と、私は心の中で呟きました。

でも、結局は彼女のペースで進むしかないのだと思います。どんな結果になっても、その努力や経験が彼女の糧になると信じて、見守っていきたいと思っています。

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