ジブリの作画で私を描いてほしい
ジブリパークとジブリ展に行ってきた。
トトロや千と千尋の神隠し、天空の城ラピュタ、ハウルの動く城などなど、子どもの頃から馴染みのある作品たちは、何度観ても飽きない。(ちなみに耳をすませばが一番好き)
観たいと思っていまだ観れていないコクリコ坂やジブリ初の3Dアニメーションのプロットが展示されており、絵を描いたり動画を作成したことがある身としては興味深かった。
しかし、真似なぞ到底出来ない工程に「すげ〜」しか言えない生物になっていた。下書きがザッと描いてある一枚から細かい箇所まで書き込まれている完成したものを見て、「なぜこうなる???」と目を疑った。褒め言葉です。
あとは3Dアニメーションを作るにあたって複数のエフェクト効果を使用していることをまさかジブリで知るとは。
最も興奮したのはサツキとメイの家が模型として細部まで再現されていたのを目にした時。映画では全体が見えない分、なんだか貴重なものを見た気がした。
あとは千と千尋で出てくる湯婆婆とその仲間達。鮮やかで躍動感も感じた。
他にもネコバスに乗れたり、トトロと写真が撮れたり。カオナシの隣に座って撮ることもできた。
一人、旦那さんと思わしき男性と来ている女性がいた。その女性は私の隣にドンと急に来てはネコバスとトトロの写真を引きで撮りたそうにしていて、ずっとスマホを構えていた。なお、人はたくさんいる。
「ここから撮りたいんだよな〜みんなどかないかな〜あ〜お兄さん今入ってこないで〜」とデカめの独り言をベラベラ喋っていて、そんな上手くいくわけがないだろうがと唾を吐き出しそうになりながらその場を後にした。
3Dアニメーションのところでも見かけた。覗いて楽しめる展示があり、そこに並んでいた目の前を堂々と割り込み、「ふーん、よくわかんない」と言って即去っていった。お前のような戯け者は湯婆婆に八つ裂きにされてしまえと心で結局唾を吐くことになった。
浄化しておこう。
ジブリの世界観はやっぱり好きだ。何故か懐かしい気持ちになる。子どもの頃に観たという懐かしさではなく、作品の中の時代が懐かしいと感じる。なんでなんだろう。
普段全くテレビをつけないが、金曜ロードショーでトトロを放送する日だと知った時、思わず観た。もう大人になってしまったからこの目でトトロたちを実際に見ることは出来ないが、たまに自然の中に身を置く時があると作品の中に入った気持ちになる。
心にいつまでも刻まれる作品はジブリなんだろう。セリフを覚えたものもあるし、これからも繰り返し鑑賞していきたい。ジブリパークとジブリ展、行って良かった。
読んでくださりありがとうございました。
また来週!