コアタイムなしのフレックスタイム制を導入しました⏰|導入までの過程をご紹介します
みなさんこんにちは!
GMOタウンWiFiで組織改善に励むのんにゃんです。
弊社では、みんな以前からある程度自由に働いていたのですが、フルリモートのパートナーも増えたこともあり、ここいらで正式に制度として導入すべきだと、重い腰を上げてフレックスタイム制を導入しました〜!
ここでは、具体的な事務処理方法などのハウツーではなく、自社にとって最適なフレックスタイム制を模索するプロセスをご紹介できればと思います。
フレックスタイム制について
フレックスタイム制については、ある程度知っている前提で話を進めますので、参考資料だけ置かせていただきます。
国が出しているものですが、全てまとまっており、とても分かりやすかったです。
事務手続き系にも少しだけ触れておきます!
フレックスタイム制とはいえ、自社でカスタマイズできるところが色々ありますので、それを決めて就業規則の修正、および、労使協定を作成する必要があります💡
検討ポイントの整理
上記にも少しあるように、フレックスタイム制と一口に言っても、各社でルールは少しずつ異なります。
その中でも、特に影響範囲が大きく、検討の余地があるポイントを以下としました。こちらは就業規則・労使協定に明記が必要な点です。
フレキシブルタイムの有無、および、その時間
コアタイムの有無、および、その時間
精算期間の設定
このポイントをどうやって決めていったのかをご紹介して参ります!
1. スーパーフレックスだとどんな課題があるだろう?
スーパーフレックスやフルフレックスなど、ネーミングは諸説あるようですが、まずは最も自由なルールとなるフレックス制を検討するところから始めました。
フレキシブルタイム→なし(24時間いつ働いても良い)
コアタイム→なし
精算期間→3ヶ月(最大)
弊社では、パートナー一人ひとりの意志を尊重しており、自律的な働き方を促進しています。そのため、働き方に関しても自由度は高ければ高い方が良いと思ったのです。
そこで、まずはスーパーフレックスに挑戦したい旨をパートナーのみんなに伝えました。
懸念を抽出
アンケートで全パートナーから意見を募ったり、立候補してくれた人と一緒に懸念や課題の洗い出しを行いました。
まとめるとこんな感じでした。
ルールによって解決できそうなものももちろんたくさんありますが、制約があってこその自由とはよく言ったもので、スーパーフレックス制度は弊社にとっては逆に不便になるかもしれないと思い始めました。
特に「ずるずると夜型人間になってしまいそう」「孤独が加速しそう」という不安は、人間がまともな生活を営めなくなってしまう(大袈裟ではない)ので、制約を作ることで避けられるのであれば、あらかじめ避けるべきだと考えました。
パートナーから直接声をもらうことは大事だと、改めて思わせてもらいました😊
2. ルールを決める
次に、出てきた課題を解決できるようなルールを決めていきました。
就業規則・労使協定に明記する内容
フレキシブルタイム→5:00-22:00
みんなの健康のため
夜中に会議が開かれないため
22:00-5:00が深夜割増料金
コアタイム→なし
特に設ける必要がなさそうだった
精算期間→1ヶ月間
3ヶ月間だと各自の管理が大変そう
給与計算が煩雑
繁忙期等がないので、メリットがあまりなさそう
運用のためのルール
フレキシブルタイムの中で、一人ひとりが基本稼働時間を決める
一人ひとりの稼働時間が毎日のように変動してしまうと、定例を組みにくくなってしまいます。曜日ごとに異なるのは問題ないですが、あらかじめ各々が基本となる稼働時間を設定しておくことで、会議が組みやすくなります。稼働予定時間をいつまでなら変更して良いかを決める
サークル(チーム)ごとに決めてもらいましたが、みんな「会議に出席するなら当日でもOK」となりました。予定は全てGoogleカレンダーで管理する(後述)
最近のアップデートでとても便利になりました!
slackのメンションは、受け取る側が設定する(設定方法)
緊急時にはおやすみモードを無効にできるので安心
Googleカレンダーの設定
最近アップデートされて、フレックスタイム制やリモートワークにも便利な機能が増えたと感じましたのでご紹介します!
勤務時間と勤務場所の設定が可能に!
「外出中」の予定が入れられるようになった!
稼働しないすべての時間を登録することにしました。
slackと連携しておくと、不在時間がよくわかる!(設定方法)
おわりに
7月は移行期間として8月から本格的に運用する予定ですが、今のところ問題は起こっておりません。
稼働時間を自分で決められることで、より自律的な働き方ができる会社に近づいた気がします。
自分のためにも、仲間のためにも、一人ひとりの管理力が大切になってくるので、しばらくは注意深く観察しながら、弊社にとって良い制度だったと思える日が来るのを待ち望みたいと思います。