大細密展2020~キャンドルとイメージ~
仄かに灯る その炎に
揺らぐ心を添わし
微かな未来に
明かりを灯す
「トモシビ」2020年
インク/ケント紙(額有り)
作品サイズ:218×154㎜
(c)卯月 螢
アグモキャンドル「蕾」
写真:卯月 螢
心を
風に贈る
見果てぬ明日と帰らぬ今日に
「チルヒトヒラ」2020年
インク/ケント紙(額有り)
作品サイズ:218×154㎜
※ギャラリーオンラインショップ掲載作品
アグモキャンドル「ヒトヒラ」
写真:卯月 螢
※題名に商品名が入るので、キャンドル作者に確認をとらせてもらいました。
小池 安雲さん、ありがとうございます。
キャンドルは灯すと溶けて姿が変わる。
それは当たり前の事だが、ハンドメイドのものは少し違う。溶ける過程に個性が出るのである。
そしてもう一つの魅力が【揺らぎの炎】
キャンドルの炎の揺らぎは心を落ち着かせる作用があるらしい。
聞いてもあまり実感は無かった。
アロマキャンドル等試してみたが効いた試しが無い。
だから初めて手にした時はこれ程に好きになるとは思わなかったのである。
キャンドルの作者である小池安雲さんは不思議な魅力がある人である。
初めてお会いしたのは初個展時、とても熱心に作品を見て頂いて‥その姿が印象に残ったのでお声をかけて話をしたのを覚えている。
とにかく笑顔が綺麗な人で
とにかく話が合った。
人見知りで神経質な私が良くあれだけ話したものである。
そんな方がキャンドルを作り、近く展示をすると聞いて興味を持った。
それがきっかけ‥
ハンドメイドは好きであるが、あまり買うことはない。
人の手から作られたものは、作りてを映すので強すぎると気になってしまう。
展示会で手にした時、手にしっくりときた。
その当時イメージするときは、自分の中に在るものをえぐり出して描くものかと思っていたのだが‥灯して炎を見たときに精神の澱んだものがフッと消えるような印象を受けた。
これが【揺らぎの炎】かと実感した瞬間である。
今までの硬い価値観が溶けて視界が開けるイメージを感じた。それが心地好く側に置くことを決めた。
キャンドルを灯して浄化するイメージ
そうすると疲弊した精神が落ち着くのを実感する。
そのイメージをたどり、描きました。
なので私にとってキャンドルはイメージを与えてくれる特別な意味を持つのです。
明日7/30~8/5から渋谷東急本店で展示販売をされるそうです。会期が重なって残念ですが、行けるときには必ず足を運びキャンドルと小池安雲さんにお会いしたいものです。
【大細密展2020】
2020年7月29日(水)~8月2日(日)
11時~19時(最終日17時)
アートコンプレックスセンター
入場無料/予約制
http://www.gallerycomplex.com/c/daisaimitsu2020/index.html
小池安雲:アグモキャンドル
【AGUMOCANDLE】
渋谷東急本店6F下りエレベーター側
2020年7月30日~8月5日
https://space-bliss.com