相席スタート・山﨑×さや香・新山×ゆりやんレトリィバァが本音で語る「恋愛座談会」

恋愛ネタを得意として恋愛本も刊行、さらに落語家・立川談洲との結婚を発表した相席スタート・山﨑ケイ（取材時は結婚発表前）、ラジオ番組で斜めな角度から恋愛を指南するさや香・新山、自分と向き合いトレーニングを始め36キロの減量に成功した恋多きゆりやんレトリィバァに、それぞれの恋愛観をざっくばらんに語ってもらった。

取材・文＝高本亜紀
編集＝竹村真奈、村上由恵（タイムマシンラボ）

ケイの譲れない恋愛ルールとは？

――3人の中で、ゆりやんさんは恋多きイメージですが？

ゆりやんレトリィバァ（以下、ゆりやん）　実際、このおふたりに恋の相談に乗っていただいたことがあります。ケイさんとはお仕事でお会いしたら恋の悩みを聞いてもらって。いいことを言ってもらったというのは心に残ってます（笑）。新山さんは、私がせいやさん（霜降り明星）が好きだったとき、相談に乗っていただいてたんです。ただ厄介やったのは、せいやさんからも相談を受けてたこと。私だけじゃなくせいやさんの恋も応援してて、先輩ですけど“なんや、こいつ”って思ってました。

新山　僕は一緒に悩んで、僕も成長するっていうのがスタンスっていうか。やから、そのときも両方を応援していて結局どっちの恋もダメになってしまったんですけど、僕にとってはすごくいい経験になったなと思ってます。やっぱり恋愛って全力で相手の気持ちを考えるもんで、恋することによって他者への思いやりを持つ心を養えるんです。そうやって、人として大きくなれるのは恋愛のいいところやと思ってるんですよね。

山﨑ケイ（以下、ケイ）　ねえ、俳優さんか何かなの？

ゆりやん　私たちの経験を自分の成長の糧にしないでください！

新山　申し訳ない。けど、全部ほんまのことやから。

――これだけは譲れないという恋愛のルールはありますか？

ケイ　私にとって大事なのは、私が好きかより私のことを好きかどうか。この人、私のことすごく好きなんだなあってわかってから好きになるタイプなんですよね。学生時代には自分から好きになったこともあったかもしれないけど、大人になってからはなくて（新山の何か言いたそうな表情を見て）…まだあの気持ち知らないんだ。かわいそう、みたいな顔しないでくれる？

新山　ふふっ、すみません。ケイさんは芯がないのかもしれないですね。

ケイ　何それ！

――いいなと思った段階で、好きになってもらえるように仕掛けないんですか？

ケイ　ツンツン、どうでしょうか？みたいな攻め方はしますけど、無理そうだったらすぐ撤退します。

ゆりやん　粘ったりもしないんですか？

ケイ　しない。私、運命の人はいないって思っていて。ひとりの人に固執するのは時間のムダだし、落とす落とさないというよりも付き合ってからのほうが大事だと思っているんで駆け引きはあんまりしないですね。

ゆりやん　私は真逆です。自分が好きだと思った人じゃないとダメで、なんやったらムリムリ！って言われるほうが好きになるんですよ。で、アピールするんですけど、途中で“好きって言いすぎて、この人、ほんまに私のこと、なしではなくなってる”って思った瞬間、急にイヤになるんです。だから、なんとも思ってない人から急に好きって言われるのが一番ダメ。私なんかを好きやなんて気持ち悪いって思っちゃうんですよね。

新山　そう思うのは自分に自信がないからや。僕、ラジオで恋愛相談を受けてるんですけど、好きになられると冷めるっていう相談結構多いんです。自分のラインを低く見積もって相手のことを妄想で上やと思いすぎているから、自分と同じラインやと気づいた瞬間に冷めてしまうんでしょうね。

ゆりやん　そうやと思います。今まで片想いのオトコを切らしたことがなかったんですけど（笑）、コロナの影響もあって人と会う機会もなくなったから好きな人ができなくて。そんなときに本格的なトレーニングを始めたら自分のことを大事にできるようになったし、ちょっとだけですけど自信が持てるようになったんです。その自信ってキレイでしょ、かわいいでしょっていうより、私は私でいいやっていうものなんですけどね。

新山　今やったら、好きになられても冷めへん可能性あるよな？

ゆりやん　はい、そうなっていたらいいなって思ってます。

失恋したときにゆりやんが元気をもらった１曲