手話勉強の日記 11月27日
今回はメモを書いている手帳の写真です。反応やいかに。
めちゃくちゃ汚いですね、これは書いている面を全く見ないで書いてるからです。そもそも字が汚いですけど、これは本人でも読めないレベルです(笑)
このメモだけでどう記事をかけるか解析してみて、私の思考回路の推測もできますよ!
本日の内容
前日に行われた手話フェスティバルの話。
↓
教科書の第29講座 空間をうまく使いましょう
上下空間 指差しと視線の活用
↓
見る、見た、などの表現の違い
フェスティバルの話
これはまたしても参加していなかったので参加された方からのフィードバックをもらいました。
今回のメインの内容は手話漫才でした。”月曜男”さんと”かおりん”さんです。
前年は手話狂言でして、そちらには自分も参加しました。
今年は別の予定が先に決まっていたので不参加でした。
式典が先にあって、それが終わってから本編の漫才が始まったと聞きました。
残念ながら、どうやら式典の時間が長すぎてあまり漫才の時間がなかったそうです。
式典が長いってどういうことだろうと思ったら、各組織の出てきた人のスピーチが長かったそうです。
校長先生の話が長いみたいなイメージをしました。高校生の頃は校長先生の話がマジで長くて、夏は貧血で倒れる生徒が出るような集会を体験したことがあるのであまり笑えません。
どうやら話の長い人、空気をあまり読まない人は聴者もろう者も関係ないのだなと、これは新しい学びでした。
3名の感想は
・かおりんが飛ばしていたので、若干月曜男さんが気を使って窮屈そうにしていた
というのが先生の感想。
・みんながリアクションする場面で意味がわからなくて単語をもっと知ろうと思った
というのが一人の方の感想。
・最初は理解できるのかなと思ったけど、いざ始まると面白かったし、動きで参考になる部分が多かった
というのがもう一人の方の感想。
内容に関しては表現が難しくて手話では言えないとのことでした。
ここで音声日本語で聞けよって今書いてて思ったのですが、口を閉ざすのが基本だったのでそういえば誰も聞いていませんでした。
ケーキネタ
これはもうすぐイベントの日です。全員にケーキ食べますか、という問答をした際のメモです。
noteでは全く触れていませんが、書いてる私はかなり甘党でして、毎日のように甘い物を食べています。クリスマスはもちろんケーキは食べます。ホールで買っていきます。
手話でそう表現して、何人で食べるのと聞かれたので、2人と返すと、みんな付き合ってる人と食べるんですね、みたいな空気になった瞬間に母ですと答えて、へーってなって終わりでした。
ここの反応が自分にとって楽なんです。解説します。
これって音声でもよく聞かれる流れなんです。
初期の頃の手話の練習って家族は何人って聞いたりします。
2人っていうと、大抵結婚しているか、同棲しているのかと思われます。
年齢的に当然なのですが、誰とも付き合っていませんし、結婚も正直考えていません。
そして、音声の大抵の会話では人数より先に、実家に住んでいるの?みたいな話になって、実家はあるけど別の場所で母と住んでいます、というと??って反応になるので父が亡くなっていますと答えると大抵の人はトーンダウンします。
この辺りの表現をしても、ろう者の方は単に事実だけ、文字状の状況だけを理解して反応は全く変わらないことが多いです。へーって部分ですね。
人によりますが、それ以上の反応はいらないので個人的に嬉しい反応になるわけです。
ちょっとそれます。
どなたかもっとすごい状況や経験の人がいるとして、理解はしてもそれ以上の感情は当人に取って嬉しいかわからないのに押し付けはしません。
道徳って本来考えるべきもので、こうしましょうって先生や教科書の内容を反映するべき単純な物でもないと考えています。
それに対して、協力するか力になるか、ここは全く別問題で
こっちに全開の人間なので、無力感に打ちひしがれながら今日も努力だけしていようという日々を送っています。
ちなみにケーキは材料を買って自作している方もいて、それはまた良いなぁと感じました。時間のある日々に変わったので自作ケーキは来年の挑戦項目になるかもしれません。
笑う の使い方
手話では3種類あるという説明でした。
・微笑み 口を広げる
・笑う 口の近くで手を動かす 辛い甘いに近い表現(いや、違いますけど勉強してない人は判断が多分難しいはずです)
・面白い、笑う お腹に握った手を当てるような動き
段階としては下に行くほうが大きく笑っているイメージです。
ニコニコという笑い→面白いねっていう笑い→思わず声が出る笑い
こんな感じで自分は理解しています。
見分け方は
口の近くの笑うは”前のめり”
辛いの動きは”後ろに引きながら”
という動作もあるそうです。
なるほどと思いました。確かにニュアンスのネガポジで前か後ろって判断できるのでこの知識は活きそうです!
