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テレビを多様な形で楽しめる配信サービスの未来を背負って。私たちがTVerの仕事に感じる魅力と可能性/在京放送局5社座談会【前編】

株式会社TVerは「テレビを開放して、もっとワクワクする未来を TVerと新しい世界を、一緒に。」をミッションに掲げています。

目指す姿の実現に向けてTVerで働く全員が力を合わせる中で、放送局各社からTVerに参画するメンバーもいます。ある意味「競合他社」のライバル同士でもある彼らは、TVerで日々どのように協働しているのでしょうか?

そこで今回は、在京キー局各社からTVerへ参画した5名の座談会を実施しました。それぞれのキャリアからTVerで働く魅力、今後の展望まで語り合った様子を、前後編に分けてたっぷり紹介します!

■プロフィール ※写真左から
サービスプロダクト本部 プロダクトマネジメント部:新井 隆史
2017年、日本テレビ放送網株式会社に入社。2023年12月より株式会社TVerへ参画。

広告事業本部 カスタマーサクセス部 部長:中川 卓也
2015年、株式会社テレビ朝日に入社。2020年7月より株式会社TVerへ参画。

広告事業本部 カスタマーサクセス部:杉山 英里
2019年、株式会社TBSテレビに入社。2022年10月より株式会社TVerへ参画。

サービスプロダクト本部 プロダクトマネジメント部:木藤 風花
2020年、株式会社テレビ東京に入社。2023年10月より株式会社TVerへ参画。

サービスプロダクト本部 プロダクトマネジメント部:川原 隆弘
2020年、株式会社フジテレビジョンに入社。2022年1月より株式会社TVerへ参画。


番組制作や報道、デジタル配信など多様な経験を経てTVerへ

——はじめに、皆さんの担当業務やこれまでの経歴を教えてください。

新井:私は現在、サービスプロダクト本部 プロダクトマネジメント部で、TVerのWebサイトやAndroid/iOSアプリの開発ディレクション業務を担当しています。

もともとは日本テレビに新卒で入社し、番組の制作現場でカメラマンを務めた後、配信事業部門へ異動して、自局アプリでのリアルタイム配信を担当していました。放送局の立場からTVerの配信に携わった経験もあり、現在に至ります。実はTVerへの参画は、これで3度目となります。

木藤:私も新井さんと同じサービスプロダクト本部 プロダクトマネジメント部の所属で、リアルタイム配信やTVerアプリ内限定で配信される「Special Live」の技術周りを主に担当しています。2024年4月からはコネクテッドTV向けアプリの開発にも関わるようになりました。

テレビ東京でも、一貫してリアルタイム配信のシステム構築・保守・整備に携わってきました。

木藤さんの紹介記事はこちら

杉山:私は広告事業本部 カスタマーサクセス部に所属しています。主な業務は、TVer広告の営業として広告会社や広告主の企業様への対応や、サービスの提案などを行うことです。

新卒入社したTBSでは報道局に配属となり、ニュース番組の報道や経済部の記者を経験しました。「ゆくゆくは配信業務に携わりたい」と今後のキャリア希望を出したところ、念願が叶ってTVerへの参画が決まったんです。

杉山さんの紹介記事はこちら

中川:私は杉山さんと同じ広告事業本部 カスタマーサクセス部にて、部長を務めています。TVerには、前身のプレゼントキャストから現在の社名に変更となった2020年7月のタイミングで参画し、広告営業組織の立ち上げに携わりました。

私は、システム開発会社・リサーチ会社・ネット広告会社を経て、2015年にテレビ朝日へ中途入社しています。放送局ではデジタルコンテンツに関わる業務を担当し、局内におけるTVer配信担当も経験しました。

中川さんは、過去にも「TVer HR BLOG」に登場してもらいました!

川原:私はサービスプロダクト本部 プロダクトマネジメント部に所属しており、担当業務はコネクテッドTV向けアプリの開発ディレクションです。

2020年にフジテレビへ入社した当時から配信技術に携わり、このメンバーの中では唯一、フジテレビと兼務という形でTVerに参画しています。

TVerを成長させることが、放送業界全体への貢献にもつながる

——同じ「放送業界出身」でも、これまでの経験やキャリアは様々ですね。そもそも、皆さんはなぜこの業界を志望したのでしょうか?

