♨️本を読む MUJI BOOKS「杉浦日向子」
湯船に長時間浸かれないマンの私。
3分くらいで根を上げる雑魚さですが、なんとか湯船に浸かり続ける為、スマホを弄ったり本を読んだり、色々と試行錯誤してきました。
その結果、ZINEを一冊読み終わるくらいの長さが丁度いいことに気付き、手元にあるZINEを一冊ずつ読んでいった読書記録達です。♨️
このシリーズ(?)の経緯がわかりやすいかなと思い、説明文を貼り付けてみた。他の人のnoteで引用をこういう使い方してる人がいて、ちょっと良いなと思ったので。
しかし毎度のことながら不定期更新です😇
なんなら今回はzineでもない。笑
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♨️MUJI BOOKS 人と物 11 「杉浦日向子」
著者 : 杉浦日向子
株式会社良品計画
そう、年末に無印に行った時に、MUJIBOOKSのコーナーでテンションがあがり、前から気になりつつも著書を読んだことのなかった杉浦日向子さんの本を手に取ったのである。
杉浦さんのことは路上観察学会のメンバーとして知っており、逆にどういう仕事をされている方なのかを全く知らなかった。
MUJIBOOKSのこのシリーズでは、著者の書籍やエッセイ、インタビューの言葉や、(この本では)生前の写真や形見の品などまで掲載されており、残した言葉を中心として"広く浅く"といった感じで著者を知ることができる。
杉浦さんは江戸にかなり精通されていたのだな。江戸の風俗に関する書籍も幾つか出されていたようで、この本に掲載されていた内容も面白かった。
まるで住んでいたかのように江戸の細部を感じることができる、とおっしゃっており、そういうこともあるかもしれない、と思わせるほど、江戸っ子が板についている(失礼な言い方かもしれないが、)ただ言葉尻を似せただけではなく、滲み出る感性が江戸っ子というか。(と、江戸を知らない上方の子孫は思うのであった)
早逝されたようで、もし生きておられたら是非お話を聞いてみたかった、と思った。
巻末の「百日紅」が良かったので今度読んでみたいな。江戸に関するエッセイも面白そうだ。
1冊500円だし、サクッと読めて、著者を知る取っ掛かりとして丁度いい本でした。
一つ引っかかることがあるとすれば、MUJIBOOKSの本としての体裁?の部分だろうか。
言語化が難しいが、本としてなんとなく細部が気に入らない。印刷や紙の品質とか、装丁とか、誌面のデザインとか。なんかチープだ。ベタ塗りがベタ塗りでなくドットなのも気になる。(これが無印らしさである、と言われたら、そんな気もするが、、、)