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パートナー同士が気軽に贈り合う「リアルタイムフィードバック」を導入したい

みなさんこんにちは!最近マッチングアプリで「こんにち」と連絡をもらいモヤっとしたのんにゃんです。

「今日(こんにち)は、ご機嫌いかがですか」「今日(こんにち)は、いいお天気ですね」の後半が省略されて「こんにちは」と挨拶するようになったらしいので、「こんにち」が正しい表記となります!

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余談はここまでとして、今回は以前ご紹介したピア・フィードバックの続きのような内容となります。

というのも、その記事の最後に以下を書いていたのですが、ピア・フィードバックとは別にその機能を担う仕組みを作ろうと思っているからです。

すでにいるパートナーに関して今のところ理想としているのは、常にフィードバックし合える関係性です。フィードバックをパートナーに依頼することへの心の障壁も低く、むしろ欲している状態で、それこそ自律的に成長できる仕組みにしていきたいなあと思っています。

この「常にフィードバックし合える関係性」を築いていくため、アウトプットの向上を目的とした「リアルタイムフィードバック」を追加していこうと思っています。

前回行った「ピア・フィードバック」に関しては、姿勢や関係性に留めることで2種類のフィードバックを共存させたいと考えています。

まとめるとこのような図になります。

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リアルタイムフィードバックとは

リアルタイムフィードバックとは、その名の通り、自分の具体的なアウトプットに関して、リアルタイムで賞賛/承認とアドバイスをもらうものです。

海外のメディアで良く見かける単語で、同僚から気軽にフィードバックをたくさん受けることで成長を促すもののようです。

やり方は色々あるとは思うのですが、フィードバックを受ける人が、いつ・誰に・何についてフィードバックをして欲しいのか選択できることは特長の一つだと思います。

またフィードバックのみならず、賞賛/承認を必ず一言入れることも重要なポイントです。正しいやり方であれば、関係性の構築や向上を望めます

導入障壁

やり方やメリットは重々理解し、さらに弊社のようなフラットで「上司」が存在しない組織の場合はさらに、このような自律的に成長できる仕組みは必要であると考えています。

しかし、フィードバックをするということは、つまり、課題点を指摘し、アドバイスをするということです。しかも部下ではない同僚に対して、です。

こちらのブログでは、ヨーロッパと日本のフィードバック文化の違いを教育制度の観点から簡単に考察していますが、たしかに真相は不確かではありますが、フィードバック制度が日本企業にすっと馴染むイメージは、ミレニアル世代の私でさえ持つことができません。

教育制度の観点以外にも、はっきりものを言うことが苦手だったり、協調的でありたい、すなわち、指摘して人の仕事に水を差すような行為(本来は決してそのような行為ではないですが)は慎む文化で育った私たちにとっては、気軽にフィードバックをすることほど難しいものはないのではないか、とすら思うのです。

さらに、心理的安全性が担保されている状態でないと成り立たないようにも感じられます。文化の課題もありつつ、まずは心理的安全性が一番大切なのではないでしょうか。

少しずつ、導入してみよう

一気に導入してもうまくいく見込みが薄そうだったので、まずは
・「いい!」を頻繁に言語化して相手に伝えることに慣れる
・褒め合って心理的安全性を高める

の2点から始めようと思いました。

つまり、本来の目的はフィードバックを送り合ってアウトプットの質を高めることですが、その前段階としてポジティブな内容だけを贈り合うことにしたのです。

具体的には、slackで使えるこちらのアプリを導入しました。

こちらのツールの特徴は、
・slackでコマンドを叩くと簡単なフォームが出現する
・当人(送った人と送られた人)しか内容を見ることができない
・slackやwebで簡単に見返すことができる

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▲ 送信フォーム
シンプルで分かりやすいのと、賞賛&承認の枠があるのが良い

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▲ webページ
こちらもシンプルで見返しやすい

難点としては、活用されているのかを運用者が確認できないことです…。

組織風土の醸成やバリューの浸透を目的に、ピアボーナスなどでみんなが見えるところで賞賛し合う方法もあると思うのですが、今回はフィードバック文化の土台づくりなので、あえてクローズドなツールを選びました。みんなに見えるよりは、本人にしか届かない方が気恥ずかしさも多少和らぐかなと見込んで…。

ただ、活用されてるのかが一切私に分からないことは問題なので、1on1を担当しているパートナー(弊社の場合はCEO)に、毎月の1on1でどのくらい活用されているか確認してもらうことにしました。元々、1on1の話題の一つとしても取り入れてもらう予定ではあったので、ちょうど良いかなと思っています。

今感じている課題

導入してから半月くらいが経つのですが、贈る人が固定されてしまうと、不覚にも上下関係感が生まれてしまっているのではないかということに課題を感じています。

というのも、弊社はフラットな組織ではあるのですが、役割としてのチームリードはおりまして、その方々に積極的に送ってもらうよう依頼していたのです。実際に多くの「いいね!」をチームのパートナーに送ってくれているのですが、反対に送った相手から送り返されることがほとんどない状態になってしまっているのです。

これでは、まるで上司が部下を褒めているだけのように感じられているような気がして、非常に危惧しております。導入してからまだ1on1の期間がやってきていないので、チームリード以外でどのくらい贈り合えているのかは分からないのですが、間違った印象がついてしまう前に軌道修正しなければと思っています。


リモートワークが当たり前になっている今は、孤独感や疎外感を感じやすく、仮にそれが思い込みであった場合でも修正がしづらくなってしまっていると思います。

だからこそ、きちんと言葉にして伝えることはとても大切だと感じています。得意不得意はあるにせよ、少しずついい文化として根付いていくことを目標に、粛々と取り組んで参りたい所存でございます。

それではまた!

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