【lyrical school 6DAYS vol.02】risano 「フリースタイルバトル、また出てみたいです!」
6日間連続更新lyrical school特集、トップバッターはrisano!
テレビ朝日系「フリースタイルティーチャー」の「アイドルラッパー育成SP」に出場し、アイドル同士でラップバトルを展開したlyrical schoolのrisano。番組出演を機にフリースタイルに開眼したという彼女に、戦いを終えた感想と現在の心境を伺いました!
取材&文/高木”JET”晋一郎 撮影/横山マサト
――risanoさんはテレビ朝日系で放送されていた「フリースタイルティーチャー」の「アイドルラッパー育成SP」で、でんぱ組.incの成瀬瑛美さん(現在は卒業)、バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHIの恋汐りんごさん、hy4_4yhのyukarinさん、BananaLemonのLetyさんとラップ・バトルを繰り広げられました。
これからの人生は絶対に変わるだろうなって思うぐらい大きな経験になりました! 本当に出演できてうれしかったし、成長できたと感じました。
――「ティーチャー」に出る以前から、リリスクの「Fresh Live」(動画配信サービス。現在は終了)でフリースタイルをやってたよね。
リリスクのプロデューサーのキムさんから、ずっと「risanoはフリースタイルを出来るようになったほうがいい」と指令が出てたんですよ。でも「無理です!」って断り続けていて(笑)。
――それはなぜ?
私って何をするにも事前準備に時間をたっぷり使いたいんですよ。ライヴ前もリハーサルの時点で完璧にしておきたいし、インタビューで話すことも予め全部メモしてたり、用意して用意して、100点を出したいんですね。だから即興でラップをするフリースタイルなんて絶対に性格的に向いてないと思って。でもキムさんが「risanoがやるなら俺もやるから」って言ってくれて(笑)。それで一緒にフリースタイルの練習をスタートしたんですけど、やるからにはキムさんに勝ちたくて毎日フリースタイルの練習をしてたんですね。その結果、キムさんやスタッフさんから感心してもらえるぐらいにはなったし、自分としてもやる気になったときに「ティーチャー」のお話をいただいて。
――では最初の収録のときの感触は?
もう完全に緊張に呑まれちゃいましたね。初日にもバトルで戦うステージに登ったんですけど、そのステージがとにかく高く感じて、「この上でフリースタイルバトルするなんて無理!」って思うくらいナーバスになっちゃって。バトルするアイドルの皆さんもそうなんですけど、ZEEBRAさんをはじめとした出演者もすごい人ばっかりで。そんななか、皆さんの前でいきなり自己紹介のラップをしたんですが、憶えていた歌詞が全部飛んで、ラップが止まっちゃったんですね。それでさらに怖くなっちゃって、「もう本番は絶対無理、出たくない」ってパニックになっちゃってたんですよ。でも、サイプレス上野さんにティーチャーとしてサポートしていただきながら、プライベートの予定を全てキャンセルして毎日フリースタイルの練習して。でも最初はぜんぜん調子が出なかったんです。
――それはどういった意味で調子が出なかったの?
バトルだからディスらなきゃいけないと思ってたんですよ。優勝することしか考えてなかったから、もうバッチバチにディスってやる!って意気込んでいたんですけど、よく考えたら他のグループで活躍されているアイドルさんに対してディスる理由が全く無かったんですよね(笑)。私自身、人のことをディスりまくるっていう行為をしたことがなかったので、いざ始まると言葉が全然出てこなくて。
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