見出し画像

「特急ラビューで芝桜」と息子


鉄道好きの息子と、特急ラビューで秩父へ行ってきた。もちろん学校に行っていないから平日にだ。

空いているから〜


息子が不登校になってから、何度かラビューに乗った。私は4回目、息子は一人でも乗ったから6回目!!

通称「ミサイル」(息子から教わった)

都心から出ている特急(指定席)は色々あるけれど、ラビューはそれほど高くない金額で、わりと遠くまで行ける。

座り心地(もたれ心地)のよい黄色い座席シートと、外から見るとそのシートに座っている人の足元まで見える大きな窓は、

何度乗ってもテンションが上がる。

飯能駅でのスイッチバック、座席を回転させるかどうか、息子とゴニョゴニョ検討するのも楽しみな恒例行事。


関東のかなりの数の車両に乗ったが、ラビューが一番好きかも知れない。岐阜県出身の私にとって、飯能から秩父までのビルのない山を抜けていく風景も好きなのだ。

そして、息子はそれを分かっているから、急に出かけたい気分になり特に行き先や目的がない時は「ミサイル乗る??」と私を誘ってくるのだろう。
可愛いやつめ。


基本息子との鉄道旅は、乗るのが目的なため、すぐに折り返して帰ってくるか、時間によってはファミレスでランチだけを食べて帰ってくる。

ただ今回は、たまたま近くで芝桜の名所があることを知り、急遽息子にお願いして付き合ってもらった。

羊山公園の芝桜

暑い中、頑張って歩いた甲斐があった。一度は見てみたいと思っていた一面の芝桜。

とても綺麗だった!!


普段基本的に家で過ごし、体も殆ど動かしていない息子。公園から秩父駅までの帰り道はクタクタだった。
石を蹴りながら帰る提案をしてみた。私も別の石を蹴りながら歩いた。なんだか懐かしいくすぐったい気分になった。


息子にとっても楽しい一日だったようだ。

何事もやってみる、迷ったらチャレンジしてみる、工夫してみる、を体感して何か感じただろうか。


不登校になって何が良かったかって、空いている平日に息子と出かけられることだ…(笑)


ちなみに蹴ってきた石は、途中ワープさせると言ってタオルに包んだりしながら、今、「秩父の石」としてわが家の玄関に置かれている。

「秩父の石」と「高尾山の枝」


これからも、息子が自分の意志で動き、ささやかでも未来にワクワク出来るよう、毎日を積み重ねていきたい。














この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?