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【雑感】”ふてほど”が止まらない。

TBSラジオは27日、同局の番組「生島ヒロシのおはよう定食」「生島ヒロシのおはよう一直線」のパーソナリティを務める生島ヒロシさん(74)が、27日の放送をもって番組を降板したと発表した。

理由について、同局は「生島氏にTBSグループ人権方針に背く重大なコンプライアンス違反があったことを確認したため、番組出演の継続が不可能と判断した」と説明している。

出典:生島ヒロシさんがTBSラジオ番組を降板 「重大なコンプライアンス違反を確認」と同局
(『産経新聞』2025年1月27日)

なんともまぁ、いやらしいことしますねTBSさん。どうみてもトカゲのしっぽ切りですが、、長く続いている番組、TBS本体が全く無関係ってことは無いでしょうに、しかもフジテレビの会見の裏番組的に流すとか。

「関係者のプライバシー保護の観点から説明を控える」って、なんで自分達だけはそれが許されると思ってるのでしょうか、ほんと、ダブスタカッコ悪い、というか、もはや害悪でしかない。

今回のTBS問題は、視聴率優先の名のもとに放送倫理を軽視してきたテレビ放送界の体質から生じたものであり、マスメディアは、報道機関として強い倫理性が要求されていることを今一度自覚すべきである。

出典:TBS問題(放送倫理)に関する声明
(「日本弁護士連合会」1996年4月22日)

まぁ、TBS(と毎日新聞)は、坂本弁護士事件についての贖罪をする方が先だとは思いますが、さっぱりと出来ていないのだなぁ、、と。1996年の時点で問題の本質を指摘されているにもかかわらず。

少なくとも、フジテレビの会見に隠れて出してくるあたり、当事者であるTBS本体には自覚はないのでしょうね、、との証左にしかならず。おのずと他も含めての「既存オールドメディア界隈全体」の傲慢さをもあらためて実感しています。「マスゴミ」とか「オールドメディア」と言うな!とか切れ散らかしていたジャーナリスト()さんも含めて。

今回のような一放送メディアの倫理性を欠いた不適切な対応が権力の介入に口実を与えないためにも、マスメディアは、当連合会が1987年第30回人権擁護大会での「人権と報道に関する宣言」で提唱したように、調査機能を備えた自主的解決機関(報道評議会など)の設置を真剣に検討するべきである。

出典:TBS問題(放送倫理)に関する声明
(「日本弁護士連合会」1996年4月22日)

30年経っても本質的な変化が出来ていないのであれば、もう自助では無理じゃないですかね。一度「既得権益層」を更地にした方が再建もしやすいのではないかなぁ、、まずは「電波オークション」、「クロスオーナーシップ規制」を導入してみてはどうですかね、、なんて、フジテレビの会見がどうにもグダグダだったとの話を眺めながら。

当初、10分ディレイとか自己検閲かけてるねぇくらいの見方でしたが、実際に現場に居たらしい一部記者の民度の低さを耳にすると必要なリスクヘッジだったのかな、とは思います。

それこそ、自分たちが今まで取材してきた対象にも同じだけの配慮が出来てれば、、まぁ、そんな良識があったらそもそもこんな事にはなっていないか、なんて風にも思いながら。

さて、私自身は直接観るつもりもなく、他メディア(主にSNS)で流れてくるであろう情報を二次的異つまみ食いで十分といったところでしたが、珍しく家内がプンスカしていたので、なにかと思って聞いてみたところ、、

「望月さんってなんなのあれ、あんなのがいるから女は感情でしか動けないとか言われるんだけど、ホント迷惑」

との事で、「人の話を遮る、ヒステリックにガナリたてるだけで中身が無い、同じ質問をバカみたいに繰り返すだけ」と、いつものイソコパイセンの振る舞いだったようです、ある意味一般向けデビューおめでとう?(菅さんに一刀両断されてたのが懐かしいですね)。

