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人生が夢オチだったらどうする?
「寝る前に、『今見ている現実が夢だったらどうしよう』って考えて怖くなる時があるんだよね」
と、中学の頃に同級生が言っていたのをふと思い出した。当時ちょうど同じことを考えていて「私だけじゃないんだ」って安心した記憶がある。
ある日、目を覚ますと現在の自分が全くの別人になっていて、今まで出会ってきた人や生活などの記憶がなくなっていたら…と怖くなるお年頃の私たち。何故そんなことを考えていたのかは覚えていないが、多分、漫画などの影響だったのかな。
「死んだ後もどうなるんだろうね」って話もしたが、死んだ人が「閻魔様がガチでいて天国か地獄に行くかの判決をしてきたんだよね〜」とか「天国ってマジであるよ!頭に輪っかつくし!」とか「地獄やばすぎ。死んだ後なのにキツい。剣山の上歩くのとか地獄来たわって感じ」なんて教えてくれるわけがない。
人生が夢オチだとしたら。もしくは目を覚ましたらいつのまにか天国か地獄かに行っていたら。なんてことを考えてもただ怖くなるだけでなんの得もしない。分からないことに思考を巡らせても不安になる一方だ。
しかし、人はいつ死ぬか分からない。病気を患っていなくても、明日交通事故に遭うかもしれない。実は気づかぬうちに病状が進行していて、とか。
病室で「あれやっておけば良かった」と自分の中でやり残したことを思い出して嘆いている人の話を何かで読んだ。多分、私もそうなると思う。”死ぬ前にやりたいことリスト100”を作っているからだ。
どんなに小さいことでも書いているはずなのに、なんだかんだ100個も思い浮かばずにいる。あれやりたいこれやりたい、あそこに行ってみたいなどと考えていても、いざこういう時には出てこない。
まあでも、もし明日の朝起きて違う人間になっていたら結局やりたいことリストなんて覚えていないから意味ないのかもしれないけどね。
違う人間になるとしたら絶対に男が良いなと昔から考えている。でもこれは女の時の記憶を持ったままなりたいから夢オチ理論には適用できない。できないが、男にはなってみたい。
学生の頃に「椎名が女子校にいたらモテてた」と女子校出身の友人から言われたことがある。女子校のイメージとしてはたしかに一人か二人はゴリモテしてる女の子がいる。そんなん、嬉しいに決まっているだろ。
女社会は嫌いだが、女の子にモテるのは良い。バレンタインにシナモンが好きな私のことを考えた後輩の女の子が、”シナモンのグッズが付いているお菓子”か”単純に買ったお菓子”か”手作りのお菓子”のどれを渡そうか迷ったらしい。
結果、全てを貰うことになった。「悩んだんですけど、全部にしました!」と少し照れながら言っていた後輩ちゃん、可愛かったなぁ。ちなみに何でもない日にシナモンのぬいぐるみをくれたこともある。ゲーセンのUFOキャッチャーで取ったからと。流石に驚いた。嬉しすぎて。
話が脱線したな。
まあ、現世が夢オチというのはいつ死ぬか分からないのと同じようなもの。中学生の私へ。だからこそ連絡したい人にはして、会いたい人には会って、やりたいことはやって、という日常を過ごしていきたい。と、大人になった私は思っているよ。
今日は金曜日だ。転職してからようやく1ヶ月が経とうとしている。経験してきた中で一番意味の分からない業務内容でだいぶ苦戦しているが、負けてたまるか精神でなんとか乗り切っている。
みなさんも学校、仕事、というかもはや人生、いつもお疲れ様です。よく寝てくださいね。
明日も私が私でありますように。と思いながら私も布団に入ります。
読んでくださりありがとうございました。
また来週!