人は面倒くさいことを避ける

ほとんどの人は面倒くさがり

私は根っからの面倒くさがりででして、というかまぁほとんどの人がそうかなと思ってるんですけど、例えば日常でいうと、料理作るのめんどくさいなぁとか、お風呂掃除やだなぁ、食器洗うのめんどくさいよ…とか、ありますよね?
で、それらを解消するため様々なサービスやものが生まれています。
料理だったら献立から食材まで毎日送ってきてあとは何も考えず調理するだけのOisixとか、お風呂掃除もスプレーして流すだけみたいな洗剤もあったり、食器洗いは食洗機があります。UberEatsは「あーあそこのご飯食べてみたいけど行くのめんどくさいなぁ」を解消しています。
こうやって人は、めんどくさいことはやりたくない、お金で解決できるならそれでいい、みたいな思考がある。私はそうです。

面倒くさいを計算する

で、昨日、あるミーティングに見学という形で参加させていただいたんですが、飲食業の会社で、そこの社長さんが出店を郊外の駅近くにした理由を話されてたんです。
それが、街中で働いている方が街中の1,500円のものを食べてから帰るより、家の近くまで早く帰ってきて、そこで800円のものを食べる方がいいじゃないか、と。
食べてから帰るのめんどくさいじゃないか、それより家の近くで旨い店があったらそちらを選ぶでしょ、と。
つまり“移動する時間”という面倒くさいことを避けることを計算して出店しているんです。いやまて、この場合家に帰る移動時間は同じだろうと思われますが、ご飯を食べてから帰る、というこの移動時間のことです。
ただ、このお店はそういった地元の人たちだけじゃなく、遠くの地域からも愛されている名店なのですが、こういった戦略を立ててそこまでのお店になってます。当然、味が圧倒的というのは大前提です。めちゃくちゃ美味い。
で、ここから学ぶことは、私もそうですが、自分のビジネスの市場、ターゲットにする地域を考えた戦略とれてますか?
飲食店や美容室などの実店舗を構えるお仕事をされている方、一番のお客様はご近所さんだとしっかり認識できていますか?認知獲得のために無差別に発信していても、遠くからそのお店に行くのはめんどくさいんですよ。みなさんもそうでしょ?「あ、このお店美味しそう。でも、ちょっと遠いな。行くのめんどくさいな」ありますよね?
こういったことも考えながら、どの層がリピーター(つまりファン)になりやすいのかを考えてブランディングしていくといいと思います。

というわけで今日は、人は面倒なことを避ける。というテーマでお話しさせていただきました。

ブランド・プランナー 採用ブランディング認定ディレクター 下野

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