ファンを愛する。

相思相愛がブランドの理想

私、サッカーだけじゃなくてスポーツ全般が好きでして、テレビはほとんど見ないんですけど、スポーツニュースだけは毎日チェックしてるんです。
で、昨日、プロ野球日本ハムファイターズの入団会見がありまして、そこで最近プロ野球界を賑わしている新庄ビッグボスのそこでの言葉がとても印象的だったんです。今朝の「THE TIME,」という情報番組でもHOTワードとして取り上げられてたんですけど、その言葉っていうのが、
「ファンに愛される選手になりたいじゃなくて、そのためには自分がファンを愛すことが一番大事」
というビッグボスの名言です。
これ、ブランディングにもそのまま当てはまるなと思いまして、「選手」を「ブランド」に置き換えたらもうそのまま、ブランディングの肝です、これ。やっぱり、会社のこと、商品やサービスのこと、そして自分のことをただ好きになってもらう(買ってもらう)ことだけを考えていたら、いつまでたっても本当の意味で好きになってもらえない。相思相愛にはならないんです。まぁ、つきなみな言葉で言うと「LIKE」ではあるけど「LOVE」にはならないってところですね。

中長期でものごとを見る

ブランドを愛してもらうためには、いかに顧客に喜んでもらえるかを考えて
そのための施策を打っていくことが大切なんです。そこはもう、その瞬間は利益度外視でも。もう顧客が喜ぶためだけのことをする。これはその顧客を愛してないと出来ないことだと思います。ただ利益度外視とは言いましたが、それはその瞬間のことだけであって、損得勘定でも絶対この方がいいんです。
常々ブランディングは信用の積み重ねと言っていますが、こういうことが信用に繋がっていって、結果強いブランドが作れる。なのでこういうことの繰り返しが将来大きな利益を生んでいくっていうことを強く認識しておいた方がいいと思います。
ブランディングということだけ考えれば、短期スパンでの利益より、この長いスパンでの利益をとるという選択が出来ることが大事だと思います。そのために、新庄ビッグボスの「ファンを愛する」という意識がとても重要で、そのまず1歩目として、自社を、商品・サービスを、自分をなぜ好きになってくれたのか?(買ってくれたのか)を考えてみると、どういったことが顧客を喜ばすことができるのかが見えてくると思います。

というわけで今日は、ファンを愛する。というお話でした。

ブランド・プランナー 採用ブランディング認定ディレクター 下野

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