新井:やはり、自分にとってテレビが最も身近で好きなものだったからです。一方、大学時代は忙しくて朝のニュース以外はあまりテレビを見る時間がなく、好きだったテレビの見方を技術的に変えたいというのも理由の一つです。

川原:新井さんと同じです。学生時代にフジテレビでインターンシップに参加した時、初めて収録スタジオを生で見て、その迫力に圧倒されたことは今でも忘れられません。おもしろい先輩方にも囲まれ、放送局の中で働く人たちに憧れたという側面もありますね。

中川:私も放送業界には長らく興味を持っていたのですが、学生時代の就職活動では残念ながらご縁がありませんでした。

しかし、前職の広告会社にてテレビCMの効果測定業務に携わる中で「やはり挑戦してみたい」という気持ちが再燃していったんです。タイミングよく見つけた中途採用の求人に応募し、この業界にトライするきっかけを掴めました。

木藤:私も幼い頃からずっとテレビが好きで、放送業界を志望しました。自分の知らない世界を見せてくれて、友人との共通の話題にもなる。テレビが私たちの日常に与える影響力の大きさに惹かれ、私も番組を届ける立場になりたいと思ったんです。

杉山:私も元々テレビが好きで、ドラマやドキュメンタリーに影響を受けてきたからです。テレビはつけたら基本的には常に何かが放送されていて、偶然出会ったコンテンツや情報で視野が広がることもあるのが魅力だと感じていました。

自分の見たいものしか見なくなってきている時代だからこそ、テレビにはテレビの役割があると思っている……と採用面接当時は話していました。一方で、「テレビ離れ」が進んでいるのも事実で、せっかく良いコンテンツが制作されているのに見られなくなっていくのは悲しい…というのが配信に興味を持った理由です。

——TVer参画にあたり、どのような意気込みを持っていましたか?

中川:「TVer在籍中は、TVerの成長を第一に考えるように」と上司から言われ、送り出してもらいました。自分自身も、それが放送業界全体の貢献につながると考えていたので、とにかく全身全霊でミッションに取り組もうと考えていましたね。

杉山:放送局にとって、配信事業の重要性は今後ますます高まっていくでしょう。TVerで得られる経験や人とのつながりは今後にも必ず活きると感じました。

新井:技術的な側面で言うと、TVerが取り組んだ開発内製化は自局にとって非常に参考になるはずです。TVerでは、開発組織の立ち上げと内製化によって以前よりも開発スピードが格段に高まりました。将来的に、その知見を放送局やグループ会社に持ち込むことが大きな目標の一つです。

木藤:TVerでは、現在メインで担当しているリアルタイム配信のほか、見逃し配信や広告、ユーザーデータの活用など、これまであまり関わりのなかった領域も経験できます。TVerでの業務を通じて、テレビ番組を多様な方法で視聴者にお届けできる“配信のプロ”を目指したいと思いました。

川原:私は放送局とTVerの兼務という立場なので「両者にいかにシナジーをもたらせるか」が求められていると感じました。TVerで働く人たちとともに、広い視野で「テレビのために」を考え、実行していくことが自分のミッションだと捉えています。

TVer参画後に感じた、想像以上のフラットさとスピード感!

——TVerへ来て感じた、率直な印象を教えてください!

新井:放送局では、技術は技術、報道は報道、制作は制作……といった具合に、各部署がそれぞれの専門性を持ち、任せ合いながら仕事していました。そのため、お互いの仕事ぶりはあまり見えない状態だったんです。

ところがTVerに来て、すべてのドキュメントや情報がオープンに共有されていることに驚きました。何か調べたい時にすぐに情報を取りに行ける上、その業務を担当しているメンバーに相談もしやすく助かっています。

川原:TVerは、非常にフラットな環境ですよね。普段も、私たち技術系のメンバーとビジネスサイドのメンバーが一緒に考えながら業務に取り組む場面が多くあります。

杉山:異なる職種のメンバーとも距離感が近いのが、TVerの大きな特徴ですよね。さらに、社内では放送局に限らず様々な業界出身の人たちと関わるので、その点も刺激が多くておもしろいと感じます。

新井:反対に、服装、髪形、働き方が自由な点は、放送局もTVerも共通しています。その風土が非常に自分には合っていたので、TVerでも変わらなくて安心しました(笑)。働く上で、細かいけれど意外と大事なポイントだと思っています。

木藤:皆さんの意見に共感しつつ、ほかにも驚いたのは、何事に対しても意思決定のスピードがとにかく速いことです。TVerでは、サービス柄アプリの機能リリースなどスパンが短いため「決めたことを当日から実行する」ような場面も少なくありません。

スピード感についていくのが大変ではありますが、ゴールに向かってやるべきことに集中しやすい環境だと感じます。不具合の改修状況や進捗がすぐに見えることが、仕事のモチベーションにもつながっていますね。

中川:放送業界は70年近い歴史を持ち、放送局各社には設立以降、培ってきたノウハウや成功事例が多くあります。

一方で、TVerはサービスとしても組織としても成長中のフェーズです。いわば、事業の仕組みや業務フローはベストな方法を模索している最中だとも言えます。

それは個人の裁量の大きさにもつながっており、私自身は、挑戦機会が多くて非常に好ましい環境だと捉えています。

木藤:若手の立場でも、裁量の大きさを感じています。緊張感を持ちつつも、日々いろいろとチャレンジできることが嬉しいですね。

——TVerへ来て様々な驚きや刺激を得ているんですね。後編では、皆さんがTVerでどのように協働しているのか、これから挑戦してみたいことについてもお聞きしたいと思います!

【後編はこちら】


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取材協力:CASTER BIZ recruiting