![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44722488/rectangle_large_type_2_0d576e5dee58357bca475fc4310a2324.jpg?width=1200)
【5日連続FAKE MOTION特集】day3 田中洸希インタビュー
放送中のドラマ『FAKE MOTION -たったひとつの願い-』(日本テレビほか)がついに新章突入! スタートを記念して平日5日間連続で出演者インタビューを大公開します!
3日目に登場するのはSEASON1『FAKE MOTION -卓球の王将-』に引き続き、SEASON2『FAKE MOTION -たったひとつの願い-』(日本テレビほか)でもエビ高のムードメイカーのモンキーこと、井上紋太を演じるSUPER★DRAGONのメンバーでもある田中洸希。今作ではより仲間のために強く成長したモンキーとどう寄り添ったのか話してもらった。
ドラマ『FAKE MOTION –たったひとつの願い-』
(日本テレビほかにて、毎週水曜日深夜24:59〜放送中)
取材&文/吉田可奈 撮影/飯田エリカ
――「FAKE MOTION -たったひとつの願い-」では、SEASON1に比べてモンキーこと、井上紋太がかなり活躍していますよね。
そうですね。エビ高連合軍のなかで、恵比寿長門高校のメンバーは僕と(吉澤)要人しかいないので、かなり重要な役どころを任せてもらったような気がしていて。台本を読んだ当初はプレッシャーもありましたが、撮影を振り返ってみると、SEASON1で培ってきた絆や、先輩から教わったものを発揮できているんじゃないかなと思います。今作は、絆や青春、仲間、そしてチーム同志の関係性に重点が置かれているのですが、トビー(吉澤要人)とモンキーはとくに仲間想いなんです。正直、この2人がいなかったら、SEASON2の世界はもっと大変なことになっていたんじゃないかなと思います(笑)。
――たしかに! 危機一髪のところで、板垣瑞生さん演じる土方を助けるようなシーンもありますよね。
そうなんです! もし土方さんがチームじゃなくて完全に1人行動だったら、相当大変なことになっちゃうと思うんですよ。無茶ばっかりしそうだし。だから、トビーとモンキーは我ながら良い働きをしたと思っています(笑)。
――SEASON1はわちゃわちゃとしたシーンが多かったですが、今回はチームをしっかりと支えていくシーンが印象的でした。
前作と比べるとシリアスなシーンがかなり多くて、おちゃらけるようなシーンがあまりなかったんです。人間味のある深いストーリーになっているのはすごく素敵なことなんですが、あまりにもシリアスで、途中で“あれ、モンキーってどんなキャラクターだっけ?”と迷路に入ってしまうこともありました(笑)。
――その分、成長もかなり感じたのではないでしょうか。
はい。モンキーは表ではふざけたり、おちゃらけたりしているけれど、なんだかんだで、仲間のことを心から想っているんですよね。SEASON1にはない、モンキーの感情の深みを感じてもらえたらうれしいです。
――撮影中にみなさんとはコミュニケーションを取れましたか?
撮影の裏では、(板垣)瑞生くんに、お芝居のことをたくさん教えてもらいました。瑞生くんはこれまでにいろんなお芝居を経験されているからこそ、僕たちに堅苦しくなく、優しく、お芝居のことを教えてくれるんですよ。さらに撮影中は僕らに見せ場を作ってくれたりもしたので、本当に頼りになりました。
――モンキーとトビーを立ててくれたんですか?
はい。僕らがお芝居に不慣れだということも理解してくださって、僕達ふたりがどう動いたらいいのかを丁寧に教えてくれたんです。いい経験にもなりましたし、刺激にもなりました。
――よりお芝居に対して興味が出たんじゃないですか?
そうですね。お芝居の深さや、お芝居の面白さを前よりももっと感じることが出来ました。
――今回は卓球のシーンも多かったと思うのですが、全力を出しきれましたか?
実は今回、SEASON1であんなに何度も打っていた“モンキースペシャルスマッシュ”が全然出ていないんですよ(笑)。
――見せ場のスマッシュなのに!
そうなんです。でもドラマの中でも律に「スマッシュの無駄打ちは良くない」と言われていたので、出てこなくなってしまうのは必然だったのかもしれないです(笑)。
――モンキーも、田中さんも、学ぶことが多い現場だったんですね。
たぶん、スマッシュを無駄打ちをするのはダメだっていうことにモンキーも気づいたんでしょうね(笑)。そこで今回は戦型をあえて変えているんです。ふたりとも粘るようになったり、スマッシュを打ったとしても高くあげて返すような、相手を疲れさせる戦型になっていまして。試合中も、台からかなりの距離を取って打ったりと、すごく考えてプレイしているんですよ。
――あの攻撃展開はすごく美しかったです!
