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多言語学習のススメ

僕は語学学習が好きです。勉強というよりはどちらかというと趣味に近いです。
海外にいくとすぐに現地に言葉を覚えたいという衝動に駆られます。
一応日本語以外に英語、中国語、そしてほんのわずかなベトナム語が話せるのですが、一つの言語を勉強するよりもいろんな言語を少しずつ勉強するのがオススメという話です。

ちなみに僕の語学能力は以下のような感じです。

英語
- TOEIC 630点
- イタリア人の友達に「おまえカナダに3年半もいて英語そんなレベルか」と言われたらレベルです。
- ネイティブスピーカー以外の人と英語で話すときは対等に話し合えると思っているレベルです。
- 電話はとても苦手です。

中国語
- HSK7級。昔の7級なので今のHSKレベルではどのくらいか知りません。
- 中国に行って話したらだいたい「田舎から来た人か?」もしくは「韓国人か?」と勘違いされるレベルです。
- 台湾人には「大陸なまりがひどくでダサい」と言われたレベルです。

ベトナム語
- 日常会話できないレベルです。
- 「家に帰ったら犬の散歩にいかないといけない。」というフレーズが言えるくらいのレベルです。
- 南部弁の聞き取り練習はいつも心が折れます。

ということでYoutubeで出てくるような多言語スピーカーの強者とはほど遠いですが、書き留めたいと思います。

多言語学習をすすめる理由1:言語学習は飽きる

まず第一に言語学習はすぐに飽きます。特に新しい単語覚えたり、早口のニュース聞いたり、天気予報ばかり見たりと、とにかくすぐにだるくなります。慣用句を覚えるなんてもってのほかです。
僕は飽きたら別の言語勉強に切り替えます。
言語学習は一定以上のレベルにくると、同じことの繰り返しなので、そういうときは比較的始めたばかりの言語に取り掛かります。
僕の場合はそれがベトナム語なんですが、習いたての言語は上達も早いので楽しく学習できます。

言語学習に飽きたら休憩するではなく、他の言語をやるという方法です。


多言語学習をするめる理由2:似ている言語は勉強しやすい

イタリア語やると、スペイン語とポルトガル語なども勉強しやすいとか聞いたことがあるかと思います。実際に他の言語でも似ている言語同士だとそんなに習得に時間がかからない傾向があるので、やらないのはむしろもったいないと思っています。

僕の場合はそれが中国とベトナム語です。
どのあたりが似ているかというと主に以下のところになります。

・声調がある(ベトナム語のほうが声調が多い)
・発音が難しい
・逆に文法はとてもシンプル(過去形などは2種類くらいしかない)
・文法の並びが英語と似ている
・漢字からきている言葉が多い

中国語を一度習って人はぜひベトナム語に挑戦してほしいと思っています。
まずベトナム語の声調は難しいですが、声調というものが存在していることが中国語学習者には分かっているので、苦手意識はないでしょうでしょう。
さらにもっとも重要なのが、ベトナム語には漢越語(かんえつご)という漢字由来の言葉が多いということです。もともとは漢字を使っていた民族なので、日本人と同じように漢字を使った言葉とそうでない言葉が入り混じっています。

例えばこんな言葉です。
「現在」の読み方
日本語:ゲンザイ
中国語:シエンザイ(xianzai)
ベトナム語:ヒエンタイ(hiên tại)

「災難」の読み方

日本語:サイナン
中国語:ザイナン(zainan)
ベトナム語:ヒエンタイ(tai nạn)

僕は耳で聞いて単語を覚えるのが極端に下手なので、ベトナム語の新しい単語でも一度漢字に置き換えて、それから覚えるようにしています。
とにかく中国語の知識がベトナム語学習にかなり役立っているので、ひとつの言語からより近い言語へと移ると多言語学習の近道になると思います。

多言語学習をするめる理由3:話せるとカッコいい

まあ理由というよりは気持ちですね。
英語で「I am Japanese」と言ってもみんなびっくりしないですが、ベトナム語で「Anh là người nhật bản」というだけでびっくりされると思います。
という自己満足感が得られるのが英語以外の言語かなと思っています。

かなり古い話ですが、恋する惑星という映画で金城武がいろんな女の子に電話をかけるシーンがあるのですが、広東語、北京語、日本語、英語という風に順番に違う言葉で電話をしていて、あれをみてなんてかっこいんだろうと思ったことがあります。
僕が多言語学習をしたいのはあの場面を見たからかもしれないです。

多言語学習のおすすめ学習方法は?

これもネットでいろいろと言われていますが、僕はやっぱり「独り言」かなと思っています。
家に帰ってから犬の散歩をするのが日課なんですが、誰も通らない暗い裏道に差し掛かったところで独り言練習をしています。
「今日は疲れた。」「I am really tired.」「Hôm nay anh rất mệt.」「我今天很累」みたいな感じで誰に話すともなく、今日一日の出来事などをつぶやきながら散歩しています。
単語を知らなくて言えないときは、その場でスマホで調べたり、とりあえず思っていることを口に出す練習をしています。

これくらいだと勉強するという意気込みもいらないし、少しずつ言語に慣れる(というか忘れない)練習になります。

多言語の世界を垣間見れるYoutube

世の中グローバル化していっているということで、みんなが英語を話せる世界を想像しているかもしれないですが、僕の考えるグローバル化はいろんな言語が飛び交っている世界なんだろうなと思っています。
カナダで働いていた職場はまさにそんな感じでした。
僕のいたデザインチームにはカナダ人、中国人、ウクライナ人、そして僕という感じで、ウクライナ人は仕事中に携帯電話ばかりしていて「ダー、ダー」とロシア語を話していて、中国人は別の部屋の中国人と中国語を話していました。他の部屋にはインド人、メキシコ人、イラン人、ルーマニア人などいて、まあ特にそれが何という訳でもなく、日常生活の一コマだったのですが、今思うとこういうのがグローバル化なんだなと気づきました。

そういうのを垣間見れるYoutubeがあるのでぜひ紹介したいです。

マレーシア ・インド ・ 韓国・世界のジェスチャー

マレーシア人、インド人、韓国人がそれぞれの国のジェスチャーをして、どんな意味があるか答えるゲームです。
これが撮影されているのは日本で、みんな日本語も英語も話せます。
娘が大学生くらいになる頃は日本の教室でもこんな雰囲気だったら面白いなあとか想像しています。

How Similar Chinese, Japanese and Korean are

留学している人にはよくある光景なのですが、日本語、中国語、韓国は同じ東アジア圏(というよりは漢字文化圏)としてかなり似た言葉がいくもあります。
それと留学生同士で出し合うのも楽しいのですが、この動画はとても懐かしく感じます。

ということで英語ももちろんとても大事ですが、もう一つ言語を勉強するとまた世界が広がるのでオススメです!

言語が苦手な人はプログラミング言語がオススメ

最後にどうしても言語学習が苦手という人はプログラミング言語がオススメです。発音もないし、リスニングもないし、人と対面して恥ずかしくなることもないです。
JavaScriptなどのプログラミングだと中国語の基礎を習うよりはかける時間が少なくて済みます。

ということでご興味ある方はこちらぜひみてみてください(宣伝です!)
・ほんきでHTMLとほんきでJavaScript受講生募集のお知らせ
https://cshool.jp/blog/2019/11/12456.html

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