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インプットコンプレックス

最近、ちっぽけな「あの頃こうしておけばよかったなあ」ってことを考えるようになった。大きな後悔というか、あれをしておけばちょっと変わったかも?という程度のこと。わたしは、今の生き方にそこそこ満足している。ちょっとした隠し味みたいなものが、もう少し欲しかった。

「こうしておけばよかった」の一つが”映画のインプット”

わたしは外国の映画をあまり見なかった、というか苦手だった。あのハリーポッターシリーズでさえも、今は大好きだけれど、小学生の頃はそこまで興味をそそられなかった。
苦手だった理由は、登場人物の名前が覚えられず、物語が理解できないから。小学生なら仕方ない。・・・だけど、この小学生の時に感じた”ちょっと苦手意識”をついこの前まで引きずってしまった。

ディズニー作品も苦手だった。”眠れる森の美女”などよく見ていたけれど、小学生あたりでぱったり見なくなった。
あのみんな好きで当たり前で、誰もがキャラクターグッズを持っている感じが嫌だった。作品が素敵なのはわかっているけれど、他の大勢と同じは嫌。天邪鬼だったのだ。”アナと雪の女王”も劇場で見ようとしなかった。

外国の映画もディズニーも、いまは抵抗ない。
だけど、創り出す職業をしていると、子どものころから触れ合っていたら、芸術への感度が違っていたんじゃないかと思う。

子どもの頃と今とじゃ、感じ方は違うだろうし、子どもの頃にみるからこそ、土台になる。でも子どもの頃には戻れないし、土台も作り直せない。
だけどやっぱり、素敵な作品は見て損はないし、これから浴びるように見ていきたいと思う。土台にはならないかもしれないけど、感度は養われそう。

さて、今週末は何を見ようかなあ。

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実咲のひとりごと
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