そう見えますよね⁉ 実は撮影では一度もコートに入っていないですからね(笑)。指導の方にも“すごくキレイなフォームだったよ”って褒めていただいたんですけど、僕の目線から見たら何ひとつ入っていなくて……。高さ的にもこだわって打ってはいましたが、本来なら卓球はいかに入るかが勝負なのに、全然入らなかったので、あらためて卓球の難しさを知りました。
――かなり厳しい撮影だったんですね。
時と場合によっては、お芝居にリアリティを持たせるために、汗を追加することもあるんですよ。でも、今回はほぼ本物の汗なので、まったく追加することなく、本物の汗をたくさんかきながら撮影が進みました。
――それだけ渾身のプレーが見られるということですね。
はい。試合数はそこまで多くはないのですが、かなり見どころはあるんじゃないかなと思います。
――それにしても、モンキーとトビーは、SEASON1、2を通してかなりのシーンに出演していますよね。
ありがたいことに、SEASON2でもほぼ出ずっぱりなんですよ。僕らは土方さんを支える役なのですが、SEASON1では別の高校だったじゃないですか。でも今回、同じチームになったので、土方さんがどういう人なのかということを理解しつつ、支えなくちゃいけなかったんです。本当なら先輩である律とコウ様が支えなくちゃいけないはずなのに、あのふたりはいつの間にかどこかへ修行に行っちゃって、前半はなかなか出てこないんですよ。それなのに、良いところでかっこよく出てくるからズルイです(笑)!
――でも、そういうヒーロー的なポジションって憧れますよね。
本当に憧れます。やっぱり映画やドラマを観ていて、そういうシーンはかっこいいなと思うので、いつか僕もそういう役を演じてみたいです。
――今作は友情、愛情、絆を強く感じる作品だったと思うのですが、ひとつのことに向かって頑張ること、みんなと楽しむという点では、田中さんが在籍しているSUPER★DRAGONとリンクする部分がたくさんあったのではないでしょうか。
そうですね。スパドラは人数が多いところもそうですし、友情はもちろん、時にぶつかり合ったり、時に笑い合ったりして切磋琢磨しているところはすごくリンクしていると思いました。撮影期間は、スパドラの自分としてはこう考えるし、モンキーとしてお芝居の上ではこう考えるなと2つの思考を持ちながら動いていました。お芝居の経験がそこまである方ではないので、要人と協力しつつ、話し合いをしながら挑んでいました。仲間や先輩との絆をリアルに感じられた現場でした。
――しかも、SUPER★DRAGONのメンバーがそれぞれ違うチームに散らばっているのもすごく新鮮でしたね。
土方さんが元々いた八王子南高校にはジャン(海渡)くんが、浅草雷門高校に(池田)彪馬もいますし、信玄明王高校には(志村)玲於くんがいたので、スパドラに戻ってきたときに「撮影どうだった?」という話はお互い良くしていました。あとはコウ様を演じた毅くんは同じエビ高ですし、一緒に居ることも多かったので、たくさん話せたのは良かったです。
――玲於さんからはどんな話を聞いたんですか?
「僕の役は常にダンベルを抱えているんだよ」って聞いていたのですが、それだけだとどんなキャラクターなのか全く想像がつかなくて(笑)。玲於くんの撮影日が、僕が他の仕事と重なってしまって、残念ながら現場を見られなかったんですよ。それで、やっと一緒になったのが、オープニング映像の撮影だったんです。そこで見た玲於くんはなんというか……面白かったですね。
――面白かった?
はい。玲於くんと同じ高校の部長である玉城裕規さんは、圧倒される風格がすごくあって、本当にカッコよかったんです。でもその隣にいる玲於くんは、普段の姿を知っているからかギャップがあって面白かったんですよ。向こうも同じことを思ってるかもしれないですけど……(笑)。同じグループのメンバー同士でも、お芝居の現場だといつもとは全く違う姿が見られるのも楽しいです。
――では最後に、田中さんが思う「FAKE MOTION -たったひとつの願い-」の魅力を教えてください。
今作では、仲間、青春、チームというテーマが丁寧に描かれています。人間ドラマとしても、それぞれのキャラクターたちの成長も楽しんでいただけるんじゃないでしょうか。でもSEASON1とはガラッとストーリーが変わっているのでビックリすると思いますよ。卓球がらみの、とある事件まで起きますからね。
――あれは本当に驚きました!
こんなストーリー、なかなか観たことないですよね! 僕自身もオンエアが楽しみです。僕のいるチームであるエビ高連合軍の絆や、SEASON1に出てきたキャラクターに加え、新キャラクターもたくさん登場してきます。見どころたっぷりな作品になっているので、それぞれの思いを感じ取ってもらえたらうれしいです。
田中洸希●たなかこうき
2003年2月27日生まれ。東京都出身。2013年にSUPER★DRAGONのメンバーとしてデビュー。ヒューマンビートボックスを得意とし、ラップ、ボーカル、ダンスのすべてを務めている。2019年には映画『あの空の向こうに~夏雲~』に出演。
「FAKE MOTION -卓球の王将-」全8話はオンライン動画配信サービスHuluとdTVにて配信中! またHuluではオリジナルストーリー「湯けむり温泉卓球事件簿」を独占配信中 https://www.hulu.jp/
ドラマに登場する各高校テーマソングは布袋寅泰、まふまふら超豪華アーティストがプロデュース! その楽曲が収録されたシングル『FAKE MOTION -たったひとつの願い-』は2021年2月24日(水)にリリース。
https://www.universal-music.co.jp/king-of-ping-pong/fake-motion-negai/
©汐留ヱビス商店街 © FAKE MOTION製作委員会
ここから先は
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/23768256/profile_24334162f2efb892d72c548aced7a40d.png?fit=bounds&format=jpeg&quality=85&width=330)
TV Bros.note版
新規登録で初月無料!(キャリア決済を除く)】 テレビ雑誌「TV Bros.」の豪華連載陣によるコラムや様々な特集、テレビ、音楽、映画のレビ…