ふとした瞬間に孤独死への恐怖が頭をよぎる49歳男性からのお悩みです【2021年12月光浦靖子連載「傷なめクラブ」】
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近況:クリスマス用の100円のチョコがうまいことに気づきました。そんなもん、パッケージだけで中身なんてひどい物でしょ? という偏見が吹っ飛びました。うまい!!
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<今月のお悩み>
年齢を重ねるにつれて、人と関わるのが億劫になってきました。普段は1人が楽でいいやと思ってますが、夜中に唐突に怖くなります。不健康的な生活なのでそんなに長生きしないとは思ってるんですが、うっかり長き生きしまった場合、腐乱死体で発見される自分を思うと、家族のいない自分は何か準備しておいた方がいいんだろうかと考えてしまいます。(二郎・49歳・会社員・男)
<お答え>
何をすべきって、最低でも腐乱の前に発見されるようにしておくことですかね
私もこのまま1人の生活が続くと思います。が、腐乱死体で発見されるのは嫌だなぁ。なんか、死んだ後に迷惑をかけるのがね。死んだ後だからフォローできないでしょ。菓子折り持って「その節は腐乱しちゃってすいませんね」なんて。掃除が大変ですよ。残り香とかキツいですよ。何をすべきって、最低でも腐乱の前に発見されるようにしておくことですかね。
あと、物はできるだけ少なく、持たないようにしておくことですね。持ちたいなら「これ、俺がもらう!!」と、誰もが欲しがるすげぇいいやつだけです。
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