四季があってよかった
「日本に生まれてよかった」と思うことがたくさんある。その中のひとつは“四季があること”。
春が近づいてきた。どうやら花粉症デビューしてしまったようで、風邪は治りかけだけど鼻がむずむずしている。でも、日の光は暖かく感じるし、ショーウィンドウに並ぶ軽やかな春服を見ていると、やっぱり春って心が踊る。
それに、わたしは花がすきだ。キャラじゃない感じはするけれど。春は花がたくさん咲くからいい。ふとした瞬間に花を見つけると、優しい気持ちになれる気がする。
小さな梅林に初めて出かけた。梅もたくさんの品種があることを知った。色も濃いピンク、薄いピンク、白。花びらの重なり方。少しずつ違って、どれもとても美しかった。
梅の見頃ももうすぐ終わり。そうしたら次は桜だ。いま満開に咲いて、たくさんの人を楽しませている梅の花は、あっという間に散ってしまう。そういうところは、儚く感じる。ずっと咲いてないから、限りがあるから、いいのかもしれないけれど。
花を見てこういう風に思うのも、四季があるからだ。
春には桜、夏にはひまわり、秋はコスモス、冬は椿が咲く。四季があるから、1年通してたくさんの花を見ることができる。散りゆく花に寂しさを感じながらも、また来年咲いてくれるのを楽しみに思える。
梅の花は、また来年。次は桜だけど、その前に菜の花も見に行きたい。
1年越しの春の花を、思いっきり感じたい。
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