結局、午後4時過ぎから翌日の午前2時半くらいまで10時間以上やってたんですかね(ドラマがみれなかったと、家内はおかんむりでした)。ろくに休憩も挟まずに一部アレな活動家から中身がない感情的な叫び声で詰められるだけってあたりで、フジに同情が集まるくらいのハラスメント状況でもあったようで、、真っ当な記者から末端の活動家までのレベル差(品性含)が可視化されたとの点では、なかなかに興味深くもあります。

とはいえ、くだんの望月衣塑子氏の他、佐藤章氏、尾形聡彦氏、横田増生氏などのある意味でオールスター的な面子が集まってもいたようですが、もちろん、中には真っ当な「記者(ジャーナリスト)」さん方も参加されていたようです、帝国データバンクの情報部さんとか、、いい意味で怖いですね。

マスメディアは今回のTBSの問題を他人事とはせずに、自らの問題として受け止めるべきである。マスメディアが、市民の信頼を維持するためには、ジャーナリストとしての責任の自覚と、報道倫理、放送倫理の確立のため、記者研修、社員研修を含む制度の抜本的見直しを早急に行うべきである。

出典:TBS問題(放送倫理)に関する声明
(「日本弁護士連合会」1996年4月22日)

ここ最近、自分の職場も含めて、業界、職制、職種等々問わずに「まずは人柄が大事」だよねぇ、なんてコトを実感することが増えていますが、業界内からも声が上がり始めているのは多少の希望は持てるのでしょうか。これが自浄作用といて働いていくことにつながるよう祈っています。

そんなに毒されていないであろう若手の方々の中には、十二分にその資質、問題意識を持たれている方もおられるでしょうから、ご自身が所属する業界をきちんと「社会に必要とされるもの」として認知させていくよう頑張ってほしいなぁ、なんて(幽かな)期待とともに。

【日枝久・相談役が「企業風土の礎を作った」】
フジ・メディアHDの金光修社長は、フジテレビの日枝久・相談役について、「企業風土の礎を作ったことは間違いない」とした上で、「今回の問題の遠因になったか、第三者委員会の調査対象になる」との認識を示した。

出典:【詳報】フジ記者会見が午前2時過ぎ終了…HD金光修社長「こんなに長いのは反省しなければ」
(『読売新聞』2025年1月28日)

そういや、パイセンが繰り返しガナリたてていたらしい日枝久氏、元?共産党員らしいですが、その心意気は企業風土に反映されてるんですかねぇ、多様性を欠片も認めない排他性の塊として、独裁者気質満載に。とりまきの橋下徹氏にいたっては天皇陛下と同列とか、もうね、小一時間(略、、というか、不敬罪復活させてくれ、本当に。

そういや、まだまともだった時代の佐藤優さんの著作に「余人をもって代えがたいと思いたがると。だから癌細胞化する」なんてフレーズがあったなぁ、、なんて思い出しました。

さて、第三者委員会が無事に機能するのかどうか、中居くんの件には関わりないとしても「そもそもの企業風土を作った」とまで言われたら、なにがしかの責任をとることになるのだろうな、とは思いますが、まともに機能するのであれば。

まぁ、いい機会なのでリスクヘッジの観点からも”アカ狩り”しておいてほしいですね、日枝久氏を無意味に擁護するヤカラも含めて。

個人的には、競馬中継がいっそどこかに移行されればくらいかな。テレ東かBS11だと、今までの積み重ねなども含めて安心できるんですけどねぇ、、フジテレビさんは当座、天気と交通情報の他、今までのドラマ再放送でもしてればいいんじゃない?

そんなこんなで今回の会見、広義なメディアの「上流から下流、そして肥溜」の様相まで垣間見えて、傍観者としては非常に面白い情報がでてきているな、と。

そういった意味では、例のパイセンたちをジャーナリストに区分するのは真っ当な方々に失礼なので「活動家」とすると、、活動家によるハラスメント、「カツハラ」なんて言い回しが出始めたりしたら、これまた面白いのですけどね、ないしは、「ふてほど」からの「ほどはら」とか、、まぁ、このまま自浄作用が働かないのであれば、どうでもいい存在ですな。

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