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【私の街歩き2】旧安田楠雄邸庭園

東京都文京区千駄木 旧安田楠雄邸庭園

文京区千駄木にある『旧安田楠雄邸庭園』に関して紹介します。

旧安田楠雄邸庭園 正門写真

<旧安田楠雄邸庭園の歴史>

①1918年 遊園地としまえんの創業者 藤田好三郎が土地を取得し建設
②1923年 安田財閥の創始者 安田善次郎の三女 みねの婿でもある
安田善四郎が邸宅を購入
③1937年 安田善四郎の息子 安田楠雄が相続
④1995年 安田楠雄が他界した後、公益財団法人日本ナショナルトラスト(JNT)に寄贈され現在に至る

この邸宅は、関東大震災・東京大空襲の戦火でも免れ、当時のまま残されているのが大きな特徴です。
私自身、何度かここには来た事があり、当時のガイドの方からは、『この邸宅は、建物内から庭への眺望を重視していて、雁行型(がんこうがた)という造りで設計されている。』と説明を受けました。

※雁行型
 →雁が飛んでいくときの列の形に似て、住戸がはすかいに続いている形式のものを雁行型という。
at homeサイトより抜粋


雁行型 at homeより抜粋 

邸宅内は、大正~昭和期の建築で多く見られる和洋折衷の造りとなっており、1階応接室の柱には至る所に彫刻が施されていて、見ていて楽しさを感じさせる空間となっています。

応接室
応接室内の柱

1階は他にも書院造りの客間や台所もあり見所のある邸宅になっています。
閑静な場所にある為、和室にいるだけでも心が落ち着きますね!

客間
台所

2階も和室になっており、春の時期は窓から桜が見られるようになっています。ここもずっと眺めていられます。(秋の時期は紅葉も見られます)

2階 和室より

邸宅内もそうですが、四季折々の庭の風景も素晴らしいので、ゼヒ訪れてみては如何でしょうか。

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