今回の教科書の内容
正直、後期教室に入ってずっと難しいです。
例文 私は、部下の要望を聞いて社長に伝えた。
これを表現するのですが
部下の位置が下で、社長が上になります。
空間的な意味で目上の人や下の人を明確に分けます。
最上位は何って思われたかもしれませんが、おそらく天皇陛下です。独特の表現があります。これって皇族で手話が使える方がいる歴史ともリンクしてるのかなと感じます。余談でした。
要望をどう表現するのか、先に人物を置いて、そこを移動させるイメージです。
文章だと意味不明ですね。
メールとかだとわかりやすいかもしれません。
メールを表現 間を置く 部下 右下に 上司 左上に メール右下から自分から左上に
書いてて最適解答ではないなと思ったのですが(多分メールだと最初に表現しなくてもいいし、メール表現じゃなくて指差しでいけそうな気がします)
この辺りって、ろう者同士で通じないと表現変えてやり取りを素早く繰り返すそうなので、これ!という絶対正解表現はないようです。
例文 保育園に娘を迎えに行ったとき、聞こえるお母さんたちが楽しそうに話しているのが、うらやましかったです。
これもやりました。
まぁそうだよなと思いつつ、これのポイントはどの移動手段で保育園に向かっているのか、お母さんたちの位置と人数、でした。
何人かで考えても回答に近くならないので、もっと基礎勉強しないといけません。
この辺りの理論的なのは後程の投稿にも書きます。
見る の表現
見るって大きく2種類あります
2本指を伸ばして、チョキの先を見る対象に向ける みる
指文字の め の形、メガネみたいな形を自分の目の前で動かす みる
集中して見ているのか、単に視界に入って見ているのか、の差のようです。
ただし、この辺りの感覚が聴者とろう者で違うそうです。
どっちがどっちだったらちょっと怪しいのですが
集中が めの形 下だったかなと。
これに関しては大学で研究している内容も教授などから資料を見せてもらったこともあるのですが、まだ発表前らしいので書きません。
面白い内容でしたし、みんなに知ってもらいたいなとは思う内容なのでいつかは書きたいですね。
学術誌ってものによって掲載がめっちゃ遅れますからね・・いつになるやら
楽しいという感覚で見ているのと、集中して見ているか、みたいな切り口もあるそうです。
音韻変化
これが手話でもあるよ。という内容も学びました。
せんたくき→せんたっき みたいなやつです。
見る 終わり これが 見た(見るの手をすぐ下げる、指文字 ね に近い感じ) という省略の表現にしている人も多いよ、という内容でした。これも経験で勝手に変化している人が多いらしく数多くの人と交流しているうちに自然に覚えていくそうです。
まだまだ普通の表現もわからないので、先は長いですね。
借り物しました
今回”わが指のオーケストラ”という漫画を借りました。手話教育を守って推進していた実在の人物のお話です。この方のエピソードは映画化もされてますね。
漫画は通訳の先生の私物です。
一般流通していないせいで初期の頃の商品がかなりプレミアになっており、図書館で検索しても持っている場所が少なかったです。
書いている今のタイミングではもう読みました。
別で感想は投稿します。
出版社、何社か交渉ができるので、なんで販売ルートが終わったのかと権利買い取って再販できないかって企画投げてみても面白いかもしれないですね。
ドラマなどで再注目されていて、誰か芸能人など影響力のある人のきっかけで、再販されてとても良い内容ですって紹介してもらえれば、これはほぼ確実に黒にできる案件だと思われます。
どの出版社も手を出さない時点で何かあるのかもしれませんが、聞いてみるだけ聞いてみようかなと思います。
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