組織のあり方を考えてみる

ものづくり企業のプライド

最近、製造業の方のお仕事をお手伝いさせていただく機会が多いんですが、うちは特に小規模な、いわゆる町工場みたいな企業様とお仕事させていただいてるんですね。そこで、経営層の方と仕事を進める場合が多くて、よくお話をさせていただくんです。
で、それぞれ企業の特色というかそれこそ「らしさ」みたいなものがあるんですけど、共通してる部分があって、それが「技術」に対してのプライドがあるってことです。どの企業も、大手に出来ないようなことをうちはできる(うちがやる)っていうスタンスで、「技術」の精度には絶対的な自信を持ってる。もちろん、大手にしか出来ないこともあって、そこは素直に白旗をあげてらっしゃるんですが…白旗をあげているという表現は好ましくないですね。そことは勝負していないって言った方がいいですね。
それぞれ自社にしか出来ない「技術力」で勝負しています。それこそ“下町ロケット”みたいな。
こういったものづくりの企業っていうのは本当にいっぱいあって、世に出てきていないだけで素晴らしいものを作っている企業ばかりなんです。私は『ブランディング』という概念で、こういった企業のお手伝いを常々したいと思っていたので、今、そういった企業のお手伝いが出来ているのは本当に幸せだなと感じております。

それぞれ特化した技術がある

でね、この「技術力」っていうのが面白くて、面白いというか魅力的で、
一言で「技術力」といってもそれぞれ全く違う技術力なんです。例えば同じ『鉄』を扱う仕事でも、鉄を切る技術であったり、鉄を加工する技術であったり、鉄にコーティングする技術であったりと細かく専門分野が違ってくる。そして作っている製品も全く違ってくる。
すみません、ここはすっごく浅はかな知識で語ってます笑。だけどイメージはそんな感じ笑
それの何が魅力的かというと、協業することでものすごい効果が生まれやすいってことなんです。
実際、アウトドア用の鉄板ブランドである「ユーナムプレート」は、そういった協業で生まれ、クラウドファンディングMakuakeで800万円強の実績を叩き出しました。
https://www.makuake.com/project/unumplate/

ブランドを強く大きくするための組織とは

こういったことってすごく可能性があるなと思っていて、ブランドを作っていく上で、自社だけで大きなブランドを構築していくには限界があったりします。だけど周りを巻き込んでいって大きくしていくことは出来ます。
「ユーナムプレート」のように新たなブランドを立ち上げるってことだけじゃなくて、協業という形でブランドの味方を増やしていってブランドを強く大きくしていく。
そのために、もはや組織という形態が自社内にとどまらず、こういったことも含めて組織のあり方を考えて行った方がいいのかもしれません。

というわけで今日は、組織のあり方を考えてみる。というお話でした。

ブランド・プランナー 採用ブランディング認定ディレクター 下野

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