コミュニケーションを設計する

ブランドを大きくするには「コミュニティ」が重要

私が考える、強いブランドを構築していくために必要なものの一つに、「コミュニティ」があると思ってます。これは、小さなブランドがどれだけファンを増やしていっても、大きなブランドには取って食われてしまうので、ファンを増やすだけじゃなくしっかりと「コミュニティ化」して、コミュニティ全体でブランドとした方がいいという考えなのですが、それを作る上でとても重要になってくるのが「コミュニケーション」です。
これは、ブランド(企業や商品側)とファンとのコミュニケーションだけじゃなく、どちらかというとファン同士のコミュニケーション、こちらの方が大事かなと思います。その企業や商品・サービスの特性なんかにもよりますが、このコミュニティを作った方がいいブランドは、意図的にファン同士がコミュニケーションしやすいような工夫があった方が、よりコミュニティ化しやすいと思います。

コミュニケーションを取りやすい環境づくり

で、このコミュニケーションを取りやすくする条件として、“共通言語”っていうのがあると思うんですけど、これはブランドのファンということで補えてる。じゃあ他に必要なものっていうのが、それはもう“コミュニケーションを取りやすい風土”これしかないと思うんです。
ダメなのは、コアファン同士はむちゃくちゃコミュニケーション取ってるけど、新規ファンやにわかファンはその輪に入りづらい、みたいな空気が一番ダメで、新規ファンやにわかファンがコミュニケーションを取りやすい空気を徹底的に作ることが大事だと思います。
その参考になるかは分かりませんが、私が最近入会したビジネスの団体では、だれもがコミュニケーションを取りやすいように、自分の履歴書みたいなものを作るんですね。そして、会の説明と称して強制的に複数回コミュニケーションを取らされる笑
そうすることで、この会はコミュニケーションありきの会だという風土を感じることが出来て自らコミュニケーションを取りやすくなるんです。
新規の人間にむちゃくちゃ優しい設計になっているんです。そうやって、コミュニケーションが頻繁に行われていて、この団体はずっと成長しつづけているんです。
ブランドに置き換えると、ファン同士のコミュケーションがあちこちで行われていて、どんどん大っきなコミュニティを作っていき、強いブランドになるってことです。このファン同士のコミュニケーションっていうのは絶対見誤っちゃいけないところで、しっかりと自社のビジネスを整理して、どこでどうコミュニケーションが生まれるのかを考えて、その場所を設計することが大事かなと思います。

というわけで今日は、コミュニケーションを設計する。というテーマでお話しさせていただきました。

ブランド・プランナー 採用ブランディング認定ディレクター 下野

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