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~いつかの境界~体温の絵画

曳舟 gallery hydrangeaで行われている展示会

蝶をテーマにした「いつかの境界」に行ってきました。

招待作家/メインビジュアル作品

濱口真央さん/中井結さん

参加募集の呼びかけが始まりすぐに満席になってしまいご一緒する事は叶わなかったのですがお二人の作品は前から見たくて仕方ありませんでした。個展などされていても休みが合わずいつもSNSで画像を拝見することが多かったのでどうしても原画を拝見したかったのです。

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昨今、簡単に人と集まれない毎日で個展や公募展もオンラインが多い日々が続いています。宣言が解除されても気分的に外に出る事をためらう事がしばしば。人と合えない、友人知人と会って話が出来ない。オンライン上で画面を通せばよいのでは?とも思いますが幾ら二次元でリアルにされても感覚的に寂しいものです。


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絵などもそうですが、画像でうまく修正しても綺麗にしてもなにも思えない事があります。写真のようなリアルな絵と言われても写真ですし、写真は撮る人の琴線の触れた瞬間を切り抜くものであってそれを模写しても描いた人間の感性とは言えない。

何かを通すという事は元の感性がぼやけてしまう印象がします。

その人のフィルターをとおし表現されたものはとても臨場感があります。

濱口さんの繊細な筆使いで描かれたレースは少女の儚さを感じ

中井さんのコケティッシュな表情に痛みを感じる線と吸い込まれそうな瞳

画面の中の少女たちに実際に触れたわけではないですが

頬の冷たさ その中に流れる血の熱さ

流れ落ちた涙の仄かな感覚までも感じ取れるようで

見とれてしまいました。


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蝶というのは蛹となり一度眠り再び飛び立つことで、魂の象徴でもある。

ほの暗いギャラリーに舞う作品の乱舞は清涼として癒されます。


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gallery hydrangea企画公募展「いつかの境界」

2021年4月8日(木)~4月18日(日)(火・水 休廊)

13:00~18:30(最終日17:00)



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卯月螢 /心の風景を描く「心象画」
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