第140回 傍観者ではなく挑戦者でありたい
1、安易なイメージから
もしタイムスリップするとしたら
どの時代に行きたいですか。
そんな記事がTwitter上で盛り上がっていたので、私も一つ乗ってみようかと思います。
ちなみにアンケート結果は
江戸時代が22%ほどの支持を受けて人気第1位、続いて僅差で昭和時代が第2位という結果ですね。
昭和は戦後の高度経済成長期の明るい時代、江戸時代も平和で穏やかなイメージがあるのかも知れません。
実際はそうでもないと思いますけどね。
2、時代の目撃者になりたい
これまで呟かれたモノを見ると
まずは大前提として
タイムスリップということで
現代の知識や道具を持ったまま
現代に戻れる前提で小旅行する
という解釈が多いようです。
坂本龍馬暗殺や本能寺の変、関ヶ原の戦いといった歴史的大事件の現場を見てみたいという意見が多いように見えました。
上記のアンケートとかなり食い違っていることが興味深いですね。
後出しジャンケン的な要素もあるのかも知れませんが
タイムスリップしてその時代で生活するということが考慮されていない点で
個人的には掘り下げが甘く、物足りない結果です。
3、過去でどんな人生を送りたいか
そこで、自分がタイムスリップして現代の知識を持ったまま暮らすのであればどの時代がいいかを考えてみました。
個人的に肉体派ではないので、自分が食い扶持を得ることができる状況をイメージすると
例えば戦国時代の禅僧。
知識や教養を持って武将たちの相談役や子弟の教育役を務める。
時には外交官としての役割を果たす。
とかいいですね。
あんまり野心をあらわにしすぎると安国寺恵瓊のように関ヶ原の露と消えてしまう末路を迎えるかも知れませんが。
もしくは江戸時代の儒学者とかも心惹かれます。
ロールモデルは新井白石でしょうか。低い身分から独学で儒学を学び、37歳にしてようやく認められて後の6代将軍徳川家宣に仕官することができました。
彼が進めた正徳の治という改革については現代の視点からは賛否の分かれるところですが、家柄もなく学問だけで国の政治を動かすところまで上り詰めたの
例がないのではないでしょうか。
このような妄想トークは歴史好きの醍醐味ではありますが、普段隠している願望が明らかにされてしまって気恥ずかしいものですね。
このnoteを読んで下さった方はどんな時代を生きてみたいですか?
#タイムスリップ #Twitterネタ #安国寺恵瓊 #新井白石