限りがあるから価値が生まれる

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我が家には3歳になる息子がいまして、妻はどちらかというとバリバリ働いている方で、なので、育児家事は基本分担なんですね。多分私はむちゃくちゃやってる方だと思います笑
毎朝5時に起きまして、まず洗濯。次にお米を洗ってご飯炊いて、炊き上がるまでの間に自分の身支度(ヒゲ剃ったり歯磨いたり頭整えたり)して。そのあと前日洗って置いてある食器を片し、お茶を沸かし、子供の保育園に持っていくコップやら食器やらご飯を詰めて、そのころちょうど洗濯終わるので洗濯物を干し、それらを終わらせて妻と子供を起こすまでの間約30分くらいで朝食とって読書(お勉強)してます。
妻と子供を起こした後は基本子供の朝食〜着替え、保育園の準備、保育園登園までは私がやってます。で会社に着くのが大体9時ごろ。
仕事が終わって、夜は19時20分ごろに帰ってきてお風呂入れてご飯食べ終わったら洗い物をし、洗濯物をたたみ、妻と一緒に子供を寝かしつけ〜みたいな感じで夜10時半ごろくらいからまたちょっとお勉強。
これがうちの子供が中々寝ないので遅い時は11時回ってやっと時間が取れるみたいな感じでやってます。
世のお父さん方、尊敬してください笑

子供が生まれてからは大体こんな生活なんですけど、もちろん子供が生まれる前、結婚する前まではこんな感じじゃなくて、もっと早く仕事に行っていたし、もっと遅くまで仕事していたし休みの日も基本会社にいました。
でも、やってる仕事の量とか質とかが落ちたかというとそうでもなくて、まぁ物理的に量はちょっと落ちてるかもしれませんが、質はどちらかというと上がってると思ってます。
つまり、以前の生活ではいかに無駄な時間を使っていたかってことなんです。今の方が明らかに仕事に充てる時間が少ないのに、以前より質の高いことができている。今の方が時間を無駄なく使えてるんですね。
使える時間に制限がかかったから、その中でなんとかしようとあれやこれや考えてやった結果です。

当たり前から特別なものに変わる

これ何が言いたいかというと、今と以前とでは、同じ時間でも価値が全然違うってことです。同じ5分でも、以前は“そこに普通にあった5分”で、今は“限りある中から作り出した5分”なんです。
「時間」は、もともと1日24時間という限られたものではあるんですが、それがさらに限定的になって特別なものになった。だから、今の自分にはこの5分がとても価値が高くて、価値が高いからその価値に見合うような使い方をしてるんです。
使える時間が少なくなったため、「時間」に希少価値が生まれたんです。あ、あくまで自分の中でですけどね。

で、ここでポイントなのは限定的であるということ、限りがあるっていうことだと思うんですね。普段の生活に何気なくあるものが、限定的になることでその価値が膨れ上がる。
例えば、たばこが今一箱500円くらいですか?なんかそんな感じだと思うんですけど、これが世の中にあと一箱しかないってなったらどうですか?この一箱めちゃめちゃ価値上がりますよね?多分金額も高くなるし(それでも買う人はいる!)、買った人はこのタバコをめちゃくちゃ大事に吸うと思うんです。
「なんちゃら限定!」とか「本日限り!」みたいなのは巷に溢れすぎてるんで、あんまり効果は無いかなと思うんですけど、とはいえ、ブランドの価値を最大化させていく施策として、この何か希少価値を生み出す仕掛けはありだなぁと思います。
そのあたりも踏まえて自社の商品・サービスの「価値」を見直してみるのもいいと思います。

というわけで、限りがあるから価値が生まれる。というお話しでした。

ブランド・プランナー下野

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