コミュニケーションを設計する、その2。

昨日の記事で、ブランドを大きくする一つがコミュニティで、コミュニティをつくるのはコミュニケーションで、その中でもファン同士のコミュニケーションが大事で、ファン同士がコミュニケーションを取りやすいような工夫と設計が大事ですよ、みたいな話をさせていただきましたが、今日はそれのちょっと補足、ブランド(企業・サービス側)とファンとのコミュニケーションの方のお話しです。

大前提はブランドとファンの間のコミュニケーション

コミュニケーションを取りやすくするひとつに“共通言語”がありますが、それは「そのブランド」という共通言語ですでに補っていますが、実際に、ブランド側とファンがコミュニケーションを取れているかというのは別問題ですよね。昨日のファン同士のコミュニケーションっていうのは、ここをまず抑えた上での話だと思います。ブランド側とファンとのコミュニケーションですね。
図で言うと、中心にブランドがあって、その周りをファンが囲っていて
中心からファンに向けて双方向に矢印がある。そしてその周りのそれぞれのファンとファンの間にも双方向の矢印があって繋がっている。っていう状態。その状態のコミュニティを作ってはじめてブランドが大きくなってくると思います。なので、いくらファン同士をコミュニケーションで繋げても、中心のブランドとの矢印が一方方向だけだとコミュニティは作れても脆くなっちゃう。ここはしっかりと抑えておくべきポイントだと思います。
そして今は、そのコミュニケーションをとるのが容易となるツールが世の中にはたくさんあります。twitterしかりInstagramしかりFacebookしかりTik Tokしかり、SNSと呼ばれるもので簡単にコミュニケーションはとれちゃいます。あとはこれらをどのように設計するか、です。
ここはもう昨日の話と同じように、その企業、サービスの特性に合わせて
設計することが大切ですが、なので安易にあれもこれもとやらない方がいい場合もあります。最初はそのスタンスでも、やっていくうちにデータが溜まってくるので、ある程度絞った方がいいかなと思います。やりつづけることに疲弊してしまったは元も子もないので。

「人」でコミュケーションする

で、その設計する上で一つだけ、経験上こっちの方がよりコミュニケーションが深まるよっていうのが、企業名、サービス名のアカウントで運用するのではなく、個人名で運用した方がコミュニケーションが図りやすいってことです。ここでは、ブランドの掛け算を使います。
企業もしくはサービス×人、です。
こういうことを言うと、そうやって自分の名前を使うのは恥ずかしいとか抵抗あるとかよく聞きます。そういうときは決まって、
安心してください、あなたが思っている以上に誰もあなたに関心がありませんので。
といった言葉が投げかけられますが、これは本当にそうで、実体験として、私も最初抵抗ありましたが、やってみたらなんてことはない、周りで私が本名でSNSやってることを知っている人はほとんどいない。知っている人がいても、その人はむしろ応援してくれています。
ブランドを作る上で「人」は前面に出していった方がいいと思います。

というわけで今日は、コミュニケーションを設計する、その2。というテーマでお話しさせていただきました。

ブランド・プランナー 採用ブランディング認定ディレクター 下野

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