試行錯誤の末にたどり着いた運動会のお弁当術
今日は次女の運動会でした!運動会と聞くと、皆さんはどんな光景を思い浮かべますか?私にとっては、徒競走やリレー、そして応援合戦が印象に残っています。特に小学校の頃は、達成感を抱えて帰宅していました。
最近の次女の運動会は随分と簡素化されました。保護者は立って競技を見守り、テントやシートは禁止。コロナ前の長女の運動会では、開門前から場所取りをして、家族でお弁当を楽しんだものです。今では次女だけが教室でお弁当を食べるスタイルになり、親は本人のお弁当を作るだけで済むのです。
運動会のお弁当作りには、私なりの負けられない戦いがあります。幼稚園の頃はキャラ弁が全盛期で、主婦雑誌に載っている「簡単キャラ弁」を見ても、実際に作るとなると難しく、可愛く仕上げられませんでした。もちろん、キャラ弁作りが得意な方には素晴らしいことですが、私にはハードルが高かったのです。
初めての運動会では、早朝3時に起きて唐揚げや卵焼き、ウィンナーを飾り付け、まっくろくろすけ風のおにぎりを作りました。作ったお弁当は冷めてから詰め込み、運動会にはギリギリ間に合いましたが、競技中は睡眠不足で気持ちが悪くなったことも覚えています。
そして、いよいよお弁当の時間。「うぁー!」と目を輝かせて喜ぶ子供の姿。この瞬間のために4時間も奮闘したのです。やったかいはありますが、運動会での子供の成長を見ることが大事だと反省し、お弁当作りの簡素化を試みました。そのために友人からアドバイスをもらいました。おかずは前日に準備し、かわいいかまぼこや形の良いナゲットを活用、サンドウィッチに変更することに。次の年には6時起床でおかずを詰めるだけに。とても楽になりましたが、この年はサンドウィッチ用のパンを探して大騒ぎになりました。サンドウィッチ用のパンは賞味期限が短く、普段私が買わないない「超熟」の一択なのです。
ここでもまた負けられない戦いが繰り広げられます。たくさんスーパーをまわり、かわいいかまぼこやポテトを争奪し、時には流行りのキャラクターを狙い合うことも。別にキャラ弁じゃなくてもいいのですが、子供から「〇〇ちゃんのお弁当、すごいんだよ!」と聞くと、母親としては弱いのです。
全力でお弁当を詰め込み、まさに血と汗の結晶のような作品に仕上げます。SNSで美しいお弁当の写真を見ては、ため息をつきながらも、何とか自分のスタイルで作り上げます。そして、実際には30分ほどで急いで食べることに。午前中の競技はほぼ時間が押すからです。
年々、効率的にお弁当を作れるようになり、子供の希望を叶えることもできるようになりました。最近では、家族の分はなくなって助かっています。サンドウィッチは次女だけで、私たちは食パンに具材を乗せて楽しむスタイルに変わりました。運動会のお弁当作りは、私にとってトライ&エラーの思い出です。