そのブランディングに「意味」はありますか

意味のある議論が「意味」を生む

今、ありがたいことにいくつかの案件が重なっていて忙しい日々を送ることができているのですが、決してその仕事全てが順調ってわけじゃないんですね。
つい先日も、その中の一つの案件で打ち合わせをしていたのですが、タコ殴りにされました。すでに何回もやりとりしているお仕事で、今回はデザイン修正案の提出だったんですが、どうやら上手くハマらなかった。ここはもう私の実力不足のところなんですが、この仕事に関してはこういうことが多いんです。打ち合わせの度に殴り合いを重ねています。あ、殴り合いといっても本当に殴るわけじゃないし喧嘩腰なわけじゃない。お互いがそれぞれの立場から本気で意見を出し合ってるって状態です。
これ、とっても辛いんですけどすごくいい感じだなぁと思ってます。というのも、クライアントさんがこちらが意見やデザインを投げかける度に、自らの考えをどんどんアップデートして整理していってるんです。なんのためにこのデザインツールを作るのか、という「意味」をしっかり把握していってるんです。こういった議論は本当に意味があります。

オシャレさは「意味」からくる

ただ漠然と「かっこよく」とか「おしゃれに」とか作っていくのは簡単です。でもそれって本当のオシャレさじゃない。ここに気付かすただ「かっこよく」ただ「おしゃれに」することがブランディングだと思われているケースが本当に多いなと思います。
ブランディングには、その会社が、その商品・サービスがなぜ、なんのために存在しているのか「意味」を掘り下げることが必要です。そしてその「意味」があるからこそ、その会社や商品・サービスに見合ったオシャレが出来るんです。
先程の殴り合いの議論はこの「意味」を深く掘り下げるための議論になっていて、とってもとっても産みの苦しみを味わっていますが、ブランディングとしてはすごくいい仕事になっていっているなという実感があります。あとは私がどれだけ最適解に近づけるか。ここはもうやるしかないので頑張ります。

というわけで今日は、そのブランディングに「意味」はありますか。というお話でした。

ブランド・プランナー 採用ブランディング認定ディレクター 下野

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