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息子が修学旅行に参加しようとしている…


私は、もう息子に任せている。

学校での勉強も、各種イベントも、親としてはすべて手放した。サポートはするが、息子が決めて動くのが一番良い。

不登校といっても本当に人それぞれ。
人生もそれぞれ。


完全不登校1年3ヶ月。

その間、放課後先生に会いに行ったの2回、オンライン授業参加2回のみ。

繋がっている(たまに遊びに来る)友だちは1人。


そんな息子が、修学旅行に参加するつもりでいるようだ。参加したい気持ちがあるようだ。

やりたい事があれば、やる子なのだ。


とはいえ、修学旅行に参加するためには、乗り越えなければならない壁はいくつかある。

大人数、決められたルール、スマホやPCなし、大人なしで寝る、苦手な同級生、周りの目や声、班や係決めなど事前準備、等々。

時に楽しそうに、時にイライラしながら、先生とメッセージのやりとりをしている。


私の役割は、息子のマイナスな気持ちや愚痴をしっかり聞いて共感してやる、というサポートのみだ。


ちなみに、一眼レフカメラを持って行っていいか先生に質問して却下されている。恐らくダメと分かっていて質問しただろう。

学校という場所がどういう場所かはイヤというほど理解しているだろうから。

しんどい、つらいと弱音を吐きたい時は、相手を信頼し、受け止めてほしいと願っている時である。その言葉に心から耳を傾け聴いてもらえたら、大きな「癒し」にもなるだろう。「こんな私であっても大丈夫だ」という安心を子どもに提供できる大事な機会になるし、共感と愛によって子どもの心に「自分が自分であって大丈夫」という自己肯定感をふくらませてやれる絶好のチャンスにもなる。

高垣忠一郎「悩む心に寄り添う〜自己否定感と自己肯定感」 



「一生学校なんて行かない」「生きていたくない」そう言って毎日泣いて暴れていた一年前を思えば、修学旅行なんて行っても行かなくてもどちらでもいい。

「修学旅行」というものに納得をし、行きたい気持ちが大きければ、自分で何とかして行くだろう。

友だちと先生を、学校を、もう一度信じて動いてみるならそれもいい。


ちなみに、今日息子は「男5人旅」に出かけている。新幹線に乗って京都で一泊。

出張で先に京都入りしている夫と朝合流するため、昨日の夜は夫の後輩の家に一人で泊まりに行った。

荷物の最終チェックだけは一緒にしたが、全て自分で準備し、自分で予定していた時間に出発して行った。

息子の行動力には本当に驚かされる。


行きたい場所があれば行くし、会いたい人がいれば会いに行くのだ。

そして息子には、自分でそれを見つけていく力がある。


いや、

ただ、私と出かけたりはもう飽きたから、ちょっと「修学旅行」に興味が湧いた、ただそれだけの話かも知れない…(笑)






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