制作日記:「感情」と「感覚」を改めて考える
気持ちの理由を探す制作
始まりの一枚を描く制作
詩画集「胡蝶の夢」を掲載してから新たな制作の為の一枚を描いている。
〈掲載後の始めて描く一枚〉
ではなく〈次の制作の鍵になる一枚〉
公募展などではテーマが自由だったり、決まったテーマがある。
数年かけてあるテーマをひたすら制作する作家さんもいると思う。
前回の記事で語ったかも知れないが、きっと私は「文系脳」かもしれない。
なにか一つの話(物語)を制作する為のテーマが欲しい。
制作に起承転結を付けたいところがある。
だから詩画集を作るかもしれないけれど、〈起〉から〈結〉に至るまでの柱になるテーマの絵が欲しい。
今年は生活でも制作でも〈リスタート〉というテーマを上げている。
生活と制作が影響し合っているので、日々の生活から思った事や感じた事を〈形〉として残したい。
しかし、〈言葉にできない事〉というのがままにある。
「この気持ちを納得するには〈言葉〉がたらない」
なので頭に浮かんだイメージを絵で描く。
〈印象〉で絵を描くというのが私の制作らしい。
これは一年以上、この制作日記を書いてきて気付いた事だ。
「作品は日記の様なもの」
「自分の感覚と向き合いながら制作をする」
どちらにも通ずる考え方だと思う。
物事に、なにか理由が欲しい。
何かを感じるのに〈理由と結果〉があると信じている。
〈物事には理由があり、感情にも理由がある〉
なので〈一つの言葉にならない気持ち〉でも〈気持ちを抱いた理由〉が知りたい。その為に〈絵〉を描き〈言葉〉で読み解く制作をしているのかもしれない。
なんとも面倒だが、「他人の勢いに同調しやすく流されやすい生き方だったので【感情】ひとつうやむやにしたくない」という後悔があると思う。
些細な感情でも丁寧に紐解いて納得したい。
今、生活でも気を付けている事。
だから今の自分が抱える【思い】を紐解ける【鍵】になる一枚。
その一枚を描いています。
〈印象〉最近よくでる言葉に気が付く
制作を進めながら、改めて自分の描いている作品について考える。
きっかけはSNSでの自身のプロフィール。
「昨年からあまり変えていない・・な?」
今年から「色彩」を使うようになった。
詩画集を制作して「文」も書けるようになった。
年始から「価値観の変化があった」と言っている。
今年の目標は「リスタート」
「発信場所のプロフィールが変わっていないのはいかがなものか?」
あらためて自分のプロフィールを考えた。
まず「何を伝えたいか」「何を描いたり・書いたりしているのか?」
昨年からの〈制作日記〉を描いてはいるが、最近に書いた〈印象〉という言葉が引っかかった。
「イメージは昔からよく声にしているな」
と思ってから、昨年の作品や詩画集を振り返る事にした。
思い浮かんだ言葉を調べてみると解決策が浮かぶもの。
絵を見て振り返ると感覚や感情を描いているものがほとんど、文に至っては「自分の感覚を表現している」とそのものを書いている。
盲点だ・・「なんで今まで気が付かなかった」
〈意識しないで行動している事〉はよくある事だが、〈意識して制作していたのに言葉が浮かばなかった〉とは。
「自分の感覚と向き合いながら絵や詩を制作しています」
音声日記で週数回も声にしているのに、それが〈心象〉とまったく気が付かなかった。
振り返ると〈視野が狭かった〉ように思う。
ここ数年で空が広い事を痛感したり、自分の感情に足りない部分があった事を色彩心理を受講して思い出し自己肯定感が低い人間だったことも気が付いた。
〈自分に自信がないと顔を上げる事を忘れる〉
今までの自身を振り返り、自分を過大評価しないでありのままの自分を認めてみると「否定するほどの事は無い」と肯定するようになったかもしれない。
自己肯定と言うのは大げさかもしれないが
「いろいろあったのに、よく生きてきた」
最近、しみじみ思う。
視野が広がり、自分を表す言葉に〈否定〉以外のものがある事に気付きはじめ〈自分の感覚と感情に向き合う制作〉=〈心象〉にいきついた。
気が付いてからSNSでのすべてのプロフィールを見直して書き直した。
投稿のタグも【心象画】とつけるようにした。
歩いている道(制作のジャンル)が分かると行動も少しずつ見えてくるものだ。今はどうやって自分の作品を知ってもらおうか、改めて考えて勉強する時間を作ろうかと思っている。
フォローしていただけると嬉しいです。
改めて、心象画を描いている
「何かを気付くのはいつも絵を描いている時」
チクチク描いていて、不意に手を止め〈何かに気が付く〉
「何かについて考えよう!」というのはきっかけにはあまりならない。
きっといつも何かを考えているのだと思う。
いろいろ頭で考えていることが、不意に降りて来て絵を制作することで繋がると思う。
制作の休憩時に、動画を見ていて耳に入った台詞で。
野菜を切っている時など無意識の中で雑多に浮かんだ言葉が。
絵を描く事で繋がって〈気付き〉という言葉が浮ぶ。
思考、「思い」「考える」という事は面白い。
「心象画を描いている」
過去にもしかしたら言葉で聞いた事があるかもしれないけれど、自分で言葉を考えて理解して納得するまで認めない・・いわゆる頑固なところがある、私の性格。
何年も自分の制作について考え、言葉を考え、納得していきついたのが、昨日(2024年9月3日火曜日)の制作というわけである。
思い返せば10年近く自分のプロフィールを考えていた事になる。
だいぶ遅くて残念だが、今年に気が付いて良かったとも思う。
今年の目標が〈リスタート〉良い意味での再起動・再開の年になると願いたい。
心象画とは、心の中に思い描いた景色や、体験や感情、感覚によって生み出された想像上の風景を描いた絵画。
今まで制作してきた作品はすべて〈心象〉だった。
気付いてみればあっけない。
「私は、心象画を描いています」改めて声にしようと思います。
noteのプロフィールも少し直しました。
改めてよろしくお願いいたします。
制作日記
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