【私の読書1】星新一『明治の人物誌』
星新一 『明治の人物誌』新潮文庫
ショートショートの名手といわれた星新一が書いた作品です。
何故 野口英世・伊藤博文・エジソンなど、伝記作品でも有名な人物の話を書いたのか?
それは星新一の父でもある星一が関わってきます。
この本は、息子(星新一)からみた星一の伝記でもあります。
星一が実業家として出会った人物達をいわゆる偉人伝として紹介するという、少し変わった作品となっています。
個人的に印象に残ったのは、『伊藤博文』の伝記です。
伊藤博文の経歴は割愛しますが、なかなか人間味溢れる気さくな人物だったそうで、面白いエピソードもいくつか紹介されていました。
いわゆる厳格なイメージが強いですが、伊藤博文が酔っ払って女の絵を描くなんて、こんな陽気なエピソードがあるのが意外でした。
こういった興味深いエピソードを交え、
星一と偉人達がどう関わっていったか、分かりやすく紹介されているので、興味がありましたら、ゼヒ読んでみて下さい🙇