アウトプットの質を高めるストーリーの作り方【イシューからはじめよ⑤】

こんばんは、
荒井慶介です。

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さて、今日の本題です。

イシュードリブン⑤

今回は「解の質」を高めるための注意点について述べます。

これまでは「イシュー度」の高い、「良いイシュー」を見つけるための情報収集や情報の扱い方について述べてきました。

そうして出来上がった「良いイシュー」に対して「解の質」をあげていくための取り組みのうち「ストーリー作り」に関して説明していきます。

○結論

ストーリー作りには以下の2つの行程があります。

1.イシューを分解する
2.分解したイシューに基づいてストーリーラインを組み立てる

1.イシューを分解する

ほとんどの場合、イシューは「大きな問い」であるのでいきなり答えを出すことが難しいです。
(逆に言えば、そのような「大きな問い」でなければ良いイシューではないということでもあります。)

そうした「大きな問い」のイシューに答えを出すために、
イシューをサブイシューに分解する
という作業を行う必要があります。

この作業を行うことによって部分ごとに仮説を裏付けて最終的に「大きな問い」のイシューの答えを出すことができます。

その際に大事になるのが、
漏れなく、ダブりなく」、「本質的に意味のある塊」で分けることです。

茹で卵のイメージで考えてみてください。

茹で卵の図.001

この図のように、黄身と白身をそれぞれ別の問題と考えたとき、切り出し方によってだぶりのある分け方になってしまう可能性もあります。

ですので、ちゃんと黄身と白身を別物として取り出してあげるためにも、
漏れなく、ダブりなく」、「本質的に意味のある塊」で分けることが大切なのです。

2.分解したイシューに基づいてストーリーラインを組み立てる

上記の手順によってイシューを小さなサブイシューに切り分けたら、今度はその部品を並べ替えることによって、最終的な成果物を作り上げます。
(就活ならESや面接のアウトプットになりますし、講義ならプレゼンなどにあたります。)

その際、二種類のストーリーの考え方が存在します。

a.「why」の並び立て
b.空・雨・傘

a.「why」の並び立て

最終的に説明したい事象を裏付けるための論証を並列に並べる方法です。

例えば、面接で考えると、

御社は私を採用すべきです。
まず、私は御社のビジネスモデルで1番重要な営業においてOOという実績をもち自らPDCAサイクルを回して売り上げを上げることに寄与できます。
次に、御社が向かっていきたいビジョンと私の描くビジョンが共通しています。
そして・・・

というように、「私を採用すべき」というメッセージについて、理由や根拠を並べることによってメッセージを強化する、といったストーリーになります。

b.空・雨・傘

もう一つのやり方は、生活の中でよく使っている手法です。

空・・・OOが問題である。
雨・・・この問題を特にはここを見極める必要がある。
傘・・・そうだとすると、こうしよう

具体的に考えると、

空・・・西の方の空が暗いなあ
雨・・・このまま行くと雨が降るかもしれない
傘・・・だとすると、傘を持ち歩く必要がある

といった感じです。

このパターンでは、問題提示の次、「雨」にあたる部分での考察の深さが重要になってきます。
(雨のパターンでも、どうやって考えるのかによって傘を持ち歩くかどうか、行動が変わりますよね!)

以上の二つの手法がストーリーを作る際の主な考え方でした。

○結論

1.イシューを分解する
2.分解したイシューに基づいてストーリーラインを組み立てる

この2ステップを踏むことによって、「解の質」を上げることができます!


この話は特にESを書いたり、面接をしたりする際にかなり使えるテクニックとなっています!
もっと詳しく聞きたい!と思った方は声をかけてくださいね☺️


本日はここまでとします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

荒井慶介(あらいけいすけ)
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