栗きんとん
お茶仲間と月に1度オンライン茶会を行なっています。メンバーは私含め5人。
亭主は持ち回りで、亭主の方から各々を自宅にお菓子とお茶が届き、当日Zoomにて参加します。
今回のお菓子は
石川県小松市 行松旭松堂さんの「栗きんとん」。先月香川県を旅した亭主が石川経由でお店に伺ったそうです。
この栗きんとんはとても有名で、ずっと食べてみたいと思っていた夢が、思いがけず叶いました。
まず前日にクール便にて少し大きめの箱で、中には「栗きんとん」が2つ。
美味しくいただくための注意事項。
店主の行松さんと、さらに娘さんからの巻紙のお手紙が入っていました。
送料代の方が上回るのに…
食べて欲しいという亭主の気持ちと、作り手の気持ちがすごく伝わり、本当にうれしいです。
最近、編集者の佐渡島庸平さんの著書を読み、
「現代は役立つものだけで心を満たすことができない、非論理的、非効率的なものが欲しくなり、そのようなものが心を満足させてくれる」
という、とても印象に残った部分がありました。
お客様に食べてもらいたいお菓子を送ることも、
この栗きんとんを作るために、手作業でしかも熱々の状態で剥くそうで、それはそれは大変な作業だそうだそうです。
そんな思いが、私の頭の中で結びつきました。心が満たされていくことに気づきました。
そして、何よりもそれを共有できる仲間がいることが本当にありがたいことです。
栗きんとん、滑らかで、栗が口いっぱいにひろがり、ほんとうに美味しかったです。